シンクーのスキンケアは、全6種類。
3つの化粧水と、クリーム、オイル、
そして、オールインワン美容液という、
シンプルなラインナップです。

ごきげんになれる香りとテクスチュア。
天然由来成分の力を引き出す処方。
そして、気持ちまで明るくなるパッケージ。
スタッフが「これがいい」と納得できたものを、
長く愛用していただきたいという思いで、
ていねいに開発を行ってきました。

毎日のスキンケアが喜びになるように、
「必ずこれとこれを使ってください」や、
「これは乾燥肌のかた用です」
といった決まりごとは作っていないのですが、
だからこそ、何を買っていいか、
迷ってしまうというかたもいらっしゃいます。

今回、3人の憧れの女性たちに、
シンクーのスキンケアを使い続けてもらいました。
なにをどう選ぶかは、すっかりお任せして。
肌と心は、どんな風に変わったのでしょうか?
それぞれのエッセイでお届けします。

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02 細川亜衣 料理家  堂々と人前に出られる肌でいられるように。

 

私はほとんど化粧をしない。
思い起こす限り、私がしっかり化粧をしたのは、
高校の演劇部でロボットのお姫様役を演じた時、
成人のお祝いに振袖を着て写真を撮った時、
テレビの料理番組に出ていた時、
そして、結婚式の時、くらいだろう。
「化粧映えする顔だね。」と言われたこともあるが、
私は自分がしっかり化粧をした顔が好きではない。
さらに言うなら、自分以外の人についても同じだ。
もともと顔の作りが綺麗な人であればあるほど、
化粧をしない方がずっと綺麗なのになあ、と思ってしまう。
顔を”素材”、化粧を”料理”と考えるとわかりやすい。
よい素材であればあるほど、料理はしない方がいい。
もちろん、素材がよければ
どう料理してもまずくなることはないのだが、
本来のおいしさというものからかけ離れてしまうとしたら、
できる限り余計なことはしないでおくのが一番だ。


ただ、綺麗な顔も、おいしい料理も、
当然のことながらよい素材ありきだ。
しかし、顔であれ、料理であれ、
美醜や美味い不味いをとやかく言うのはみっともない。
他の誰かや何かよりもきらりと光ることを願い、
各々が粛々と精進するのみだ。


そういう意味で日々のスキンケアは、
自らに光を添えるために欠かせない行為だろう。
とはいえ、私は何事においても手をかけすぎず、
しかし、見栄えがいいのを好む。
だから、肌の手入れもなるべく最小限でありながら、
しっかりと効果が感じられるものがいいと思っている。
香りはあえてつけていないか、とても好みのものか、
そのどちらかだけを使いたい。
もう30年もの間、料理と向き合い、そして、
熊本に越してからは、
自然に囲まれた暮らしをするようになって、
次第に香りに敏感になってきたためだろう。


Shin;Kuuのスキンケアの中では、
葛湯を思わせるような、
ゆるいとろみのある「セラム ウォッシュ」、
北イタリアの城の庭の匂いを想起させる
「ウェルカムウォーター アイシーハーブ」、
そして、北海道の馬たちからの恵み「スターティング」の
組み合わせが気に入っている。
いかにもつけた感じの強い香りがなく、
でもつけるたびに、ああこの香り、という安心感。
そして、肌が少しずつ健やかに保たれていくのがわかる。
化粧をせずとも、
堂々と人前に出られるような肌でいられるように。
そのためには、食べるもの、つけるもの、見るもの、
聞くもの、自分のからだに入ってくる
全てのものに心を配って生きてゆきたい。

テニスを始めて数年たち、どちらも2代目、気に入って使っています。

 

 

細川亜衣 Ai Hosokawa

料理家。熊本にて自然に囲まれて暮らしながら、料理をすること、食べることと向き合う。2023年よりtaishoji ディレクターとして、工芸、服飾、料理、茶など様々な分野に関わる企画を行なってゆく。毎日の気づきや、大切にしたいレシピを綴った”grembiuli e ricette エプロンとレシピ”を毎月更新中。

https://www.taishoji.com/

Instagram
https://www.instagram.com/hosokawaai/

(つづきます)

2022-11-01-TUE

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