2019年11月、
渋谷PARCOの4階にオープンした
「ほぼ日カルチャん」は、
2022年3月20日(日)をもってクローズいたします。
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まるで友だちにおすすめするように、
自分がほんとうによいと思った催しを
ご来場のお客様に直接お伝えする。
東京の文化案内所「ほぼ日カルチャん」は、
2019年11月22日、
リニューアルした渋谷PARCOの
グランドオープンに合わせて誕生しました。▲ まさしく、オープンの瞬間です。
急なおしらせになってしまい、ごめんなさい。
その「ほぼ日カルチャん」が、
2022年3月20日(日)をもって
クローズします。いちばんお伝えしたいのは、
あたりまえですが、感謝の気持ちです。「カルチャん」に
遊びに来てくださったみなさん、
ありがとうございました。2年4か月というオープン期間は
けして長いものではありませんでした。
でも、わたしたちは、たしかに、
渋谷PARCOの4階のあの場所で、
たくさんの方々と山ほどの言葉を
交わすことができました。「この展覧会いいですよ」
「へえー、行ってみようかな」「この映画、観ました?」
「観た観た! 最高ですよね!」▲熱心に説明する、右がカルチャんスタッフ。
はじめて会う方と、こちら側の間に、
ポンとひとつ「文化の話題」を置くと、
みるみる心の距離が縮まって、
なんだかクラスメイトと話してるみたいに
盛り上がって‥‥。
気恥ずかしさもあるけれど、
たのしくって、時間を忘れて、
「ありがとうございました、
また遊びにいらしてくださいね」
を言うころには
本気でなごりおしくなったりもしました。
ですから、
「おすすめの展示、すてきでした」
などと、再び来てくださったりしたときには、
心から、ほんとうに心から
うれしく思いました。そういうことが、何度もあった場所です。
「東京の文化案内所」というふしぎな場所を
運営できてよかったです。
足を運んでくださったみなさま、
ありがとうございました。
お会いできて、おしゃべりできて、
たのしかったです。▲オープン初日の店内。
そして、
「ほぼ日カルチャん」に情報をくださった
美術館、博物館、映画館、
劇場、ギャラリーなどなど、
文化を提供する側のみなさまにも、
ありがとうございました。
自分たちの好みで、
ご紹介する催しにかたよりがあったこと、
申し訳ありませんでした。
わたしたちの姿勢を
ご理解くださった上でのご協力に
ただただ感謝しかありません。渋谷PARCOの4階から
「ほぼ日カルチャん」はなくなりますが、
同じ建物の8階にある、
ほぼ日の場所「ほぼ日曜日」は
引き続き元気に活動を続けます。「ほぼ日」の立体化されたコンテンツは、
これからも 「ほぼ日曜日」
「TOBICHI東京」 「TOBICHI京都」、
それぞれに、あります。
変わらぬご愛顧を、
どうぞよろしくお願いいたします。※「ほぼ日カルチャん」でお渡しした
サービスチケット「NUTS」は、
他のほぼ日リアルスペースでお使いいただけます。「ほぼ日刊イトイ新聞」は、
「ほぼ日カルチャん」ができる前、
創刊のころからずっと、
自分たちがいいと思った催しを
読者のみなさんに紹介し続けてきました。
その習慣(というか習性)は、
今後もずっと変わりません。ウェブからの「文化案内」は、
続けたいと思っています。
これを記している時点では、
「ほぼ日カルチャん」のウェブサイトを
シンプルにして、
「いまのおすすめ」のレポートを
静かに更新していく予定でいます。静かに、ではありますが、
わざわざ読みに来てくださった方には、
思い入れたっぷりに、正直に、本気で‥‥
そう、ともだちにすすめるようなレポートを、
お届けしていきたいと思っています。その準備が整うまで、時間をください。
「ほぼ日カルチャん」は
ウェブの中に場所を移して、
きっとまたみなさんを
お迎えできると思います。重ねて、
ありがとうございました。最後に。
リアルスペース「ほぼ日カルチャん」を
いっしょに準備して、つくって、
運営してきた、全仲間たちに感謝を。2022-03-07 ほぼ日リアルスペース担当・山下 記