ニュースのご近所。 あの出来事、近くで見るとこんな感じ。 |
第83回 ドイツのバスと、ジャイアンツ日本一。 みなさん、こんにちは! まず冒頭には、 「ドイツでこんな珍しいことがあったよ」 というメールをお届けいたします。さっそくどうぞ! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ・ドイツ在住です。 今日珍しいことが有りました。バスの話なんですが。 ドイツの交通機関の電車は 平気で20分30分遅れるのですが、 バスは日本の電車のようにきっちり到着します。 都市のラッシュアワーの時は別にして、大抵は 気難しそうなバスの運転手とともに、測ったところ、 1分早いか1分遅れるか位の誤差で必ず到着します。 そんな真面目なバスなのですが、 今日私がぼんやりバスに乗っていると、 急に止まってしまいました。あれ? 丁度ガソリンスタンドが近くにあったので、 ガソリンでも入れるのかと思っていたら、 そのままUターン。 何食わぬ顔して、もと来た道を戻り、 そのまま運転を続行していました。 何のアナウンスもなかったのですが、 道を間違っていたようです‥‥。 ドイツ人でも道を間違うのかと思ったら、 なんだか、ほほえましい気分になりました。 (いなり) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ へぇー! ドイツは、バスのほうが正確で、 電車はそうでもないんですか‥‥。 まずは、そのことのほうに、驚きました。 このメールの主旋律は、 「あの世界一運転がうまいかもしれない、 と言われているドイツ人でさえも、道に迷った」 という、そういうミニニュースだったんですけどね。 なんか、読んでて楽しいおたよりでした。 おととい、野球で巨人が日本一になったあと、 「それをこんな風に見ていたよ」というメールが、 いま「ほぼ日」宛てに、たくさん届いているんです。 ちょうど、「ほぼ日」においても、 藤田元司元巨人監督とdarlingの対談、 『体温のある指導者』 という気合いを入れたコーナーがはじまったところで、 第2戦目に投げた桑田投手に対するコメントなど、 みなさんからのメールを、ほんとうに、 いっぱいいただいています。感謝です! 今日はちょっと、「ニュースのご近所」と 「読者の感想」とを、混ぜたような感じになりますが、 野球関係の膨大なメールのなかから、 ごく一部をお送りいたしますね。じゃ、どうぞ! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ・昨日は、巨人ファンの祖父の家で、 一緒にナイター中継を観ました。 春に祖母が亡くなり、夫婦ふたりで 文句言いつつ野球を観ることもなくなった祖父。 昨日の優勝は、とても嬉しそうでした。ただ、 「おじいちゃんは、 明日からは野球なくてつまらないなあ」 という、寂しそうな言葉が痛かったです。 しかし、年よりの生き甲斐になるなんて、 すごいぞジャイアンツ! (希) ・巨人軍日本一おめでとう。原監督の涙に感激です。 藤田さんとの会談も連載され、とても喜んでいる一人です。 私は桑田選手の、高校時代からのファンです。 だいぶ前になりますが、桑田さんが PLで清原選手と共に甲子園で優勝した時、 そのPLと対戦し、記録的な大敗をした 東海山形高校をご存知でしょうか。 私は山形県人として、 この試合を食い入るように見ていました。 この試合での桑田投手はすごかった。 ストレートのきれ、コントロールの良さ、 どこをとっても一流でした。 野球に対する姿勢もよく、いつも全力を尽くす姿勢に 敵ながら感激していました。 巨人軍入団の時のごたごたがありました。 また、金銭トラブルも‥‥ ひじの手術、マスコミからの批判etc プロとなってからの桑田選手は 苦難の日々が多かったように思います。 しかし、彼の姿勢はあの甲子園で見せた 全力投球(すべての面で)がどんな場面でも続いている。 本当に素敵です。かっこいいです。 野球を心から好いている。 野球をやれることに最大の喜びを感じプレーしている。 そのことを強く感じます。 おこがましいのですが人生の目標です。 今回の藤田さんとの対談を読み、 思わずメールしてしまいました。 (と) ・藤田監督のお話の連載、待ちどおしかったです。 もう10年くらい前になるのですが、 私の弟は、新聞奨学生をしながら 大学に通っていました。 所属は、世田谷区の高級住宅地域で 数々の有名人のお宅もエリアに入っていて、 藤田監督のお住まいにも、集金などで おうかがいすることがあったそうです。 とある有名俳優のお宅では、 見下したような、横柄な態度で応対される、 と嘆いていたこともありました。 そんな中、藤田監督宅へ集金におうかがいすると、 よく、監督ご本人が出ていらっしゃったそうです。 いつも、必ず 「ご苦労さん、いつもありがとう」とか 「寒いのに大変だね」などと、ひと声かけてくださり、 それがとってもうれしかったとか‥‥。 こうして文字にしてしまうと、 何てことのない言葉ですが、ふつうの人は 意外と、口にしていないのかもしれません。 おそらく、ご自身は意識なさらずに 挨拶のひとつとして出た言葉だとは思いますが 藤田監督のお人柄をかいま見る、小さなエピソードです。 実は、darlingには申し訳ないのですが、 ウチは代々、阪神ファンで 「超」がつくほどのアンチ巨人の家系です。 特にこの、弟本人はむっちゃくちゃタイガース派で、 巨人の悪口は無尽蔵に出てくるようなヤツですが そんな彼が「藤田監督は好き」と言うからには、 これは、掛け値なしの賞賛だろうなあ、と思います。 