コンドウアキさんの最新の絵本、
『おはぎちゃん』が発売されました。
その名のとおり、主役は、おはぎちゃん。
ねこのおはぎちゃんが、
どっしりと、のんびりと、でーーんと、
「ただそこにいる」、すてきな絵本です。
ちなみに、「おはぎちゃん」という名前の由来は、
ぶちの色がきなこ&あんこの
「おはぎカラー」だからなのですが、
きっと、みなさんの家のねこさんたちの名前にも
それぞれ「由来」がありますよね?
というわけで、絵本の発売を記念して、
「みなさんちのコのお名前の由来」を募集したところ、
たくさんのエピソードが寄せられましたよー。
その数、なんと300通以上!
すべては載せられないのですが(すみません)、
いいなあ、と思えるものを掲載していきます。
連載の最後には「コンドウアキ賞」も発表!
それでは、どうぞのんびりご覧くださいー。
第1回
みなさんちのコのお名前の由来
- ねこに限らず、みなさんの「うちのコ」の
名前の由来をお聞きしました。
ささいでかわいいエピソードから、
けっこう運命的なもの、
あるいは駄洒落みたいなものまで。
どの投稿も、なぜか、
読んでいるとジーンとします。
いろんな由来が寄せられましたので、
全10回に分けて発表しますねー。
コンドウアキさんのミニ色紙が送られる
特別賞は最終日の10日目に発表です!
それでは、みなさまから寄せられた
すてきな「お名前の由来」をどうぞー。
よっちゃん
「よっちゃん」の母親の名前は「はち」でした。
私の父が、「はち」のこどもだから、
半分は「はち」の血を引いてる、
「八」の半分は「よっつ」→「よち」がいい、
と決めたのでした。
子どもの頭で妙に納得しましたが、
いつの間にか「よっちゃん」に変わっていました。
このコーナーのおかげで久しぶりに
「よっちゃん」を懐かしく思い出しました。
ありがとうございました。
(sakkoro)
キート
富岡製糸場が世界遺産になった時に生まれた
富岡生まれの双子で、
今は1匹になってしまいましたが、
「マユ(繭)」と、
「キート(生糸)」と名付けました。
(kimiryon)
ボチ
「ボチ」です。
なんと墓地で拾ったからボチ!
悲しいかな先代の子が亡くなり
ペット霊園に供養をお願いしに行った帰り、
車に乗ろうとした父の肩に飛び乗ってきて、
そのまま父と一緒に帰宅。
「前の子が亡くなったばかりなのに」
と母は怒ってましたが、愛嬌のある黒白ネコで、
いわゆるくつ下ネコと呼ばれる柄の男のコの子猫は、
あっというまに母をメロメロにしました。
「ボっちゃん」などと呼ばれ、
甘ったれ坊やのまま21歳まで長生きしてくれました。
(わん✪)
テト
チンチラゴールデン(ねこ)で、
名前は「テト」といいます。
由来はとってもシンプルで、
この子の誕生日が
「2010年10月10日」だからです。
10(てん)と10(とお)でテトです。
(エミリー)
パル
小学1年生のときに、
我が家にやってきたパピヨンの女の子。
パピヨンの「パ」と
自分の名前の頭文字「ル」を合わせて、
「パル」と名付けた。
あまりにもシンプルな命名である。
その後、だいぶ時が経ち、
ふと「パル」には外国語だと
何か意味があるかもしれないと調べてみた。
「パル(pal)」は
「仲間、仲良し、友人」という意味を持っていた。
小学生のわたし、やるじゃんと、
思わずにやりとしてしまいました。
(むん)
やまと
オスの黒猫なので「やまと」と名付けました。
黒猫やまと‥‥クロネコヤマト‥‥
某宅急便業者から拝借(笑)。
(依存)
ハッパとクッパ
うちには保護猫出身の6歳の兄妹猫がいます。
オスは保護された時に
わずか88gだったから「ハッパ」、
メスは98gだったので「クッパ」と命名されました。
預かりボランティアの方のお家で大切に育てられ、
1歳半でうちにやってきた時に、
「名前は好きなように変えてください」
と言われましたが、
人の愛情で育ってきた生い立ちの象徴なので、
そのままにしました。
今は88gは4.3kgに、98gは3.5kgと立派になりました。
でも今でも1人分のパスタを軽量したりする時に、
こんなに軽かったのか! としみじみすることがあります。
(ひなた)
ひとりちゃん
うちのねこの名前は、ひとりちゃんといいます。
ノラねこのお母さんが6匹のこねこを連れて、
うちの軒下へ引っ越してきたのですが、
数週間後の朝、1匹だけ残されて、
みんないなくなっていたんです。
そのコがあんまり鳴くので、心配で
ずっと様子を見ていました。
そのときに、ひとりで置いていかれたねこちゃん
を略して、ひとりちゃんという名前がつきました。
翌日、お母さんたちは、また帰ってきてくれて、
とてもホッとしました。
その後、きょうだいねこたちは、大きくなると
親離れして、うちから離れていき、
お母さんねこも、やがて来なくなってしまいました。
ひとりちゃんは、それからもうちの庭にいて、
うちのコとして、迎えることができました。
(靖子)
ヒチコとハチコ
奈良の昔話「ヒチコとハチコの伊勢参り」は、
悪戯好きで、空を飛べることができる、
お馬鹿な二人組のお話です。
この昔話を知った後に出会った保護猫兄弟。
保護主さんが発見した、
そっくり兄弟の見分け方はしっぽでした。
数字の「7」のようなカギしっぽと、
「八」の字の払いようにすらっと細長いしっぽ。
それを聞いた途端、ピピピッときたのが
「ヒチコトハチコの伊勢参り」でした。
7のカギしっぽの子がヒチコ、
すらっと八の時の子がハチコ。
名は体を現すと言いますが、名前の通り
いつも仲良くビシバシ飛び回って大運動会!
(にゃんぐかーちゃん)
かい
海の日の朝、窓を開けると
「ここのお家の子にしてください!」
と元気よく鳴き続けていたので
「海」と書いて「かい」と名づけました。
(ねこのゆかい)
(次回の発表につづきます)
2023-02-24-FRI