ほぼ日の奥野武範はたくさんのインタビューをこなす。
年間数十本。その対象はじつにさまざまだ。
著名なクリエイター、街の職人、ベテラン俳優、
憧れのロックスター、古い友だち、投稿者、
恩師、カメラマン、社長、学者、などなど‥‥。
それだけインタビューを重ねていけば、
当然「こぼれ話」もある、はず。いや、ある、と思う。
歯切れが悪いのは、奥野が自分からは語らないからだ。
ところが「あの取材、どうだった?」などと聞くと、
彼はそこで起こった興味深いエピソードを普通に語る。
なんだ、あるじゃないか、こぼれ話。もっと教えてよ。
それで、こんな場所をこしらえることにした。
奥野武範がインタビューのサイドストーリーを語る場所。
それが「奥野武範のインタビューノート」である。
こういう場所をつくれば、彼の性質上、きっと語るはず。
なにか書かれるのを、みんなでのんびり待ちましょう。
イラスト:和田ラヂヲ 巻頭言:永田泰大