ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第25回 香川県・本島の山火事など。


こんにちは!

「香川県の本島で山火事が発生して、
 出火から4日経っても燃えつづけていた」
というニュースの近所に住んでいる方から、
メールが、到着しております。

23日、まだ夜明けとともに陸と空からの
本格的な消火活動がおこなわれている最中に届いた
そのおたよりを、ご紹介いたしますね。







・僕はあんまりニュースの近くに
 いたこともないんですけど、昨日(22日)、
 突然ニュースのそばを通ったのです。

 仕事で香川へ行く際、
 瀬戸大橋を電車で通過中のことでした。
 初めての瀬戸大橋からの眺めに見入ってたとき
 美しい島々の一つから
 たくさんの煙が立ち上っていたのです。


 やけにヘリコプターが多いなあとも思っていたので
 あ、ニュースで見た山火事かな?と気付きました。
 「まだ燃えていたのか」と
 ヘリによる消火活動を見ていたのですが
 「そんなので消えるの?」と誰もが感じるものでした。
 焼け石に水、というよりは
 キャンプファイヤーに唾みたいなものだと思いました。

 ほとんどの山は燃え終わって茶色になっていました。
 ハエのようにヘリはブンブン飛んでいましたが
 自然に消えるのを待つしかないのでしょうか。
 住民の方々に被害がありませんように・・・。
 初めて見た山火事の印象でした。
 (ガラック)






瀬戸大橋を通る電車からも
充分、確認できるほど大きな火事だったんですね。

そして次は、配達の途中で見かけた出来事について・・・。







・配達の仕事をしています。
 きょう午後の配達の1便を終えて、
 うちの店の前まで戻ろうとしたら、
 パトカーと消防車が、
 サイレンを鳴らしながら2台でやって来ました。
 現場は、うちから2軒となり。
 地下が駐車場、1階が商業施設、その上はアパート。
 「・・・火事?」と思いながら、
 わたしは車に、2便の荷物を積み込み、でかけました。

 2便を終えて戻ったら、80代のお客さまどうしが
 話しこんでましたが、3便の準備で一杯で何も聞けず。
 ちょうどその頃の現場は、
 救急車から人を運ぶ台車が下ろされるところでした。
 店の駐車場の上のほうで、住宅を建築中の
 大工さん2人も、降りてきていました。
 向かいの八百屋の姐さんは、腕組みをして、
 売り物の後ろに座って、真っ直ぐこっちを見ていました。
 何の現場なのだろう?
 
 3便の配達が終わったところで、4時ちょい前。
 それと入れ替わりに、うちのお店のおかみさんが、
 徒歩で配達に行って、戻ってきました。
 「女の人の自殺やったんて。11階から飛び降りたんて。
  ずっと精神病院に入っとって
  2、3日家に帰ってたらしい」
 ポイントを教えてくれました。
 「子供も大きくて何の心配も無さそうならしいよ」
 おかみさん、知りもしないのにそう言ってました。
 きょうのことは、夜になっても繰り返し頭によぎります。
 (くま)






先月25日の朝日新聞に、
「自殺者が4年連続で3万人を超す」
という報道がありました。交通事故死の3.5倍の数。
ホームレスの数が全国で2万4千人という統計と重ねても、
かなり身近なダークサイドと言えるかもしれません。

動機は、健康問題がもっとも多く、次に経済・生活問題。
ちなみに、経済・生活問題の内訳としては、
「負債」「事業不振」「生活苦」
「失業」「就職失敗」「倒産」の順となっていたそうです。

では、次回のこのコーナーで、またお会いしましょう。

さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、どうぞーー!!

2002-08-25-SUN

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