NANASHI
中卒でいいんじゃない?
名無権兵衛・15歳・デビッドリンチ目指す。

第17回 本当に後悔していないか

もう中学校を卒業して4ヶ月以上たつわけだが、
今、自分がこの道を選んで本当に
後悔していないかどうかを考えてみた。

僕の出身の中学校の先生とか、
僕の親に
「高校に行かないでアメリカで映像の勉強をしたい」
と相談した時、基本的には反対されなかった。
まあ誰が反対しても行くつもりの覚悟だったんだけど、
別に反対されないので誰とももめる事なく卒業した。

つまり、「高校に行かない」という選択が
卒業した時点でリアリティを増したけど、
別にそこまでの道のりが大変だったわけじゃないので、
その後の自分の立場とか
後悔とかを深く考える事はなかった。
それからもう4ヶ月もたったのだけど、
やはり基本的には後悔していない。

ただ、高校に行かなきゃ味わえないだろうなぁという
面白さが欲しくなる時もある。
例えば友達から部活の話を聞いていると、
合宿いいな~とも思ったりする。
今となればクラスでただ友達としゃべるだけでも
楽しかったんだと思う。
だけど僕が高校に行っていたら
こんなことは思わなかっただろう。

朝早く起きるのがイヤだったり、
毎日部活があって面倒くさかったりして、
もう行くのがいやになってたかもしれない。
僕は結局いろいろ考えて高校に行かなかったので、
高校に行かないなりのおもしろさを知っていると思う。
赤点とか気にしなくていいし、
無理に朝早く起きる必要もない。

それになんだかんだ言って自分のやりたいことを
実践してるので将来のビジョンとかも浮かびやすいし、
その将来のビジョンはすごく楽しいものだ。
そのビジョンを実現させる努力も惜しまずにするだろう。
日本の高校に行くのと、
アメリカに映像を勉強しに行くのは、
両方いっぺんにはできない。
でも、両方に楽しい事とか学ぶ事があると思う。

僕の場合やりたいことがあって
高校に行ってないわけだから、やはり後悔はしていない。
ただ、高校に行っても面白いことはあっただろうから、
結局どっちが正解かなんて無いんだと思う。
自分の選んだ道が自分にどう作用してくるか、
そして自分がそれに満足しているかが全てだと思う。

2000-08-19-SAT

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