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ヒマラヤへ出発しよう! |
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母の首飾り
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サガルマータ、8848m。いわゆる、エベレスト。チベット語では、チョモランマ。ご存知、地球でもっとも高い山。ローツェ、8516m。世界4位。標高差3300mの大岩壁を有し、名登山家イエジ・ククチカの眠る場所。マカルー、8462m。世界5位。その東南陵は、登山家の間でも最困難ルートのひとつとされる。チョー・オユー8201m。世界6位。シェルパの言葉で「トルコ石の女神」を意味する。これら8000m級の4座をはじめ、ヒマラヤの高峰・名峰が次々と出現する道を、写真家はひとり、歩いている。‥‥と、ふいにアマダブラムが姿をあらわした。6812m。十分高いが、ここでは「よくある高さ」だ。しかし、極めて美しい。そして「厳しい」。アマダブラムとは「母の首飾り」という意味だ。母の美しさと母の厳しさを併せ持つ山、なのだろう。
2011-04-18-MON
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