いま、世界中のみなさんが、
自分の身を守りながらみんなの健康を守る、
そんな時間をすごしています。
21年間、ほぼ日に登場してきた
さまざまなコンテンツのなかから、
今日はこれを読みたいな、みたいな、というものを
編集部がピックアップしていくことにしました。
お好みのもの、見つかったらうれしいです。

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4月11日のおすすめ

「人間を信頼する、人間の仕事。」(2018年) 「人間を信頼する、人間の仕事。」(2018年)

こんにちは、永田です。
いま、ずっと部屋にいる方が
多いのではないかなと思います。
同じ部屋で同じような生活をしていると、
やっぱり変わった景色が見たくなりますよね。
というわけで、とびきり雄大な景色を
たっぷり味わえるコンテンツを紹介します。
それは宇宙です。宇宙から見た、地球の景色。

国際宇宙ステーションに
142日間滞在した宇宙飛行士、
油井亀美也さんと糸井重里の対談です。
糸井重里いわく、油井さんは、
「宇宙の話」を「人間の話」に翻訳してくれる人。
宇宙の話をすればするほど、
ふたりは人間について語ることになります。

また、規模はまったく違いますが、
油井さんが長く滞在した宇宙ステーションも、
いま、多くの人が経験しているのと同じ、
「同じ場所にずっといる」状態。
そこで、宇宙飛行士のひとたちは、
どんなことに気をつけているのでしょう。

いま、この対談を読むと、きっと
いろんな発見があるのではないかと思います。

油井亀美也×糸井重里
「人間を信頼する、人間の仕事。」(2018年)

「父はマンションのヒーロー」(2018年) 「父はマンションのヒーロー」(2018年)

ほぼ日の菅野です。
私の両親は京都で酒と食料品の店を
いとなんでいるのですが、
緊急事態宣言の対象となるかもしれないと
きのう電話がかかってきました。

こういうときこそ地域の人のために
いつものとおりに働かなくてはいけないと
父母は言っていて、
私もその姿勢を見習いたいと思いました。
食品を扱うため、衛生環境については
徹底しているそうですが、母は
「手ぇ洗いすぎてほんまカッサカサやわ」
と笑って電話を切りました。

離れていて会えない親のことを、
ここにきて毎日、思っています。

ほぼ日では、離れて住む親について書かれた
すばらしい読みものがあります。
「父はマンションのヒーロー」です。
物理的な遠さだけでなく、
心の距離も微妙になった父のことを描写するのですが、
ふとはさまれる筆者の中前結花さんの
本音の吐露がたまらないです。
心境と事実描写のバランスが、
おおげさでもひかえめでもなく、名人芸。
読んでよかったと思える、ナイスコンテンツです。

「父はマンションのヒーロー」(2018年)

(また更新します。)

2020-04-11-SAT

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