|
|
スコットランドへ出発しよう! |
|
スコッチの聖地 |
ウィスキーの味は、よくわからない。そもそも、そんなに酒が強くない。雑誌社に依頼され「俺でいいのか」と思いながら、石川直樹はスコットランドのアイラ島を訪れた。ここは、村上春樹の『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』の舞台となった島。スコッチウィスキーに欠かせない「ピート」と呼ばれる泥炭が、よく採れる。そのため、島にはぜんぶで8つの蒸留所があって、そのなかのひとつをフィルムにおさめた。BOWMORE―ボウモア。スコッチの聖地で最古、というからには、きっと有名な蒸留所なんだろう。周囲には荒野が広がり、海の匂いとウィスキーの香りが混淆する。蒸留所のおじさんに、ウィスキーを試飲させてもらった。が、やっぱり味は、よくわからなかった。
2010-11-29-MON
|
|