10月に新発売のどせいさんのぬいぐるみ、
「ひとをだめにするです。」と
「どせいさんとおうち」をつくっているのは、
グレイ・パーカー・サービスの
辻有起さんと佐野恭子さんです。
『MOTHER』が大好きなおふたりが
はじめてほぼ日に来たのは2年半ほど前のこと。
たくさんのグッズ企画案と参考作品ともに、
小学生の頃から大切にしてきたという
『MOTHER』のゲームソフトや、攻略本、
おまけやクレーンゲームのフィギュアなどを
たっぷり持ってきてくれて、
ほしいグッズについて熱く語っていました。
今回販売するぬいぐるみは、
そんななかから、生まれてきたアイテムです。
おふたりにお話をうかがいました。
株式会社グレイ・パーカー・サービス
2012年8月23日に設立した
キャラクター雑貨の製作、販売を手がけるメーカー。
会社名の由来は、その時たまたま
グレイのパーカーを着てたから。
公式サイト
http://grayparkaservice.com/
ぬいぐるみどせいさん
「ひとをだめにするです。」
「ひとをだめにするです。」
- 辻:
- 『MOTHER』は
「おもしろかったよね」って言う人が多いゲームですが、
その割にグッズが少ない。
以前、僕はヴィレッジヴァンガードに勤めていたんですけど、
そのときも『MOTHER』グッズは
ちょっと姿を見せては、すぐ消えていき(笑)。
あったら欲しいよね、
どうしてもっと作らないのかなあ?って
ずっと不思議だったんです。 - 佐野:
- 私の周りもゲーム好きな人がけっこう多くて、
その中でも『MOTHER』は支持があるのに
グッズが少ない代表で。
「グッズ化が難しいのかなあ」と、
周りのファンと話していたものでした。
辻有起さん(右)と佐野恭子さん(左)。
- 辻:
- 当時は「『MOTHER』、作りたいよね」って話は出ても、
入口もわからなかったので、無理か、みたいな。
それが2年半前に、奇譚クラブの古屋大貴さんから
ほぼ日を紹介してもらって。
「じゃあ、1回、1回だけでいいから、
話を聞いてもらってもいいですか」って。
そこから始まった気がします。 - 佐野:
- 今回つくったどせいさんのぬいぐるみは、
今までにないですし、
私がやっぱり欲しいっていう想いが。
強くありましたので。 - 辻:
- 会社としてもぬいぐるみは得意としてるところで、
自信をもって、僕らも提案できました。 - ほぼ日:
- まず、この
「どせいさんぬいぐるみ『ひとをだめにするです。』」
について、お話をうかがいます。
これは抱っこ用というか、抱きどせいさんというか。
さわったときに、フワッとして。 - 佐野:
- フワッとしてますし、サイズ感もこう‥‥
ちょうどお腹の前に持つとちょうどよいかんじです。
そして、キュッと抱っこすると、もう!
キュッ。
- 辻:
- 抱き心地はたぶん最高。
絶妙なサイズ感とモチッとしたかんじが。
やっぱり、手触りがいいっていう、
そこが一番のポイントで。
気持ちいい質感の生地と、
中身にモチッとした綿を使っています。
綿を詰める量とかも、
実はけっこう微妙なところがあって
入れ過ぎると硬くなっちゃうし、
でも抜き過ぎると形が保てない、みたいな。
そこは僕らも、ていねいに考えてやってます。 - 佐野:
- ふつうのぬいぐるみよりも
生地がやわらかいので、のびやすくて、
形が作りにくいという。
アップでごらんください。
すべすべで、ぷよんぷよんでモチモチです。
- ほぼ日:
- 細やかな調整でできあがったこのぬいぐるみは、
もう、抱いた瞬間に、ほっとして、
他になにもする気がなくなるという‥‥。 - 佐野:
- そう。癒されまくるという。
- 辻:
- それで「ひとをだめにするです。」って
名前をつけてもらって。 - ほぼ日:
- この子はきっと役に立つと思います。
ほっとさせてくれます。 - 佐野:
- 役に立つと。
ロケのときは、モデルさんたちに大人気でした。
ぬいぐるみ どせいさん
「ひとをだめにするです。」
3,465円(税込・配送手数料別)
サイズ:
幅/約24cm 奥行/約30cm 高さ/約30cm
重さ:約430g
素材:ポリエステル、PE(内部)
ぬいぐるみ
どせいさんとおうち
どせいさんとおうち
- ほぼ日:
- 続きまして、
「どせいさんとおうち」についてうかがいます。 - 佐野:
- 大人になると、
部屋にぬいぐるみを置くスペースもなかったりとか、
そういうニーズにけっこう合っていると。 - 辻:
- ほんとに手乗りサイズなんで。
手の平の上にすっぽり入るサイズです。
- 佐野:
- そう。おうちに入れて、
どせいさんを収納すれば
さらにコンパクトですし。 - 辻:
- だから、一緒に外に連れて行っていって、
外出先や旅先で一緒に「ぬい撮り」‥‥
ぬいぐるみと一緒に写真を撮ることを
「ぬい撮り」と言うんですけど。 - 佐野:
- 連れて行けます!
常に連れて行けるサイズなんですよ。これは。
大きめのポケットにも入るので、
いつも一緒にいることができる子なわけです。
バッグから片手でスッと出して、
そのまま手の平に乗せて、
もう片手でスマホを持ってパシャっと撮影して。
スムーズに撮影できます。
料理と一緒に撮ったり、旅行先で撮ったりとか。
このサイズだと、スマホのカメラを引かなくても
スッと撮れます。
- 辻:
- 秋になったら、
栗と一緒に撮ってる人がいたりとか、
山の中に行って一緒に撮ったりとか、
キャンプを一緒にして焚火して
かたわらにどせいさんいるみたいな。 - ほぼ日:
- 「どせいさん日記」みたいなのが
できるわけですね。 - 辻:
- そうそう。
- ほぼ日:
- 全国各地にいるどせいさんの写真を
見ることができたら、たのしいですねえ。 - 辻:
- 全国の温泉で「ぬい撮り」をする人たちが、
ふえたらいいなあ。
「今日はにごり湯でーす」って。 - 佐野:
- それと、サターンバレーを見てたら、
おうちがいっぱい建ってるじゃないですか。
でもふつうのぬいぐるみサイズで作ってしまうと、
部屋をけっこう圧迫してしまいます。
手乗りサイズなら、
3つぐらい並べられたりとか、
自分の部屋にサターンバレーを作ることができる。
それも楽しいだろうなあと思って、企画しました。
外に一緒に連れて行ってください。
ぬいぐるみ
どせいさんとおうち
2,750円(税込・配送手数料別)
サイズ:
《どせいさん》
幅/約6cm 奥行/約6cm 高さ/約8.5cm
《おうち》
幅/約10cm 奥行/約10cm 高さ/約11.5cm
重さ:約40g(おうち:30g、どせいさん:10g)
素材:ポリエステル、PE(内部)
次回は、2010年のクレーンゲーム用の
ぬいぐるみを復刻した
「ゲップーぬいぐるみ」をご紹介します。
2020-10-09-FRI