街は、すでにハロウィーン一色ですね。
ここ数年、加速する一方のこのイベント、
去年だったか、バレンタイン越えとか
バレンタインに並んだとかいうのを目にしました。
ある試算では、バレンタインマーケットが1100億で、
ハロウィーンが1200億、
でも、さすがにクリスマスは強くて7000億だとか。
家計簿の規模からは全くピンとこない数字だけれど
(というか、家計簿もつけてないけど‥‥)
ふ〜〜ん、そんなにハロウィーンは
すごいことになってるのかぁ、
とあらためて、驚いたのでした。
バレンタインみたいにカップル中心のイベントじゃなくて、
ファミリーマターというか、
子どもたちやペットたちとともに大人もコスプレできる!
なんてところが最大の魅力なんでしょうか。
たしかに、モチーフとしても可愛いですよね。
かぼちゃに、おばけに、魔女の黒ネコなどなど
菓子としてもキャッチーです。
これからもっと盛り上がっていきそうな気配を感じつつ、
ハロウィーンはともかく、
芋、栗、かぼちゃの季節ですね!
なによりも!!
秋のなにが嬉しいって、芋と栗とかぼちゃが断然、
おいしいところですよね。
一応、ここでも時候の挨拶みたいにハロウィーンを
リードとして書き出してはみましたが、
正直、街中に溢れかえるオレンジ色を見てても、
わたくし、かぼちゃのおいしさしか連想できていません。
この時期は、木村屋のあんぱんにも
くりかぼちゃとか、栗とか、芋が出ていて
ついついリピートしてしまいます。
特に、安納芋のあんぱんのしっとり甘くて、
おいしいことといったら♪
あんぱんなので、和菓子でも使われるような芋餡とか
栗餡、かぼちゃ餡みたいな中身を想像しがちですが、
そこはさすが、木村屋。
もっと生に近いといいますか、文字として近年よく目にする
“レア”な感じといいましょうか。
(そういえば、チーズケーキではずっと前から
“レア”って使ってましたよね。
でも、最近は全てのものに当てはまりそうな勢いで
“レア”を見かける気がします。)
言ってみれば、甘い焼き芋を
しっとりした薄いパンで包んだような。
コンビニあんぱんとかよりも、ぐっとミニサイズなので
気づくと芋、栗、かぼちゃと
食べてたりするところは危険ですが、
手のひらに感じるしっとりしたあんぱんの重みと
鼻の奥にふわっと届く酒種の香りは至福です。
そういえば、
普通のパンとの一番、大きな違いがこの酒種だそうです。
通常、パンを焼く時にはイースト菌を使いますが、
木村屋のあんぱんには
米と麹と水から出来ている酒種を使っているとのこと。
だから、あの柔らかい優しい香りがするんですね。
正式な名称は、酒種酵母菌という発酵種だそうですが、
明治7年から代々、
この酒種を守る種師に受け継がれている上に
社内の数名により酒種伝承会議なるものを開催して
常に試作と試食を繰り返しながら、
もっともおいしいあんぱんを
探求し続けているのだとか。
(木村屋HPより)
そして、今年になってひとつ発見が。
銀座の木村屋総本店と
直営店(デパートの地下とかにある店)では、
季節のあんぱんメニューが違うのです。
え? そのくらい違うんじゃないの?
って反応を今、されたかもしれませんが、
総本店で扱ってるのは、この黄金安納芋あんぱんじゃなくて
ラグビーボールっぽい形のさつまいもあんぱんなのです。
おいしさでいったら、どちらも甲乙つけがたい感じですが。
なので、総本店と直営店で別メニューを食すという
ダブルな楽しみも見つけつつ、
最後にお詫びを書かなければならないことに気づきました。
今日、買いに行ったら
「安納芋あんぱんは15日までなので、
それまでにいらしてくださいね!」とのこと。。。。
すみません。
ギリギリすぎますが、来年まで待つのもナンなので
取り急ぎ、載せてしまいました。m(_ _)m
ほんの数週間前まで、暑いなぁ〜と思ってたら、
ここ数日はちょっと肌寒いくらいの寒暖差。
秋の深まりとともに、芋も栗もかぼちゃもぐっと甘く
おいしくなるのを楽しみに、どうか良い秋を。
わたなべ まり
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