NANASHI
中卒でいいんじゃない?
名無権兵衛・15歳・デビッドリンチ目指す。

第24回 直接映像に興味を持った映画

渡米まで後わずかです。
ホームステイ先が決まったり、航空券も購入したりと、
具体的なことまで決定して来ています。
ただ、今ビザ取得が時間的にかなりギリな状態なので、
まあなんとかなるとは思いますが
スリルな感じです。
成田発は、日本時間で3月4日の昼頃になります。
到着はNY時間で3月4日のこれまた昼頃になるみたいです。
「NY時間」ってなんかかっこいいです。

日本にいるのが後わずかだと分かって、
色々考えてみました。
僕は何故映像に興味を持ったのだろう?とか。
小学生の時にクエンティン・タランティーノという監督の
「パルプ・フィクション」という映画を見ました。
この映画の最後で、神の存在を感じた黒人の殺し屋が
足を洗おうと決意するシーンがあるんです。
この時は相棒と喫茶店みたいな所で食事してるんですが。
この二人は、サミュエル・L・ジャクソンと
ジョン・トラヴォルタなんですけど、
普段は黒スーツのくせに
最後のシーンではとある理由から
ダルい感じのTシャツと短パンみたいな服装なんです。
そんな服装で向かい合って食事をしながら
「神の存在」について語るんですけど、
これがまた目茶苦茶かっこいい。
この時思いました。
映画撮りてーなー、と。

直接映像に興味を持ったのはこの映画です。
ただ、大きくまとめて「芸術」に興味を持ったのは
確か幼稚園くらいの時なんです。
母親の友達に俳優さんがいたんですよ。
その人の舞台を母に連れてってもらって
見に行ったのが確か幼稚園の年長くらいだったんですけど、
これがまた段違いにかっこよかった。
最高の高揚感です。
内容はもう覚えてないですけど、
その時のヤバいくらいのかっこよさは
今でも強烈に残ってるんですよ。
世の中にこんなにかっこよくて、
面白いことをしてる人がいるんだなーと思いましたね。
それで一時は俳優もクールかと思ってたんですけど、
自然に興味は「撮る側」に向いていきました。
今でもその俳優さんは僕が尊敬している人の中の一人です。
僕が思う世界一セクシーな人です。

で、この衝撃の舞台が原点だったのかな、
と最近はよく考えます。

ここ1,2週間は面白い出会いがたくさんありました。
みんな一癖も二癖もある人達です。
今僕は結構面白い環境にいるみたいです。
最近になっていろんな人に感謝してます。

2001-02-23-FRI

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