詩人の谷川俊太郎さんが亡くなったと知りました。
ほぼ日はこれまでWebページや本を通じ
谷川俊太郎さんとたくさん遊んでいただきました。
谷川さんの創作発表は10代からで歩みが長く、
作品は教科書にも載っていますが、
ほぼ日や本の『谷川俊太郎質問箱』で
身近に感じてくださった方もいらっしゃると思います。
みなさまに改めて、
これまでのほぼ日のご出演コンテンツを
まとめてお伝えすると同時に、
谷川俊太郎さんが同じ世界にいてくださったことに対し、
感謝をお伝えいたします。
谷川さん、ありがとうございます。

>谷川俊太郎さんについて

谷川俊太郎さん(たにかわ しゅんたろう)

1931年生まれ。詩人。
「朝のリレー」「二十億光年の孤独」
「いるか」「みみをすます」「生きる」など、
数千篇におよぶ詩作品や、レオ・レオニ作『スイミー』、
スヌーピーでおなじみ「ピーナツブックス」シリーズ、
『マザー・グースのうた』などの翻訳、
そして、テレビアニメの「鉄腕アトム」主題歌や
「月火水木金土日のうた」などの作詞も手がける。
現代を代表する詩人のひとり。

  • よく晴れた、陽射しのあたたかな冬の午後、
    ウッドストックの服を着た渡辺真理さんが、
    たくさんのお菓子を持って、
    谷川俊太郎さんのお宅を訪ねました。
    2024-02-13

    谷川俊太郎さんは
    「ほぼ日の學校」の用務員さんの役を
    かって出てくださいました。
    用務員さんのいるところは、糸井重里が
    ひと休みしたくなったときに立ち寄る場所です。
    きっと学ぶみなさんも訪れていい場所です。
    ほら、おしゃべりが聞こえてきます。
    なんだか今回はふたりして、
    「勉強してこなかった自慢」をしているようです。
    もれ聞こえる90歳と73歳の声に耳をかたむけ、
    みなさんもどうぞすこし、休憩していってください。
    2022-07-04

    言いたいことを伝える。人の意思や気持ちを受けとめる。
    どちらも、ことばという道具が大切な役割をはたします。
    谷川俊太郎さんのご自宅で収録した
    ほぼ日の學校『谷川俊太郎「ことばの授業」』、
    一部を読みものでご覧ください。
    2021-10-06

    谷川俊太郎さんのおうちに
    糸井重里が遊びに行きました。
    そして、おしゃべりしました。
    ふたりの共通の仕事は、
    言葉を使うこと。
    言葉の枠を忘れてみせること。
    ふたりの詩人の気持ち、連載します。
    2021-03-18

    詩人の谷川俊太郎さんが
    「ほぼ日刊イトイ新聞」で募集した質問に答えた
    新しい本ができました。
    前作『谷川俊太郎質問箱』発刊後に
    「ほぼ日」に掲載したものと、
    新たな書きおろしをあわせて編集。
    詩人ならではの世界の見せ方でくり出される
    名回答のかずかずを、
    しみこむように味わえる珠玉の一冊です。
    2018-01-09

    ニットデザイナー・三國万里子さん、
    2年ぶり待望の作品集は「ほぼ日」から出版されます。
    タイトルは『うれしいセーター』。
    『うれしいセーター』は、
    三國さんがこの12人に編んだ作品を収録した一冊です。

    宮沢りえ/星野源/ミロコマチコ/小林薫/
    桐島かれん/谷川俊太郎/平松洋子/片桐仁/
    二階堂和美/石川直樹/平武朗/塩川いづみ
    2017-02-25

    ほぼ日手帳2015の発売を記念して、
    「Life is…」展という企画をおこないました。
    展示のメインは21名のかたにお聞きした、
    それぞれのかたの「Life is…」。
    そのときのおひとりずつの言葉が
    あまりに魅力的だったので、
    多くのかたに読んでいただけたらと思って、
    あらためて「ほぼ日」上でも
    ご紹介させていただくことにしました。
    2014-11-04

    絵本『かないくん』の執筆を
    谷川俊太郎さん依頼したのは
    2011年11月のことでした。
    そこからどんなことを経てきたのか、
    みなさまにご紹介します。
    2014-02-17

    谷川俊太郎さんが一夜で綴り、
    松本大洋さんが二年かけて描いた絵本、
    『かないくん』ができあがりました。
    わくわくするような顔合わせの対談を
    たっぷりとお届けします。
    2014-01-20

    死ぬとどうなるの。
    生きているだれもが、
    やがて死にます。
    それは、どいうことなんだろう。
    絵本『かないくん』の紹介です。
    2014-08-18

    小学5年生のマンガ家、あーちんと、
    日本を代表する詩人、谷川俊太郎さんが会ったら
    いったいどんな話をするんだろう?
    2013-11-18

    六本木の森アーツセンターギャラリーで
    「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。」
    が開催されます。
    展覧会開幕にさきがけ、
    谷川俊太郎さん(『ピーナッツ』翻訳)
    祖父江慎さん(展覧会のロゴマークやグッズなどをデザイン)
    出席する記者発表が行われます。
    2013-10-02

