元ゲーム雑誌の編集者で、
テレコマンとしても活動している永田ソフトが
ここでは永田泰大さんとして
『MOTHER1+2』をプレイする日常をつづります。
ゲームの攻略にはまるで役に立たないと思うけど
のんびりじっくり書いていくそうなので
なんとなく気にしててください。

6月19日

発売日前日

僕は『MOTHER』が大好きだけれど
明日が発売日だからといって
楽しみで目が冴えて眠れなくなったりはしない。
楽しみだなあと思いながらぐっすり眠る。

三十代なかばの僕にとって
明日の発売日はそのような距離感としてある。

僕は基本的に、同じゲームを繰り返すということがない。
それはゲームにかぎらず、映画も本もそうである。
たとえば好きなゲームを5本挙げろといわれたとき
『MOTHER2』はその一角を占める。
けれど、僕は『MOTHER2』を
一度しかプレイしていない。

『MOTHER』はどうだったろうか。
ずいぶん昔にプレイしたから
切れ切れにしか記憶がない。
いくつか好きな場面を覚えている。
友だちから借りたファミコン。
つぎつぎにクリアーしたRPG。
なんだかいろいろきらきらしていたころだ。

明日、『MOTHER1+2』が発売される。
わくわくして眠れなくなったりはしないけれど、
わくわくしているのは本当である。

仕事の合間に、駅前のゲームショップをのぞいた。
店によっては、ときどき発売日の前日に
ソフトを売り始めることがある。
けど、そこではまだ売ってなかった。
なんだかホッとした。

思い立って、ゲームボーイアドバンスSP用の
ヘッドホン変換プラグを買った。
ゲームボーイアドバンスSPには
ヘッドホン用の端子がないのだ。
棚を探したけれど変換プラグは見つからなくて、
店員のお兄さんに訊いてみた。
お兄さんは「売り切れです」と言ったけれど、
それを聞いた店員のお姉さんが
走って棚まで行って、最後のひとつを見つけてくれた。
よかった。

ヘッドホン好きの自分としては
この機会にヘッドホンも買ってしまおうかと思ったけれど
とりあえず、まだいいや。

明日から『MOTHER1+2』を始めます。
どうぞよろしくお願いいたします。

2003-06-20-FRI