コンドウアキさんの最新の絵本、
『おはぎちゃん』が発売されました。
その名のとおり、主役は、おはぎちゃん。
ねこのおはぎちゃんが、
どっしりと、のんびりと、でーーんと、
「ただそこにいる」、すてきな絵本です。
ちなみに、「おはぎちゃん」という名前の由来は、
ぶちの色がきなこ&あんこの
「おはぎカラー」だからなのですが、
きっと、みなさんの家のねこさんたちの名前にも
それぞれ「由来」がありますよね?
というわけで、絵本の発売を記念して、
「みなさんちのコのお名前の由来」を募集したところ、
たくさんのエピソードが寄せられましたよー。
その数、なんと300通以上!
すべては載せられないのですが(すみません)、
いいなあ、と思えるものを掲載していきます。
連載の最後には「コンドウアキ賞」も発表!
それでは、どうぞのんびりご覧くださいー。
第3回
みなさんちのコのお名前の由来
- いやあ、ほんとうに、
いろんな由来があるものですね。
いつの間にかついていた名前、
考えに考えてようやくついた名前、
名前の数だけ、由来がある。
今日もみなさんの「うちのコ」の
名前の由来をたくさん発表します。
のんびりご覧くださいませー。
もも
うちのコ「もも」は、直感で名付けました。
一応名付けたものの、
人から譲り受けたコだったので、
元から呼ばれていた名前で呼んであげようと
その人に聞いてみたら、
その名前もなんと「もも」!
ブリティッシュショートヘアのハチワレちゃん、
「もも」と呼ばれる運命だったんじゃないかな
と思ったりします。うちに来て2年ほどですが、
みんなにチヤホヤされるツンデレお嬢様です。
(なっぷる)
あんじー
保護活動の方に希望を聞かれ「白い猫」と答えた。
想像はミックス。白で短毛で耳やしっぽが茶色とか。
お届けの日キャリーを開けて出されたのは、
真っ白で長毛だった。え? これが保護猫?
真っ白でふわふわで天使かと思った。
それで「天使」って意味を名前にしたくて考えた。
天使→エンジェル→アンジェラ→アンジー。
よし、和風にひらがなで「あんじー」にしよう!
ようこそ、我が家の天使、あんじー!
(あんじー)
乙嬢
「乙嬢」、おじょうと読みます。
私が水商売で働いてた時にお客様に
「お嬢」と呼ばれてたので、
そのまま「おじょう」とつけました。
漢字にしたのは、犬種がパグでおじさん顔なので
女の子らしく、乙女の乙に、
女偏の嬢で乙嬢(おじょう)にしました。
(おじょママ)
てと
2歳のオスのペキニーズです。名前は「てと」。
由来は2つありまして‥‥。
子犬の時、短い足で「てとてと」歩いていたから。
表現がおかしいかもなんですが、
「トコトコ」でも「てくてく」でもなく、
「てとてと」歩いてたんです。
もう一つは、毛色から。
顔が黒く、耳は黒と茶色のグラデーション。
体が茶色なとこが、ナウシカの肩にいた
あの子に雰囲気が似ているね~となり、
ウチのコは「てと」になりました。
(ようこ58)
シーマ
当時話題になった日産の高級車CIMAから
「シーマ」と義姉が名付けたと知るまでに幾年月。
シマシマだから「シマ」だと思ってた。
(ももも)
フェンス
フェンスと言います。
先猫のにゃあが行方不明になって1年近く探し続けました。
迷子猫のポスターを、ポストインしたり、
公園や商店街の掲示板に貼って探しつづけていました。
たくさんの方が
「よく似たキジネコがうちの庭に来ています」
などの連絡をくださいました。
訪ねて行くと、何回も同じ猫(うちの仔と違う)でした。
うちの団地の裏にあるゴルフ場のフェンスの中を、
住み家にしてる猫でした。
家族に「またフェンスのとこにいる猫だった」と
報告してるうちに「フェンス」と呼ぶようになりました。
猫探しをする私はまたたびの粉を付けて歩いていたので
よくフェンスを見かけました。
そのうち猫探しを終えて家に帰る頃には
うちの家までついてくるようになりました。
野良なので家には入ってこ
庭で過ごすようになり、
デッキにハウスを作ってそこで住んでもらって、
半年ほどして夜だけ私の布団の上で
寝てくれるようになり、少しずつうちの仔になりました。
完全家猫になるのに1年ほどかかりました。
いつも遠慮がちな野良猫そのままで
「にゃあ~」と鳴いてくれるのも半年ほどかかったけど
可愛い仔で大好きでした。
一年前猫エイズで亡くなりました。
この文を書いてる今も泣いてしまいます。
(hitomi)
ふくちゃん
うちのコの名前は「ふくちゃん」です!
名前の由来は、家族が整骨院をやっているのですが、
名前を考えている時に
「院長はいるから副院長は?」
という私のひとことが採用!
「ふくちゃん」に決定!
みんなには「福ちゃん」だと思われていますが、
実は「副ちゃん」なのです。
1年前に虹の橋を渡りましたが、
いつも私の横をぴったりひっついてくる
可愛いチワワでした。
(うさこ)
幸
雨の日に大怪我している状態で保護したので、
幸せになれるように
「幸(こう)」ちゃんです。
珍しくいつも大人しい母が、決めました。
(ゆずっぺ)
(次回の発表につづきます)
2023-02-26-SUN