今年の父の日は、6月18日(日)。
贈りものについて考える
「贈りものマルシェ」チームは、
前回の「母の日どうしてる? 座談会」に続き、
自分たちの父の日を振り返ってみようと、
またおしゃべりをしました。
みなさんは、父の日になにか
贈りものをしていますか?
それはどんなものですか?
「贈りものマルシェ」 父の日どうしてる? 座談会
- 前回の「母の日の贈りもの座談会」に続いて、
「父の日の贈りもの座談会」です。 - では今回も
「ほぼ日の贈りものアンケート」にいただいた
父の日エピソードの話から‥‥、
と思ったのですが、
母の日にくらべて、父の日について書いた方は
あまりいらっしゃらなかったんですよね。
- お父さんたち、
贈りものへのリアクションが
薄いんでしょうか。
- はい、とはいえ、こちらとか。
高校生の時、
父に小銭入れをプレゼントしました。
実は私は、あげたことを
忘れてしまっていたのですが、
父は今でも大切に持っているようです。
ようです、というのは、
父は認知症で施設に入っており、
コロナ禍で私たちは
面会にも行けない中、
職員さんから
「お父様が
手紙の入った小銭入れを
大事に持っているよ」
と聞かされたのです。
中に入っている手紙はもちろん
私が書いたメッセージカードでしょう。
なにを書いたのかは
覚えていませんが‥‥、
おそらくもう使うことは
ないであろう小銭入れを
大切に持っていてくれていると思うと、
嬉しくもあり、切なくもあります。
(b)
- ああ、この小銭入れの話、泣けましたね。
- はい。
ほかにも、反応が薄かったけど
じつは喜んでくれていたとか、
ちょっとお父さまの
不器用なよろこびかたエピソードが
ちらほらあります。
- 表現がね。
ひと昔前のお父さんだと
大喜びはしにくかったのかもしれないですね、
お母さんみたいには。
今はかわっていそうですが。
- さてでは、
父の日ってみなさん、どうしてました?
今はどうしてます?
- みなさん、今も
父の日におくりものしてますか?
私は子どもの頃だけでしたね。
- 和田さん、母の日は、
お父さまとプレゼントを買いに
行かれていたんですよね。
そのころの父の日はどうされていたか
覚えています?
- 父は、欲しいものとか言わないから、
小さいころは「肩たたき券」とか。
- かわいいー。
そりゃうれしいよー。
- でも、肩たたき券を
使われた記憶はないですね。
- そりゃ使えないよー!
- あげたっていう記憶しかないです。
父って、
大きなリアクションもないから、
あまり覚えていないんですね。
- そうそう、そうですね。
- お父さんのそういうところがまた、
いいんですけどねー。 - わたしは、結婚してから親が増えて、
母の日同様、
やっぱりいい顔したくて
毎回プレゼントを贈っていたら、
やっぱりすぐにお父さんのほうが
詰んでしまったんです。
贈りもののネタ切れ。
- むずかしいですよね
- 欲しいものはだいたい
すでに持っていますし。
お菓子がお好きなのかな、と思ったら、
ある時から遠慮されるようになって、
お体のこともあったみたいで。
あ、そうか、これももうだめか、
となって。
迷いすぎて結局、
すっぽんドリンクにしたこともありました。
- すっぽんドリンク!(笑)
- それは、迷いすぎちゃってますね(笑)。
- そう。
健康でいてほしいと。
あとはパジャマとか、
甚平とかをローテーション。
- わたしは、お父さんが
畑仕事や山歩きが好きなこともあって、
アウトドアブランドの
「モンベル」のものを
けっこうあげています。
- あー。
- 傘、サンダル、帽子‥‥などなど。
機能性とデザインが、
父に合うみたいで。
あと、サコッシュみたいなのを
あげたことも。
- ボディバッグみたいな。
- 会う機会があると、
身につけてくれてて。
気を遣ってくれてますね。
- 行った時に、つけてくれてるんだ。
やさしい〜。
- アウトドアなんだけど、
ちょっと自分では買わないかも、
というものをあげるようにしてます。
- たしかに、アウトドア系は機能もよいし、
よろこばれそう!
