小湊 |
こんにちは。ごぶさたしておりました!
本ができあがりましたので
お届けに参りました!
|
山下 |
ごぶさたしておりました。
とうとう! ついにできたんですね。
|
田口 |
うわ。めっちゃうれしい。
うわ。なんやこれ。
うわ。すご。
びっくりしたわ。
え? なにこれ? 写真、僕の?
うわっ。僕のや。
|
本を手にして、田口が仰天しています。 |
田口 |
いや、今日は「みちくさの名前。」のうちあわせだろうと
思ってきてみたら、本をわたされて。
|
山下 |
あああああああっ! そうだった!
書籍化のやりとりの時に、
たぐちゃんにもメールするの忘れてた!
ごめんごめん!
小湊さん、ご紹介させてください。
こちら、写真担当の田口です。
|
自分の写真が表紙になっている書籍をみせられた後に、
はじめてその本をつくってくれた編集さんと名刺交換をする。 |
田口 |
はじめまして!
|
小湊 |
はじめまして!
|
田口 |
ああ、びっくりした。
だって、自分の写真が本の表紙になってるんですよ!
|
小湊 |
ほかにも中の本文に
たくさんの写真を使わせていただいています。
カラーの写真と白黒の写真と両方あります。
そうそう、このカバー。
ちょっとめくってみてください。
|
|
|
田口 |
わ! そうか、クイズになってるんや!
|
山下 |
ミズヒキ!
これは、まちがっちゃいけません。
|
小湊 |
そうです。そうです。
記念すべき一つ目の「みちくさの名前。」ですからね。
|
山下 |
そうなんですよ。これは、実際みても
ちゃんと名前が言えます。
ブックデザインも、素敵ですね。
切り抜かれた写真がかわいらしいです!
|
|
小湊 |
お願いしたのは「アルビレオ」さんという
女性の二人組のデザイナーさんで、
もちろん、吉本さんにも会っていただいて、
いっしょにお打合せをして決めていきました。
|
山下 |
それにしても、あの膨大なデータを、
よくぞここまでコンパクトに。
吉本さんと先生との会話形式まで残してくださって。
|
小湊 |
ぼくははじめから、あの吉本さんと先生が
会話をしている感じがいいなあとおもっていましたので、
まるごと書籍にさせていただきたかったんですよ。
ただ、やっぱり、書籍にするときには、
相槌や繰り返しなどをカットせざるを得ない、
というようなことはありました。
編集をされていた山下さんには、
大変申し訳ないのですが。
|
|
山下 |
いやいやいやいやそんなことはないです。
すごい大変だったろうなあと想像できます。
WEBは文字数に制限がないから、
ついつい長くなってしまったり、
逆に短くおわってしまったりというのが
自由ですから。
その自由につくってきたものを、
文字数が制限された中に収めていくのは‥‥。
|
小湊 |
正直申し上げると、
「ここはもうちょっと入れたかった」
ということなどもありますし、
デザイナーさんから、
「このページ、2行はみ出してしまうから
どこかをつまんでください。」
といわれて、泣く泣く2行削除、などはザラでした。
そして、吉本さんには、合計で何回かな?
ゲラをチェックしていただきました。
文章の調整をずいぶんとしてくださったんですよ。
|
山下 |
そういった調節をしながらも、
「書籍版だけで読めるページ」も
ちゃんとあるんですよね。
|
小湊 |
はい。
「春の鎌倉でみちくさ編」の森昭彦さんに、
吉本由美さんがあらためて
みちくさに関する素朴な疑問をぶつけられまして、
その様子を書籍オリジナル企画として掲載いたしました。
|
山下 |
う~ん。読むところがいっぱいあるし、
写真は綺麗だし、
いい本ですね。
自画自賛なのだか、なんだかわからないですが、
いい本だと思います。
本当にお疲れ様でした! ありがとうございました。
|
小湊 |
こちらこそ、ありがとうございました。 |