ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第17回 犯人扱いされた人って、多いの?


こんにちは!
先日、オウム真理教の地下鉄サリン事件と
三億円事件の犯人にまちがわれた人を紹介したところ、
「ぼくの知りあいもそうだよ」のメールが2通届きました。

「重要事件の犯人にまちがわれるなんて!」
というハナシではなくって、もしかしたら、
「重要事件だからこそ、より沢山の人を疑う」
という方針で、捜査がなされたのかもしれませんね。
さっそく、2通のメールを、ご紹介いたしましょう。







・昔あった三億円事件の犯人と疑われた内の
 ひとりは、何を隠そう私の父です。
 話によると、当時、警察が聞き込みに来たそうな。
 なぜか?それは顔が似顔絵にそっくりだったことと、
 あとバイクに乗っていたことだったらしい。
 父の話には未だ半信半疑なんだけど、
 もし本当なら、警察はどういうルートでうちみたいな
 ちっちゃなちっちゃな商店街までつきとめたのだろうと
 とっても不思議。でも、ほんとのことを言うと・・・
 「お父さん、私お父さんが
  犯罪者でもかまわない! 早くお金出して!」

 (まき)



・オウム真理教のお話を見て思い出しました。
 私が以前勤めていた会社は、
 携帯電話などの開発をしている電気会社でした。
 ある日、外線電話を取ると警察から電話。

 びびりつつも用件を聞いてみると
 「おたくの会社名義で借りている
  アパートの部屋に誰も帰ってこない。
  オウムの隠れ家ではないのか?
  本当におたくの会社で契約しているのか?」
 というような内容でした。

 その部屋は確かに会社で契約しており、
 その部屋の住人は、あまりの忙しさに
 会社に泊り込み、休日出勤も当たり前の
 状況になっているだけでした。

 たくさんあるアパートの中から
 そこを探し出した警察力にも驚きましたが、
 怪しい活動員に間違われるほど
 家に帰れない私の友人(部屋の住人)が
 とてもかわいそうでした。

 徹夜する会社員の部屋に
 どれくらい張り込みしていたのか、
 ちょっと気になったものでした。
 (しーやん)

 




どちらもスリリングですね。
かたや親、かたやよく働く友人。
「まき」さんのラストのコメント、おかしかったです。

それにしても、夜に帰ってこないだけの情報や
バイクと似顔絵の2つの情報だけで当たりをつけてくる
警察の当時の気合いも、すごかったんだなぁと思いました。

ヨーロッパ中部で、現在、豪雨の結果、
死者80人以上の被害が出ているようですが、
そのひとつ、チェコのプラハから、まさに
「ニュースのご近所」といったおたよりが届きました。







日本のニュースでチェコの洪水の様子が流れたそうですが、
中央ヨーロッパ各地で洪水の被害がでています。
ここチェコは南部からプラハにかけて
ヴルタヴァ川沿いの町が被害にあっています。


今朝方早くに、妙にサイレンが鳴っているのでおかしいな
と思っていたら、実は大変なことになっていました。
とはいえ、私の住んでいる地区は高台なので、
普段となんら変わることはないのですが、
マーケットは買い出しの人で長蛇の列。
日持ちする黒パンは売り切れ、あとは水のまとめ買い。
念のため近所の銀行に行ったのですが、その直後に
キャッシュディスペンサーの使用は停止になったそうです。

近所の大きなホテルの前には、
不安そうに外にでる観光客の姿がありましたが、
ドイツやオーストリアも被害にあっているので、
地続きの移動や飛行機にも影響がでています。

今の時期は日本からの旅行者もたくさんいますので、
みなさんきっと不安にかられていると思います。

川沿いの地域の住人には避難勧告がでて、
動物園の動物も安全な場所に移動させたそうです。

サイレンが鳴り、広報車が巡回し、
「中心地には行かないように。
 薬と身の回りのものを用意して
 すぐに避難できるように」

といっても現在、雨はやみ、川沿い以外の地域は
比較的のんびりした状況で、テレビで流れる
緊迫した映像とのギャップにとまどっています。

とりあえず水の汲み置きと乾電池を補充して
いざという時に備えましたが、どうなることやら。
また変化があったらお知らせします。

市内では浸水しているところもあり、
中心地は道路や橋、地下鉄の駅が閉鎖される
など、いまだ復旧の見込みはたっていません。
1時間前からヴルタヴァ川の水位は上がっていない
といっています。雨もほとんど降っていません。
このまま夜中も雨足が強くならないといいのですが。
予報では大丈夫そうです。

停電しているところも多いようで、
どういう状況かわからない人も増えている様子。
明日は水が引き始めればいいのですが。
(8月13日午後9時半プラハよりshino)

 




今、まさに渦中なんですね。
メールをどうもありがとうございました。

ドイツ南部の写真を新聞で見ましたが、
たしかに、すごいものがありました……。

今日も最後に、「おもしろ漢字Tシャツ」を紹介します。







・「二角形」Tシャツ、私もフランスで見かけました。
 フランスでは漢字ものが、かなり人気です。
 私が見かけたもののよりすぐりをご紹介しますと、

 Tシャツに大きく縦書きで・・・
 「全部」
 バックプリント。

 ナイロン生地のズボンや上着など縦書きで、
 「東京製」
 主にワルそうなヤツが着用。

 ギャル系ショップのTシャツやキャミソールに
 でかでかと、「食事処」。
 よりによって、なぜ・・・

 アジア系雑貨ショップに売られていたカバンには、
 「入国プ」の文字が・・・
 「入国プ」ってなんでしょうか?
 友人との協議の結果、
 「入国スタンプ」がヒントだったのでは・・・と。
 もうすぐ帰国なので、
 記念に何か買って帰ろうかと思ってます。
 (ちーこ)



・ジャワ島のパサールで買ったシャツには、
 「北海道拓殖銀行」と
 しっかりした漢字で書いてありました。
 大爆笑して、買って帰ったのですが、
 結局、一度も袖を通さず現在に至ります。
 たまーに箪笥のすみにそのシャツを見つけると、
 高校の時古典で習った「祇園精舎の鐘の音」という
 ワンフレーズがよぎり、しみじみとしてしまいます。
 (み)



・プーケットで売っていたハローキティのTシャツは、
 むねのあたりに、かわいくひらがなで
 「ぬりえ」と書いてありました。
 このTシャツが出来るまでのことを
 いろいろと想像してしまいました。
 場所が、ちゃんとした免税店だったので、
 すましている店員さんとのギャップが可笑しかったです。
 (とよ)

 




なんと言っても「全部」Tシャツが最高でした!
では、次回にまたお会いしましょうー♪

さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、どうぞーー!!

2002-08-14-WED
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