エイジレスですし。
- 若く元気でいてね、という気持ちで。
- ほんとうにそうですね。
その気持ちが伝わります。
- はい、おしゃれすぎず、
お値段も高すぎない。
大和さんはどうですか?
- ふだん父には、
甘納豆とコーヒーが好きだから
それを贈ってます。 - みっちゃんのモンベルで思い出した。
父が退職した時に、
娘たちからのプレゼントとして、
箱根のちょっと高級旅館みたいなところに
旅行に行きました。 - そしてうちの父は
マラソンとか山登りとか大好きだから、
SUUNTOというところの、
アウトドア用の腕時計を
プレゼントしたんです。
- 体験と贈りものをセットで
プレゼントしたんですね。
- はい。でもふだんは、甘納豆。(笑)
豆、好きなんです。
おとぼけ豆みたいなのも好きなので
よく贈ります。
物を贈っても
あまりピンとこないかんじですから、
食べ物がほとんどですね。
- 豆とコーヒー。
好きなものがわかってると
贈りやすいですね。
その時計は、
お父さまの好みだったんですか?
- 当時、父はマラソンをやっていて、
出勤の時に
走っていったりしてたんです。
- すごーい。
- マラソン大会とかもでてて、
運動が好きな父だったんです。
でも腰痛めちゃって、
今はウォーキングや軽い山登りくらいですけど。
当時は、毎日マラソンして
週末は登山をして、という
生活だったので、心拍数を図るとか
そういう時計みたいなものがほしいな、
って言ってて。
どの時計にするかは、妹と相談して決めました。
- アウトドア系や計器系、
なるほど、男性によろこばれそう。
- なんとなく、
みなさんの選ぶ基準が
見えてきました。
- では今回、
「贈りものマルシェ」で
父の日におすすめのセットを
用意した大和さん、
中身を紹介してください。
- 今回はですね‥‥、
うちの父や夫は、
ダジャレみたいなのが好きなんです。
ユーモアのあるものというか。 - それで、ほぼ日の
「小ネタ劇場」の本を読んで、
くすっと笑える時間を持ってもらったら
いいな〜と思って、
「小ネタ劇場」書籍版の4冊セットと、
「コーヒートリ」のマグカップを
セットにしました。 - 笑える本を読んでコーヒー飲んで、
たのしくリラックスできる時間を
過ごしてほしいな、と。
ユーモアのあるものということで、
コーヒーカップも気取らない、
「生活のたのしみ展」のキャラクター
「コーヒートリ」のものを。
- 「小ネタ劇場」は
ほぼ日長年の
人気コンテンツですから、
きっとたのしんでもらえます!
- もうひとつのセットは、
「ほぼ日ノオト」と
「ひきだしポーチ」のセット。 - お父さんって、
新聞の切り抜きをしていたり、
メモを取ったり、
いつもしているイメージなんです。 - スタバとか行くと
お父さん世代の方が
なにか書いているのをよく見かけて。 - 書き記すのってなんだかいいし、
「ほぼ日ノオト」は目にもいい。
書くためのいいグッズがあると
よりその時間がたのしくなるかな、
と思いました。 - お父さん、筆記具は
自分のお好きなものが
もうあると思うので、
それを収めるための
「ひきだしポーチ」と
セットにしました。 - 「ひきだしポーチ」には
カードや鍵、
イヤホンとかも入れられますから、
お出かけにもいいですし。
自分の自由タイムが
よりたのしく、充実するかな〜と。
- なるほどー。
- いいですね!
読むセットか書くセットか、
迷う〜どっちにしようかな。
- 今年の父の日は
6月18日(日)ですね。
じっくり考えましょう。
2023-05-25-THU