グラフィックデザイナーで絵本作家の
ディック・ブルーナさんは
誰もが知る人気者「ミッフィー」（うさこちゃん）
の生みの親です。

ブルーナさんによると、ミッフィーは、
「だれの心にもある『子ども』
という存在そのもの」
なのだそうです。
そんなブルーナさんの子どものころの夢は、
アーティストになること。

1997年に生まれた
『うさこちゃん びじゅつかんへいく』（ディック・ブルーナ 文・絵 / 松岡 享子 訳 福音館書店刊）
という絵本があります。

この絵本は、
ミッフィーが初めて美術館に行って
両親と作品を観るお話です。
うつくしい色に感動したり
ミッフィーにそっくりの彫刻を観たりして
すっかり美術のとりこになったミッフィー。
お話のさいごには
「おおきくなったら、そう、あと２、３年したら」
と、画家になることを決意します。
幼いブルーナさんももしかしたらそんなふうに
奮い立ったのでしょうか‥‥。

作品との出会いをとおして
おどろいたりよろこんだり感動したり‥‥。
この絵本には、
「ほぼ日カルチャん」が伝えたいことが
たっぷり詰まっている！
‥‥と、わたしたちは勝手に思っていました。

そんなあこがれの絵本、
『うさこちゃんびじゅつかんへいく』
の絵をもちいた
スウェットとトートバッグが、
このたび「ほぼ日カルチャん」から
登場するのです。
しかも、とくべつな、オリジナルデザインで。

ミッフィーのスウェット。

まずは、スウェットからご紹介。

絵本の中から使われるのは、
ミッフィーが美術館でさいしょに観た
ほんものそっくりのりんごの絵です。
これを、胸元に、ちいさめに配しました。

シルエットは、ややゆったり。
杢オートミール色の布地なので、
どなたにでも
大人っぽく、気軽に着ていただけます。

背面には、絵本のこの絵のページから引用した
オランダ語の文章をプリントしました。

「さいしょに みたのは このえです。
がくぶちの なかに りんごが ひとつ。
まあ、このりんご ほんものそっくり と
うさこちゃんは いいました。」

という意味なんですよ。

袖口にあしらわれた
赤いステッチも、ポイントです。
さりげなく、りんごの雰囲気を醸しだしています。

ミッフィーのトートバッグ。

トートバッグは一面にりんごの絵、
もう片面には
りんごの絵とそれを観るミッフィーが
プリントされています。
こんな具合に。

どちらを表にしてつかってもかわいいです。

りんごの絵だけの面は、
トートバッグ自体が
額縁に見えるようなイメージのデザインです。

反対側を表にしても、ほら。

カラーはネイビー、アイボリー、
そしてりんごカラーのレッドの
３色をご用意しました。

そして、さりげないけどかわいいポイント。
スウェットと同じように、
トートの取っ手の部分には
絵本から引用したオランダ語がプリントされています。

「まあ、このりんご ほんものそっくり と
うさこちゃんは いいました。」
‥‥何度読んでもキュートな言葉です。

さらに、もうひとつ。
内側にはこっそりと遊び心で
名前が書けるタグがついています。
あなたの名前を、書き込んでくださいね。

いかがでしょう？
スウェットもトートも、
「ほぼ日カルチャん」のスタッフたちはみな
とても気に入っています。

美術館はもちろん、
映画、演劇、音楽‥‥。
いろいろな文化の催しへ
うさこちゃんみたいに、
子どものようなワクワクをたずさえて
おでかけしてみてはいかがでしょうか。

 

※サンプルのため、画像は実際のものと異なります。

 

プロダクトデザイン：村中研志郎（五月一日デザイン事務所）

Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2020  www.miffy.com

「はいけい、ディック・ブルーナ」＜あき＞＜ふゆ＞コレクション