佐藤雅一(さとう・まさいち)
1959年、新潟県三条市生まれ。國學院大学文学部史学科を卒業。
1994年、津南町職員教育委員会配属、文化財専門員。
正面ヶ原A遺跡をはじめ、苗場山麓開発に伴う町内発掘調査を担当。
2004年、津南町農と縄文の体験実習館なじょもん開館。
文化財保護と活用に尽力。
2009年、教育委員会文化財班長。
2013年、教育委員会文化財班長兼ジオパーク準備室室長。
2017年、長野県考古学会「藤森栄一賞」受賞。
現在、津南町教育委員会参事ジオパーク推進室長。
2015年から國學院大學兼任講師。
著書
「新潟県における中期中葉から後葉の諸様相」1998
『第11回縄文セミナー』
「新潟県津南段丘における石器群研究の現状と展望」2002
『先史考古学論集』11集「隆起線文系土器群」2008
『総覧 縄文土器』
「信濃川中流域における更新世末から完新世初頭の人類活動」2013
『新潟考古 24号』
など、縄文時代や旧石器時代の論文や遺跡報告書多数。
特に、全国的にも縄文時代草創期の第一人者の1人。
また、苗場山麓ジオパークの認定(2015年)、
日本遺産「なんだコレは!信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」
の認定(2016年)にも尽力し、地域郷土史の側面から、
考古学・歴史学・民俗学・地学を総合的にとらえ、
出版事業を大切にし、
地域振興・観光も含めた郷土史活用を実践している。
農と縄文の体験実習館
なじょもん
火焔型土器をはじめ、多くの縄文土器等が出土する
新潟県中魚沼郡津南町にある施設。
訪問したときには、入り口を入った正面に、
もう、本物の縄文土器がズラリと並んでいました。
郷土の歴史を学ぶ「津南学」の講座や、
冬の縄文人の暮らしを体験できる実習などを
開催していたり、
「縄文遺物と現代美術」「火焔土器の魅力」
「苗場山麓 植物民俗事典を読み解く」‥‥など、
魅力的な企画展も、開かれているようです。
ぜひ、足を運んでみてください!
なじょもんのホームページは、こちら。
http://www.najomon.com/page_top/