    矢野顕子さんと谷川俊太郎さん、
    糸井重里が会う夜。
    テキスト中継です。
    2013-08-05

    詩人としての谷川俊太郎さんが
    これまで命をかけるように守ってきたこととは
    いったいなんだったのでしょうか。
    2012-04-11

    フードコーディネーター飯島奈美さんの人気連載
    「LIFE」が、1冊の本になりました。
    よしもとばななさん、重松清さん、
    谷川俊太郎さん、そして糸井重里による、
    料理にまつわるエッセイを収載しています。
    2014-04-01

    『小さいことばを歌う場所』が
    谷川俊太郎賞を受賞しているって知ってました?
    いえ、正式にはそういった賞はないんですけど、
    なにしろ谷川俊太郎さんご本人が直々に
    「この本に谷川俊太郎賞をあげたい!」って
    言ってくださったんだから間違いありません。
    2008-04-18

    谷川俊太郎さんが新しい詩を
    ほぼ日に連載します。
    長めの詩です。
    2007-08-16

    谷川俊太郎さんが、今日一日「ほぼ日」にやってきて、
    『谷川俊太郎質問箱』を買ってくださるみなさんに
    感謝の気持ちをこめて本にサインをします。
    2007-08-03

    読者のみなさんから届いた質問に、
    谷川さんがひとつずつ、
    答えていきます。
    2006-05-09

    「段取りとか決まり事とか全くなくて
    気ままにおしゃべりをするラジオ番組がやりたい」
    というdarlingの無謀ともいえるつぶやきに
    「いいですよ。やってみましょうか」と
    TBSラジオが手をあげてくれたことで実現した
    『ほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツザ・チャノミバ』
    毎回、darlingの茶飲み相手として
    いろんなゲストがスタジオに遊びに来てくれます。
    2004-06-20

     

    谷川俊太郎さんと覚和歌子さんの、
    ふたりの詩人によれば、
    詩の言葉とからだは、密接な関係にあるんだそうです。
    お互いの詩の秘密にせまるような、とてもスリリングな
    からだと言葉をめぐるお話をどうぞ。
    2005-02-10

    谷川俊太郎さんが、谷川賢作さんとつくった
    詩と音楽のCD3部作の、
    最後のテーマに選んだのは、「家族」。
    半世紀をかけて言葉をつむいできた谷川さんの
    魂が浮き彫りになるような、そんな作品になりました。
    人生でいちばんだいじにしているものは何かと訊かれたら、
    谷川さんは「やっぱり家族」と答えるそうなんです。
    2004-04-30

    ふたりとも、さり気ないけど、
    いつも素敵なTシャツを着ていて、
    十代でも二十代でもないけど少年っぽくて、
    偶然ですけど、ことばをつむぐ人です。
    春の初めのある日、
    杉並にある谷川俊太郎さんのご自宅を、
    ボーズさんが訪ねました。
    2004-03-22

    2003年9月13日。
    5人の長老が、東京国際フォーラムを震わせた。
    観客席の1500人は、6時間におよぶ長老たちの話を、
    雨をよろこぶ樹木のように聞いていた。
    2003-07-11

    偶然のように依頼がきた『補聴器キャンペーン』の仕事。
    なにかの縁としか思えないくらい、
    「ほぼ日」とのつながりを感じました。
    耳からの言葉を、ちゃんと考えるきっかけが、
    ここから生まれたらうれしいです。
    2002-09-27

    どうして実現したのか、不思議なくらいの座談会です。
    あらためてお父さんについて話すと、
    いままで見えなかった何かが見えてくる。
    2003-05-26

    谷川俊太郎さんが、自作の詩を朗読して、
    谷川賢作さんが、ピアノを弾いているCDアルバムが、
    2月5日に発売になります。
    この機会に谷川さんにお話をうかがって、
    しかも、「ほぼ日」だけの非常識な方法で、
    このアルバムの「臨時ショップ」を開くことにしました。
    2003-01-20

    締めきりがあると書く詩人、
    わだかまりが、ある日突然七五調で出てくる歌人、
    書くのが嫌いなコピーライターによる、
    言葉をめぐる冒険。
    2000-05-22

    谷川俊太郎さんは、
    自分の住んでいるところについて、
    かつて「宇宙連詩」のなかで、
    こんなふうに書いていました。

    住所は村ではない
    町でも県でも国ですらない
    住所はこの惑星
    そして銀河系

    谷川さんの住所は
    いつも宇宙にあったのです。

    また、こんなことも
    教えてくださいました。

    人は亡くなると、
    数グラムほど体重が軽くなるんだって。
    それって、魂の重さなんじゃないかと
    思うんだけど。

    死ぬとどうなるのかは
    死なないとわからないから、
    好奇心があるという理由で
    「たのしみです」とも
    おっしゃっていました。

    宇宙はどんなところでしょう。
    「帰るところがあるような気がする」の空は、
    ほんとうはどんな色をしているのですか。
    谷川さん、私たちに
    すばらしい詩をくださって
    ほんとうにありがとうございました。

    遊びのように軽く、なのに、
    ご本人も直しようのないほど完成された作品群で、
    締切をずいぶん守り、やすやすと軽々と、
    つねに開かれ、どこかへ転がることを願い、
    だれにもわかる平易な言葉で、
    たくさんの世界を見せてくださいました。
    ありがとうございました。

    ほぼ日の連絡係 菅野綾子
    2024年11月19日