桑田投手を「尊敬する」とおっしゃるくだりなどに わが愚弟のエピソードが重なる感じがします。 これからの連載、楽しみにしてます。 「ジャイアンツ新庄」には今だにドキッとしてします。 (匿名希望) ・僕は原監督が好きです。 シーズン前、背番号の83は 「自分の現役時代の8と 長嶋さんの3を足した数字です」 とか言ってたけど、 実は、藤田さんの監督時代の背番号73に 自分の現役時代の番号を投影した番号、 なんじゃないかなと感じます。 (かわごえ) ・ほぼにちわ。巨人が優勝しましたね〜。 野球を見なくなって10年以上経ちまして、 もう選手も有名どころしかわからない私ですが いい気分のまま、テレビをふつうに見て、 いつものようにネットに繋いで見たら 「ほぼ日」で藤田さんとの対談がスタートしていて、 いいタイミングだなーと思いつつ読みました。 ちょっと、ウルっときちゃいました。 桑田くんのことを、世の中が 悪役扱いしているのが、かなり悔しかったんです。 正直言って、筋金入りの野球ファンでもない私は、 藤田監督の凄さも、当時は良くわからなかったけど あの時期に、藤田さんだけでも理解してくれてたことは、 桑田くんにとっては本当に心強いことだったんだろうな。 チームの中で、年若く、しかもあんな経緯があった選手を 特別扱いすることは、けっこう難しいものだと思います。 それをまとめていって、優勝までしちゃって、 実は、ほんとうにスゴイ人だったんですねぇ。藤田さん。 何事もないような顔で、スゴイ事しちゃう人って、 かっこいいです。 この連載、先がとっても楽しみです。楽しめ。はい。 (むらっち) ・ジャイアンツ優勝ですね、河原投手ってスゴイです。 あんな場面でも表情を変えません。 元背番号21の加藤初投手よりも スゴイかも、なんて思っちゃたりしました。 4戦まで拝見して監督インタビュー聞いて、 「原監督って、おもしろい」という発見もありました。 こんぺいとう屋の私も、 「こんぺいとう愛」について 死ぬまで考えて見ようと思いました。 よーし、頑張るぞ! 原監督は、 「高校時代、練習後に親父から『いい筋肉ができる』と ビールを勧められまして‥‥牛じゃないんだから!」 と、前に言っていました。 この人ただ者ではないな、と思いました。 もちろん原監督の選手時代も大好きですよ。 なんか今年のジャイアンツ選手は みんなが輝いていた、そんな印象を受けました。 ‥‥もう話が長くなるので止めます。 (もちだ) ・大好きなジャイアンツの一番好きだった監督、 藤田元監督との対談ということで、 うれしくなってしまいました。 内容にも、もちろん、感動です。 一番はじめに桑田選手のお話を してくれたことにも凄く感激しました。 私は桑田選手の大ファンなので、 なぜか誤解をうけるような記事がでたりすることに とても悲しい思いをしていたのですが、 こうやって身近にせっした方が、 認めてくださるような発言を公にしていただけた、 というのは本当に嬉しいのです。 まして、かなり年下の後輩に対して 「尊敬する」といえるのは、すごいことですよね。 藤田さんのすばらしさが強く感じられる言葉でした。 これからも、楽しみにしております。 (なおこ) ・藤田監督は、 「ひょっとして巨人の歴史で一番の監督なのでは?」 と思うくらい好きなのです。 藤田ジャイアンツの時の強さは、すごかった。 スキがないというか、オーラがあるというか、 うまく説明できませんが。 ジャイアンツファンじゃなくて、 ただ野球中継を見てるだけの私まで 惹きつけるパワーがあったような気がします。 強くて、かつ見てて面白かった。 いまの原監督が、長嶋監督の遺産を継ぐみたいな話が、 スポーツ新聞などにのると 「いや違う!原さんは 藤田さんの影響を強くうけてるはず!」 なんて熱くなったりします。 (ヤギダイ) ・野球が好きで、巨人が好きで、 桑田君が大好きな、ほぼ日ファンです。 昨夜届いた「デリバリー版」を 読んだときから楽しみにしてた、この企画。 今、仕事中なのに、読んじゃいました。 今、仕事中なのに、泣いちゃいました。 ばかやろぉ〜〜〜!!!!! こんなあったかい、こんな懐の深い人の話、 会社で読ませやがってーーー!!! 我慢できるかと思ったけど、 零れちゃったじゃないか、涙。 対談を読んでいたら、 藤田監督はの、眼鏡の奥の目が優しく笑ってました。 (‥‥って、勝手に想像してました) 桑田君が入団して以来、いつも暖かく見守ってくれた、 優しくて厳しい藤田監督のお話を、 これからも楽しみにしています。 しかし、藤田監督が感嘆するほど、精神力が強いのかぁ。 さすがだぞっ、桑田君!!! 結局、こうなっちゃう。ゴメンナサイ‥‥。 (TULIP) ・『精一杯』の話のところで、 いきなり泣いてしまいました。 なんかわからないけど、涙が止まらなかったです。 ちなみに私はPLの頃からの桑田くんのファンです。 だから今年は先発でうれしそうに投げる 桑田くんが見られて、ホントうれしかった〜。 先発に起用してくれた原監督は、すばらしいです。 (匿名希望) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ これからも、どうぞ 『体温のある指導者』 を、 たのしみにしていてくださいね。 土曜日をのぞいた毎日の連載ですよーー。 では、次回のこのコーナーで、またお会いしましょう!! さまざまな、日本国内や海外からの ニュースのご近所のおたよりは、 件名を「ご近所ばなし」として、 postman@1101.comまで、ぜひどうぞー!!! |
2002-11-01-FRI
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