編んだり、縫ったり、
手づくりは夢中になれる時間をくれるもの。
SNSの「#miknits」 には
そんな時間に生まれたたくさんの作品が
日々更新されていて、
Miknitsチームはいつもうれしくのぞいています。
ここではその一部の作品をご紹介。
大人数があつまる編み会のかわりに、
作品の出来ばえをたのしみあえたらと思います。
みなさんもMiknitsの作品を編んだら「#miknits」で
シェアしてくださいね。
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三國万里子さんの
tell a tale三國セーター2着目
1着目はクラシカルアランセーター
数年前に編んだ。
三國さんのアランセーターは
とっても独創的で
一筋縄ではいかない
こだわりが詰まっている。(と思う)だから編むのに
気合いがいる。
その分完成した時の達成感は
最上級。
(そう思っているのは私だけじゃないはず)最上級の達成感の後
「もうアランセーターは最後だな」
って思っても
もう一度編みたくなる
これがアランマジック。三國さんのデザインが
とっても素敵だ というのも
また編みたくなる要因の一つ。
アラン模様、着て素敵なのはもちろんですが
立体的な編み地が着々と伸びていく充実感も幸せですよね。
マジックのような魅力で、
ついもう1着編んでしまうの、すごくわかります。
わたしも三國さんのアランは
いつも新鮮で発見があるなあと感じていますが
なかでも、このtell a taleは
技法がユニークでおもしろい作品だと思います!
こうやってアランを愛でてくださるこぴさんに
選んでいただけて光栄です。
完成まで、難所もあるかと思いますが
引き続き楽しく編んでいただけたらうれしいです。
今回の風景に登場した作品
ほんの少し、空気が秋めいてきましたねー。
そろそろ編み物の季節ですね。
例年、夏にも冬物を編む私ですが流石に今年の夏は、
毛糸を持つ気にならなかった。そしてモチベーションを上げるために
何冊か編物シーンが出てくるであろう小説を購入。
こちらはその内のひとつです。「語り手は四十なかばの女のひとである。
壊れた人間関係のなぐさめに、
アボガドを種から育てる日々を送っていた。
そんな折、『好きなひとができた』と
去っていた元彼から電話がくる。この物語の丁寧な描写に心打たれる
まさに精巧な手編みのセーターのようだ
by長野まゆみ」古びたアパートに住み、
住人たちと温かい交流をしてる主人公さみ子。
編み物を生業としてる。
講師もやってる。編み物によって、何を食べるかによって、
生活のリズムを正すことによって、
仕事をきちんとすることによって、
失恋から立ち直っていく。それにしても‥‥恋人のために何かを編むとする。
編むって時間がかかるから、
編んでる途中でお別れすることもあるだろう。
そういうときって皆さんどうしてるんだろ?ほどく?他の人にあげる?
自分のものにする?それとも捨てる??
ちなみに私は捨てる派です!初読みの作家さん。
優しくて、でもキリッとしてて、なかなか男前なお話。
そしてちゃんと生活しようって思わせられる
素敵なお話でした。やっぱり編み物はいいなぁ。
もー、このベスト、どんだけ時間かかってるんだし!
今年のミクニッツのキットも入手したことだし(2枚目写真)
いいかげんモチベ上げて早めに仕上げないと!
こんな小説があるのですね!
私も読書&編み物が好きなので気になります。
keiko_h18さんのフィード、実感のこもった言葉で
たくさんの本が紹介されていて、たのしく拝見しました。
背景には素敵なcentaine。
だいぶ面積も大きく、完成も近そう!
ベストは真夏以外は着られますので
むりなくマイペースに編んでいってくださいませ。
2枚めのalp、セピアカラーなforestの配色に
レッドのコロゾナットボタンをあわせてくださるのでしょうか?
いいアクセントになりそう!
素材の状態で、もうわくわくしてしますー。
2023-09-26-TUE