「ほぼ日の贈りものマルシェ」で
アンケートを実施した際、
みなさんの心に残る贈りもののエピソードも
おしえていただきました。
すると、とてもすてきなエピソードが
たくさん集まったんです。
家族との忘れられない思い出や
びっくりしたプレゼント、
まただれかへの贈りものを考えるときに
ヒントになるようなお話も。
そこで毎日ひとつずつ、
できるだけたくさんご紹介することにしました。
たぶん、1年くらい?
どうぞ、おたのしみください。
episode
138
最も心に残ってる思い出は、
若くデートの経験も
それほどなかった頃の
贈りものの話になります。
気になる女性に
酔って迷惑をかけたと、
懺悔という名目で
贈りものをしました。
選んだのはオルゴール。
今なら、何で? って
突っ込んでしまいますが、
そのときはただその人に
オルゴールを渡したく、
お店で音を鳴らし、
自分が気に入ったメロディのものを
選びました。
その年の紅白歌合戦に
美輪明宏さんが出場し、
「愛の讃歌」を歌いました。
僕はそこで初めて
自分が渡した曲の
タイトルを知りました。
そして歌詞を読んで
恥ずかしくなりました。
その後も会ってくれましたが、
そのことに触れて
一緒に笑う勇気がなく、
今では若さゆえの思い出として
僕の中に残っています。
(m)
2023-07-09-SUN