2015.1.15(Thu)-18(Sun)

「製本」の魅力やたのしさを、さまざまに味わえる4日間。

美篶堂ショップ
TOBICHI出張所 vol.2

●ほぼ日手帳 製本ワークショップ
●「詩画集『せんはうたう』ができるまで」展示
●谷川俊太郎さん(詩人)・谷川恵さん(ゆめある舎)・
上島明子さん(美篶堂)によるスペシャルトーク
2014年11月、多くのかたにご参加いただいた
「美篶堂ショップ TOBICHI出張所」。
好評につき、第2弾をおこなうことになりました。
このたびの見どころは3つ。
まず、前回多くのみなさんから
「参加して良かったです!」との感想をいただいた
「ほぼ日手帳 製本ワークショップ」。
そして、今回ならではのものとして、
美篶堂が製本を担当した1冊の本ができるまでの展示
「詩画集『せんはうたう』ができるまで」。
さらに、USTREAM中継で開催の
谷川俊太郎さん(詩人)、谷川恵さん(ゆめある舎)、
上島明子さん(美篶堂)によるスペシャルトーク。
「製本」じたいの魅力やたのしさを
さまざまな方向から味わえる4日間です。
よければぜひ、一緒におたのしみくださいね。
 
見どころ①

使い終えた手帳をじぶんの手で製本するのは、
見返したときのうれしさも、ひとしお。
「ほぼ日手帳 製本ワークショップ」

1/17・18 
1回め:12時半~15時半、2回め:16時半~19時半




「ほぼ日手帳 製本キット」を使って、
製本工房・美篶堂のみなさんに
くわしい説明やコツを教わりながら、
使い終えた「ほぼ日手帳オリジナル」を
美しく製本できるワークショップです。

「製本」というと「なんだか難しそう」と
思うかたもいるかもしれませんが、
美篶堂のスタッフのかたがたが
丁寧に教えてくださるので、
初めてのかたでも、美しく製本が可能です。
製本したハードカバーの手帳は、
本棚に並べてもきれいで、
あとで見返すときのうれしさもひとしおです。

じぶんの手帳をじぶんで製本できるのは
想像する以上に嬉しいもので、
2014年11月におこなったときには
当日、参加者のみなさんのたのしそうな声が
ワークショップの時間じゅう響き渡っていました。
また、スタッフが驚いたのが、
ワークショップ後にいただいた
「参加できてうれしかったです!」という
メールから、まだ興奮していらっしゃることが
ものすごく伝わってきたこと。
それらのことが今回、第2弾のイベントを開催する
きっかけとなりました。

「製本じたいのうれしさ」そして
「だいじな手帳をきれいにとっておけるうれしさ」。
その両方が、たっぷりあるワークショップです。
よければぜひご参加くださいね。
(参加方法についてはこのページ一番下の
 「開催概要」をごらんください)

 
見どころ②

手製本でしか作れない工夫満載の本は、
できあがる過程まで、おもしろい。
「詩画集『せんはうたう』ができるまで」展示

詩画集『せんはうたう』は、
美術家の望月通陽さんが描いた線画に、
詩人の谷川俊太郎さんが詩を添えた、詩画集。
やわらかな佇まいの本ながら、
読みはじめると、あちこちで胸をつかまれる、
すみずみまで気持ちをこめられた一冊です。

こちらの『せんはうたう』、
絵と詩のすばらしさはもちろんなのですが、
その内容を活かすように、
造本にも非常にこだわって作られています。
手にとって眺めるとよくわかるのですが、
本の1ページ1ページがすべて袋とじになっていたり、
箱の端がギザギザとした変わった形だったり、
「フランス装」という、表紙が本を包むように
折り返されている仕様になっていたりと、
細部まで、たいへん多くの工夫を
見つけることができます。

そして、
この本の製本を担当しているのが「美篶堂」さん。
出版本である「ゆめある舎」の谷川恵さんの
『すばらしい絵とすばらしい詩の作品なので、
 製本は美篶堂さん以外にお願いすることは
 考えられませんでした』
という思いをきっかけに、
何千冊という本が、美篶堂のみなさんによる
手製本で作られています。
とはいえ、この本ならではの独自の工夫が多いため、
美篶堂の上島明子さんがきっぱりと
「ここまで複雑なのは、手製本でないと作れないです」
とおっしゃる本でもあります。

「美篶堂ショップ TOBICHI出張所 vol.2」では
そんな『せんはうたう』ができるまでの過程を、
製本段階のものを行程順に展示。
製本に使われた道具などもご紹介します。
(17、18日の製本ワークショップ開催中の時間帯は
 ご覧いただくことができません。
 あらかじめご了承ください。
 また、一部、触っていただける展示も
 ご用意する予定です)

