「ほぼ日の贈りものマルシェ」で
アンケートを実施した際、
みなさんの心に残る贈りもののエピソードも
おしえていただきました。
すると、とてもすてきなエピソードが
たくさん集まったんです。
家族との忘れられない思い出や
びっくりしたプレゼント、
まただれかへの贈りものを考えるときに
ヒントになるようなお話も。
そこで毎日ひとつずつ、
できるだけたくさんご紹介することにしました。
たぶん、1年くらい?
どうぞ、おたのしみください。
episode
324
自分の誕生日に、両親へ
お菓子を贈るようにしています。
昔から誕生日を祝われるのは
何かもやもやして、
『違うな』と思っていて、むしろ、
ここまで見守ってくれた両親に
「ありがとう」を伝える日だなと思い、
贈りものをするようにしました。
感謝を込めて、
二人が手軽に食べられるような
お菓子を選んで、初めて贈った日の夜。
父さんは驚きながらも
喜んでくれたようで、
「あいつからこんな物が届いたぞ」と
母さんに言ったのだそう。
ガキ大将のような父さんの、
嬉しそうな顔が目に浮かびました。
もちろん母さんも、
少し照れつつも嬉しそうで、
こちらの胸がほこほこしたのを
覚えています。
実家を出てから始めた、
誕生日の贈りもの。
今でもこの初めて贈った時の
二人の嬉しそうな様子が
一番印象深いです。
(h)
2024-01-11-THU