よーし、きたきたきたー!
地味ながら一部で支持されているという
この「バフンウニの嘆き」、
ようやく無生物にも門戸が開かれた!
まさに新章突入! ここからが本編ともいえる!
栄えある新章のトップバッターを務めるのは、
私、「ハメゴロシ」でございます。
もっとわかりやすく表現すれば
「はめ殺し」でございます。
あのねぇ、さっそくですけどねぇ、
言い過ぎでしょ、「はめ殺し」は。
要するにね、私がどういうものかっていうとね、
窓が開かないっていうだけですよ?
採光のための、開かない窓。
ただそれだけの機能をもつ私に
つけられた名前が「はめ殺し」。
「はめて」「殺す」から「はめ殺し」。
言い過ぎでしょ、それは。あと過激でしょ。
「はめて」も「殺して」もないっつーの。
むしろ、こっちが「はめられた」みたいな?
壁にがっちり「はめられた」みたいな?
ていうかね、むしろね、私はね、
開かないことによって
安全であるとすらいえますよ。
転落死の危険性ゼロの私が「はめ殺し」?
言い過ぎでしょう、それは。
さて、今後も、私のような
無生物の「嘆き主」さんたちがたくさん登場します。
みなさん、いまかいまかと
出番を待ち構えておりますので、どうぞお楽しみに。
どうやら、ここから先が、
「バフンウニの嘆き」の真骨頂らしいですよ?
(つぎなる嘆きへつづく)
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