製本以外にも、青のインクを3つ混ぜて
表紙の色を作り上げていたり、
「表紙の紙を折る作業」などを
障害者の就労継続支援事業所の人たちの力を借りたり、
できあがるまでに
たくさんの時間と人の手がかけられている本です。
「本」というものじたいに興味があるかたに、
とくにおもしろい展示になりそうです。
よければどうぞ、お立ち寄りください。

 
見どころ③

谷川俊太郎さんの詩の朗読や、
みなさんの本のお話をUSTREAM中継で!
「谷川俊太郎さん(詩人)・谷川恵さん(ゆめある舎)・
上島明子さん(美篶堂)スペシャルトーク」

1/15 16時半~17時半


生配信されたUSTREAM中継の動画です。
約48分ありますので、
どうぞ、ゆっくりご覧ください。



1月15日(木)の16時半~17時半、
「美篶堂ショップ TOBICHI出張所 vol.2」では、
詩人の谷川俊太郎さん、
『せんはうたう』の出版社「ゆめある舎」の谷川恵さん、
美篶堂の上島明子さんのお三方をお招きして、
「本をつくることのおもしろさ」をテーマにした、
ちいさなトークセッションをおこないます。
「製本」のことを中心に、本についてのいろいろな話が
たっぷり聞ける1時間になりそうです。

こちらのイベントは
USTREAM中継でのみの開催です。
インターネット環境のある場所であれば、
お好きな場所でごらんいただけます。
※この時間帯は、
 TOBICHIにはご入場いただけません。

また、この日は谷川俊太郎さんが
望月通陽さんの絵にあわせて
『せんはうたう』のために書かれた詩の
朗読をしてくださる予定です。
谷川俊太郎さんの詩を、ご本人の朗読により
聴くことができるという貴重な時間です。
ぜひ、ごらんいただけたらさいわいです。

 

そのほか、
「美篶堂ショップ TOBICHI出張所 vol.2」では
「美篶堂グッズショップ」を期間中、
すべての時間帯にオープンいたします。
「ほぼ日手帳 製本キット」や『せんはうたう』、
美篶堂さんの豆本やメモ帳、
谷川俊太郎さんと美篶堂さんが作った
「コトノハノート」などをお買い求めいただけます。

また、1月17日、18日には
美篶堂の製本のプロフェッショナルのかたに
「ほぼ日手帳」を製本してもらうことができる、
「オーダー製本」の予約受付もおこないます。
「貼ったり挟んだりして分厚くなってしまった手帳の製本」、
「ほぼ日手帳カズンの製本」や
「お気に入りの布を使った製本」といった、
こまやかなご相談もできるそうです。
「自分のほぼ日手帳をとくべつな製本にしたい」かた、
ぜひお持ちの「ほぼ日手帳」とともに、
お好きな時間にお立ち寄りください。

 

開催日:2015年1月15日(木)~1月18日(日)
場所:HOBONICHI の TOBICHI

1月15日~18日 11:00~19:00
 詩画集「『せんはうたう』ができるまで」の展示
 ※17日、18日の製本ワークショップ開催時は
  ご覧いただくことができません。

1月17日/18日 11:00~19:30
 製本ワークショップ(①12時半~/②16時半~)
1月15日 16:30~17:30 
 USTREAMにて、
 谷川俊太郎さん(詩人)・谷川恵さん(ゆめある舎)・
 上島明子さん(美篶堂)によるスペシャルトーク

 ※美篶堂のオリジナルグッズや詩画集『せんはうたう』は
  会期中、いつでもお買い求めいただけます。
 ※ほぼ日手帳の「オーダー製本」は、17日、18日のみの受付です。


『ほぼ日手帳 製本ワークショップ』への
参加方法について

参加には、予約(先着順)が必要です。
1月17日(土)、18日(日)の2日間で
両日とも「1回め(12時半~15時半)」と、
「2回め(16時半~19時半)」の回があります。
参加をご希望のかたは、techo@1101.com 宛に
タイトルを「製本ワークショップ参加希望」とし、
お名前・ご連絡先(お電話番号とメールアドレス)・
ご希望の回(第1希望、第2希望などを
お書きいただいても)をご明記の上、
メールをお送りください。
数日以内にご連絡をさせていただきます。

※ワークショップ参加費用は3000円(税込)に
 製本キット代(1296円または1944円いずれも税込)が
 かかります。
 (事前にウェブで購入していただき、
  ご持参いただく場合は不要です)
※ご自身の「ほぼ日手帳」の製本のほか、
 その場で新品の「ほぼ日手帳オリジナル」を
 ご購入いただいての製本も可能です。

※製本ワークショップでは、
 「ほぼ日手帳カズン」「ほぼ日手帳WEEKS」の
 製本はできません。
 あらかじめご了承ください。


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2015-01-08-THU
 
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(C) HOBO NIKKAI ITOI SHINBUN