スポーツ総合雑誌『Number』の
創刊40周年・1000号を記念して、
アスリートが躍動する表紙の展示や
トークライブの生中継を、
Web上でおこなうことにしました。
題して、「ほぼ日」オンラインミュージアム。
1980年から今に至るまで
あらゆるスポーツの瞬間を切り取りつづけ、
アスリートたちの知られざるドラマを
スポーツファンに届けてきた『Number』。
写真を見ただけで記憶が揺さぶられる
表紙の写真と編集部の声が並びます。
いま明かされる「表紙の物語」とは――。

※渋谷パルコ「ほぼ日曜日」での開催は
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため
残念ながら中止となりました。
「ほぼ日曜日」のページはこちら

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14 WBC、なでしこジャパン、ソチの浅田真央

 
『Number』編集部に所属していた編集者、
歴代編集長のみなさんが選んだ
名試合のエピソード、本日最終回です。
2004年のサッカーアジアカップで見せた
神がかり的なPK戦から、
野球では侍ジャパンのWBC優勝、
サッカーではなでしこジャパンの
ワールドカップ優勝と世界一の場面に
リアルタイムで立ち会えた方も多いのでは。

2004年 サッカーAFCアジア杯
中国大会の準々決勝、
日本対ヨルダンのPK戦。

鈴井伸夫さん
『Number』編集部 在籍期間:
2000年4月〜2001年3月、2001年4月〜2005年3月 編集長、
2009年4月〜2015年6月 局長

2004年のサッカーアジア杯中国大会。
主人公はキーパーの川口能活氏と
キャプテンの宮本恒靖氏。
日本VSヨルダンは1-1の同点のままPK戦に入り、
ありえへん逆転劇が起きます。
日本代表のキッカーは5人のうち4人が左利きで、
いきなり2人がPKを失敗して2-0のピンチに。
原因は左利きの軸足辺りの芝生が
めくれたことと考えた宮本氏がサイド交代を要求、
それが受け入れられ、
サイドチェンジでPK再開となりました。
ここから川口氏のスーパーセーブが始まり、
PKキックを止めまくって3-3のスコアにし、
ついに7人目のサドンデスに突入。
最後は宮本氏がPKを成功させ、
4-3で奇跡の大逆転を演じました。
ナンバー編集部員がテレビ前にクギづけになり、
異常な盛り上がりとなりました。

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2009年 第2回WBC。
日本対韓国でイチローの
決勝タイムリー。

武田昇さん
『Number』編集部 在籍期間:
1996年4月~2003年3月、2008年4月~2011年5月

WBC〈ワールド・ベースボール・クラシック〉決勝。
連覇を狙う日本は
第1ラウンドから同じグループに入った
韓国に悩まされながらも決勝に進出。
またも韓国との対決で、
9回裏まで日本は3-2とリードしながら、
抑えで登板したダルビッシュ有が打たれて同点に。
10回表、2アウト2、3塁の場面で、
ここまで不調だったイチロー選手が粘って、
見事にタイムリー。
このときはプレビュー号、
レビュー号でデスクを務めましたが、
現地に飛んだ編集者とはスカイプなどでやり取り。
当初は互いに時差を気にして連絡を取っていたものの、
最後のほうはそんなことを言っていられず、
とにかく疲れた記憶が‥‥。

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2011年 サッカーアジアカップ決勝、
日本vsオーストラリアの劇的ゴール。

高木麻仁さん
『Number』編集部 在籍期間:
1999年4月~2003年3月、2009年4月~2016年7月、
2018年7月~現在

2011年のサッカーアジアカップ決勝、
日本vsオーストラリアです。
この試合を含めたアジアカップの
特集を組む予定で準備していて、
理想的な試合のシミュレーションをしていたところ、
すべて当たってしまい、
しかも李忠成の劇的なゴールで優勝。
エースの本田圭佑選手が
帰国便の待ち時間の間に語ってくれた真相は
とても興味深いものでした。

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2011年 女子ワールドカップ決勝
日本対アメリカで
なでしこJAPAN初優勝。

鳥山靖さん
『Number』編集部 在籍期間:
1996年4月~2000年3月、2003年4月~ 2008年3月、
2008年4月~2012年3月、2018年7月~現在

大会当初はさほど盛り上がっていなかったものが、
勝ち上がるたびに話題となり、
決勝戦は国民的話題に。
決勝の対戦相手はこれまで0勝21敗3分と
全く刃が立たなかったアメリカ。
2度追いついた末のPK戦での勝利と
試合を経るたびに強くなっていった
澤や宮間ら“なでしこ”の面々に感動しました。
『Number』784号で急遽特集。

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2014年 ソチオリンピック
女子フィギュアスケート
浅田真央のフリー演技。

松井一晃さん
『Number』編集部 在籍期間:
1992年4月~1995年2月、2001年4月~2005年3月、
2012年4月~2018年7月

2014年ソチ五輪 、
子フィギュア浅田真央さんのフリー。
編集部でテレビを見ながら泣きました。
編集長が泣いているのがバレるとカッコ悪いので
気づかれないように、その場を離れました。
バレていたかもしれません。

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雑誌『Number』と「ほぼ日」の
コラボレーションでおこなう企画は、
このほかにもまだまだつづきます。
スポーツファンのみなさま、
どうぞたのしみにお待ちくださいね!

(おわります)

2020-08-05-WED

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  • 8月19日(水)20:00から
    中村亮土×真壁伸弥×生島淳×糸井重里
    ラグビートークを生中継!
    「ラグビー日本代表が語る、
    必然で掴んだ大金星。」

    日本中が熱狂した、
    ラグビーワールドカップ2019から1年。
    ほぼ日も「にわかファン」として
    おおいにたのしませてもらいました。
    「Number1000」のトークイベントとして
    4月に開催を予定していたラグビートークを
    オンライン配信することにしました。
    ラグビーワールドカップ2015に出場した
    元日本代表の真壁伸弥さんと、
    『Number』で数々の文章を書いている
    スポーツライターの生島淳さん、
    にわかラグビーファンの糸井重里はそのまま。
    そして、あらたにスペシャルゲストとして
    ラグビーワールドカップ2019に出場した
    日本代表の
    中村亮土選手(サントリーサンゴリアス)
    にも登場いただけることになりました。
    生中継を見るためのチケットは
    1,100円(税込)、
    7月28日(火)午前11時から
    販売をはじめます。

    詳細はこちら

  • 『Number』1000号と、
    特製クリアファイルをセットで販売中!

    「Number1000」のイベントのために制作した
    限定グッズの特製クリアファイルを
    『Number』1000号と
    セットで販売しています。
    人差し指を立てたイチローさんの
    表紙が印象的な『Number1000』では、
    創刊1000号記念特集として
    「ナンバー1の条件」をテーマに、
    イチローさんがナンバー1への想いを語る
    ロングインタビューが掲載されます。

    特製クリアファイルは全3種類。
    1000冊ある『Number』の表紙から、
    「野球」「サッカー」「女性アスリート」の
    3つのテーマでわけたクリアファイルを
    このイベントのために作りました。
    これまでに『Number』の
    表紙を飾ったアスリートたちの
    生き生きとした表情が並びます。
    3つとも、A4サイズの紙がちょうど収まる
    220mm×310mmの大きさです。

    *販売は終了しました。