『MOTHER1+2』の発売日まで、
せっかくですからみんなで愉快に過ごしましょう。
たとえば、こんな遊びはいかがでしょうか?
はたして正解者は出るのか?!

第1回

どせいさん語翻訳講座開催決定!!
なんだそりゃ?!

『MOTHER』ファンのみなさま、お待たせしました!
新しい遊びを始めますよ!
発売日まで、あと1ヵ月ちょっと。
せっかくですから、愉快に過ごそうではありませんか。

聞いて驚け、その名も、
どせいさん語翻訳講座!!

まだ『MOTHER』を
プレイしたことがないという人のために
いちから説明いたしましょう。
『MOTHER2』には「どせいさん」という
非常にユニークなキャラクターが登場します。
ええと、この人です。

で、この人、じつに独特なことばを使うのです。
語尾や活用もふつうじゃないし、
「ぽえ~ん」とか、「ぐんまけん」とか、
無軌道なことも平然と口にするわけです。

この言語は一般に「どせいさん語」と呼ばれており、
言語学者のあいだで
日夜熱心な研究が進められているのですが、
なかなかに成り立ちが複雑であり、
いっこうに仕組みが究明されないといいます。
あくまでウワサです。

ただひとつわかっていること。
それは、そのことばを理解するのが
世界で糸井重里という人のみであるということです。
ほんとうの話です。

彼だけが、どせいさんのことばを理解し、
我々が日常使うことばを
「どせいさん語」に翻訳、変換し得るのです。
いやはや、なんとも神秘的な話ではありませんか。

そこで!
糸井重里という人の全面協力を得て、
ここに、第1回どせいさん語翻訳講座を開きます!

ルールは簡単です。
これから挙げるいくつかの例文を、
あなたが思う「どせいさん語」に翻訳して、
メールで送ってください。
もしも正しく翻訳されていたなら賞品を差し上げます!

おっと、まだです、まだです。落ち着いて。
いくつかお知らせすべきことがあります。

今回挙げる例文は3つありますが、
糸井重里氏のご協力により
すでに翻訳を終えております。
述べたように、ぴたりと当たった人に、
ささやかな賞品を進呈いたします。
正解者多数の場合は抽選で‥‥
といいたいところですが、おそらく、
正解者多数にはなりません!

なぜなら、
「どせいさん語」は非常に奥が深いのです。
一夜にして成らないのです。
枚挙にいとまがないのです。
暑い暑いと思うから暑いのです。

論より証拠、ひとつ例を挙げましょう。

なんだか、やる気がおこらない。
温泉にでも行きたい。あなたはどうですか。

さあ、これを翻訳してみてください。
ちょっと考えてみてください。
どせいさんならこう言うな、というふうに
思い浮かべてみてください。

思い浮かべましたか?
ばっちり答えがわかりましたか?

──たぶん、それは、不正解です。

なんと、正解はつぎのようになるのです!

※「なんか おんせんにいくばいいです」

ガーーーーン!!!
なんだこりゃ。わかるわけねえ。意味わかんねえ。
いいえ、それが「どせいさん」なのです。
おわかりいただけましたか?

それでも挑戦するという
勇敢な方がいらっしゃるのなら、
以下の例文の翻訳に挑戦してみてください。

締切は5月12日月曜日の深夜12:00です。
賞品は、糸井重里直筆の「どせいさんイラスト」です。
3問ありますが、1問だけでもドンピシャが出れば、
その人を優勝とみなします。
今回は特別に、あなたの座右の銘を、
糸井重里氏が「どせいさん語」に翻訳して書き添えます。
応募のきまりをよく読んでメールをお願いします。

それでは、例文の発表です!

例文1
今日はとてもいい天気です。
世界が平和でありますように。

例文2
ピッチャー投げました。打ちました。
大きい、大きい。ホームランです。

例文3
たったひとりだということは、
孤独だということではない。

このままだとあまりにも難しそうなので
微力ながらヒントをお書きいたします。
※ヒント
正解文は、どれも、ずいぶん短いです。
どせいさんになったつもりで、
ズバッとひと言で表したほうがよさそうです。
細かいことを気にすると、バカみたいですよ。

それでは、グッドラックです!
もちろん『MOTHER』をよく知らない人でも
応募してくださってかまいませんよー。

※たくさんのご応募ありがとうございました!
残念ながら募集は終了しております。
またの機会がありましたら
ぜひお願いいたします!!

2003-05-09-FRI