『MOTHER』ファンの方が思いを込めてつくった
「おまえのばしょ」のジオラマ風アクリルボックス。
それをもとに商品化した「エイトキューブス」が
とうとう完成し、発売されました!
この8つの「おまえのばしょ」を眺めていると、
『MOTHER2』のことがどんどんよみがえってきます。
大好きなゲームの話をするのは、
大好きなゲームをプレイするのと同じくらいたのしい。
先日募集し、たくさんの方が応えてくださった、
「私の好きな『おまえのばしょ』」を発表します!

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#4 レイニーサークルの思い出

が降っていて
とても神聖な気持ちになるというか
やさしい気持ちになるになるというか
ほっこり温かな気持ちになるというか
とても印象的。
(むぎこ)

「ネスはいっしゅんハンバーグのにおいを感じた」
のセリフが出たとき、ふと涙が出ました。
私は高1から寮で、たまに実家に帰ると
母が私の好きなハンバーグを焼いてくれます。
レイニーサークルは優しい母を思い出す、
「わたしのばしょ」です。
(博多のプー)

の場所もしとめぼれしちまうくらいに綺麗だけどよ、
やっぱしおいらの心にしみわたったのは
レイニーサークルだね。
最近しさかたぶりに見たが、
ここが一番素敵だと思うんでい。
(つにぼ)

めてここへ来たときは
主人公がパーティーにいないため
直前のボスが通してくれず、
しばらくしてから戻ってきてからボスを倒すと、
そこには一点のみ雨が降り続ける不思議空間。
初めてプレイした頃は癒しなんてフレーズは
流行っていなかったが、妙に癒されたのを覚えています。
(てよ)

解け水がさらさらと降るのを
二次元なのに見上げたくなります。
とっても綺麗でひとめぼれでした!
意味なくても行きたくなる!
(waya)

さい頃、おまえのばしょめぐりをして、
「レイニーサークルの奥のスペースに
家をたてたい!」と思っていた。
(あくのとりしまり)

よいわにの攻撃や
グレたネズミの「SMAAAASH!!」に怯えながら、
何とかきょだいきのこの元にたどり着いた記憶があります。
何度キノコが生えたネスの攻撃で半壊したことか‥‥。
でも死闘の末レイニーサークルに到達した時、
急に好きな献立を思い出して、
ママの元に帰りたくなりました。
(レナ・ミンチ)

人公じゃないと力を引き出せない、とはっきり言われ、
他の人にもみんな自分だけの
「おまえのばしょ」があるんだろうか?
それとも主人公だけが運命として
背負わされちゃったんだろうか?
そんなことを考えました。今でも考えます。
すっきりしないことのほうが、
ずっと考え続けるからよく覚えているものですね。
(うずら)

めて見た時の神秘的な風景が最高でした!
真ん中だけ雨降ってるよ、って思いました。
現実のどこかにもありそうな気がして好きです。
(mcチタマル)

くがいちばん好きな場所が、ジェフの故郷、
ウィンターズにある「レイニーサークル」だ。
なぜかこの場所にだけ常に雨が降り続けている‥‥。
永遠に雨が降り続けるこの場所を、
ぼくは子どもながらに不可思議に、
そして魅力的に感じていた。
どうしてこの場所にだけ雨が?
雪国なのに凍ることなく降り続ける雨ということは温水?
ちょっと風が吹いたら位置も変わっちゃう?
この水溜まりは降り続ける雨を
受け入れるだけの水深がある?
たくさんの疑問が浮かぶのと同時に、
もし実際に「レイニーサークル」へ足を運べたなら、
そこにはきっと綺麗な水溜まりと優しい雨が降り続けている
魅力的な場所なのだろうとぼくは感じていた。
多くを語らず、こんな風にプレイヤーに
想像の余地を残してくれるところが、
『MOTHER』というゲームの魅力なのだとぼくは思う。
そうして自分の想像力と
『MOTHER』の世界が合わさったとき、
プレイヤーそれぞれの自分だけの場所が
できるのではないだろうか。
大人になってあらためてそんなことを思ったのです。
(矜介)

箇所にだけ雨が降るという神秘性が、
個人的に他のパワースポットよりも印象深く、
なんだかんだ一番好き。
(東三国)

初は意味が解らなかったのですが、
ストーリーに段々とハマりながら、
レイニーサークルの不思議な一部だけ降る雨と
ネスの思い出に「おまえのばしょ」の
深さを感じるようになりました。
(たまねぎ)

にかくウィンターズのフィールドデザインや音楽、
ジェフ&トニーのドラマ
(2人の寄宿舎での日常を想像させてくれる)が
大好きなので。
ずっとここに居たくて、むしろこのばしょのボス住人を
倒したくないとまで思っていました。
その後、ストーンヘンジ基地でトニーを助けて
ネスに自己紹介するときの彼のコメントがさいこうです。
わたしの好きなばしょの話になってしまいました。
ごめんなさい。
(オニギリ130個)

めてプレイした時は
中学生くらいの頃だったんですけど、
よく「止まない雨はない」って
部活で落ち込んだ時とか励まされたりしてて。
そんな時にずっと雨が止まない場所を目の当たりにして、
ゲームの世界とはいえ
すごくビックリしてしまった記憶があります。
「止まない雨、あるじゃん!」って。
でも、強い敵を倒した先にあった
止まない雨がすごく神秘的に思えて、
「雨止まなくても全然生きていけるわ」って、
ふと気持ちが軽くなったのを覚えてます。
止まない雨も楽しんで
生きていくくらいでいいのかも、って。
それ以降、なんとなく雨の日も好きになりました。
(勇者さん)

(つづきます)

2022-08-31-WED

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