Miknits 10th Anniversary!

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H O B O N I K K A N I T O I S H I N B U N
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ニットデザイナー三國万里子さんの
編みもののお店「Miknits」は、
2023年で10周年を迎えました!

目薬ポーチに気仙沼ニッティング、
海外の買い付けに機械編みのニット‥‥。
“手編み”という枠から飛び出して、
さまざまな冒険をしてきました。

「思わぬ表現が生まれる母体だった」と三國さん。
その言葉をひも解くように、
三國さんと出会った2010年から
1年ずつふりかえりたいと思います。
集まったのは三國万里子さんと、
ミクニッツを担当してきた歴代の乗組員たちです。
参加メンバー

2011→2012

このまま終わらせるのは、
もったいない。

三國万里子さんとほぼ日の出会いは、
2010年に文化出版局から出版された
『編みものこもの』がきっかけ。
作品のかわいさに惚れ込み、
当時の個展の様子を取材しました。
デザインが洗練されていて、
心から「ほしい!」と思える。
編みものは社内でも大ブームになりました。

2011年 3月

三國万里子の編みものの世界

三國さんの魅力を探ろうと、
とりまく人々にインタビュー。

はじめて三國さんの作品にふれたのが、
『編みものこもの』(文化出版局)。
そこで、ハートをわしづかみにされて、
2010年の11月ごろ三國さん主宰の
「靴下を編むワークショップ」に
参加したのが、三國さんとの出会いでした。

社内でもこぞって皆が夢中になりましたよね。
その魅力は、デザインの力、
そこに尽きるんじゃないでしょうか。
糸井さんがよく言っていた、
大量生産とアートの間に「作品」があるという
言葉がぴったりだと思いました。

三國さんの編むものはアートとして
作品性を高めすぎるのはちょっと違うし、
かといって、手芸という領域で
まとめてしまうには異質すぎる感じもする。
定期的に編みものの本も出していて、
すでに有名人ではあったんですけど、
もっといろんな人に知ってほしいというか、
「ここに留まらせておくのはもったいない」
ということをずっと言っていた気がします。

2011年 4月

三國さんがミトンを編む一日。

読者投稿で決まったミトンの柄を、
三國さんが編む一日。
2011年12月ふたたび実施しました。

最初は、ほぼ日でよくやっている、
気になるクリエイター本人の
取材をしようかと考えたんだけれど、
三國さんと初めて会って話したときに
編む姿を中継することならできそう、という
アイデアがでたんです。
そのあと、乗組員の間で何度も打ち合わせした結果、
「プロローグ」みたいな体で
まわりの方から話を聞いていって、
三國さんの作品自体をフィーチャーしたほうが
魅力を伝えられるのではないか、となりました。
そこで、まわりの人たちに話を聞いたり、
実際に編む姿を見てもらったり、
三國さんをとりまくあれこれを記事にしました。

2011年 冬

ほぼ日ハラマキ。

実際に手編みでつくった柄をハラマキに。

三國さんとほぼ日のはじめてのお仕事は、
「ハラマキ」でした。
そのあとに「気仙沼ニッティング」に
デザイナーとして参加してもらい、
「ホワイトボードカレンダー」の数字、
「ほぼ日手帳」のカバーの柄を編んでもらって、
「水沢ダウン」の内側の柄もデザインしてもらいました。

作品やデザインを通して、
三國さんの編みものの世界を広げていけたのかな、
と思っています。

2013年版「ホワイトボードカレンダー」
数字のデザインを編んでもらいました。2012年販売。

三國さんが編んだフェアアイルとエストニアンニットを「ほぼ日手帳のカバー」にプリント。2012年販売。

水沢ダウンとほぼ日がコラボしたアイテムの裏地に、 三國さんデザインのフェアアイル柄をプリントしました。2012年販売。

(つづきます。)
2024-03-26-TUE
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