ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第92回 昨日の豪雪と、アメリカ現地のムード。


久しぶりに登場のこのコーナー!

「いろんなニュースの近所にいるからこそ思うこと」
を、みなさんからメールでいただいて特集してゆくのが、
この「ニュースのご近所」というコーナーなんですよー!

昨日はどうやら、
たいへんな雪が降った地域があったようで、
たくさんの雪メールをいただいています。

現場からのメールを、まるで台風中継で
傘を飛ばしそうな人のレポートのようにお届けしますね。







・奈良県在住です。
 本日、起きてみると窓の外は一面銀世界。
 5cm程の積雪。久しぶりの大雪に、
 「電車走ってるかなぁ?」という不安な気持ちと
 「やったー!雪だ、雪だ」
 という小学生のような嬉しい気持ちが半々。
 駅に着くまで、何枚も携帯電話のカメラで
 風景とか撮影してしまいました。
 ただ案の定、JRは遅れに遅れ、
 家を出てから大阪市内の職場に到着するまで
 なんと2時間半!(通常約1時間ぐらい)
 関西でもごく一部の地域だったらしく、上司には
 「ほんまにそんな雪積もってたん?」と疑われる始末。
 とほほ・・・な1日の始まりでした。
 以上、関西からの報告でした〜。
 (E)



・今日は本格的に寒いですねー。
 私、電車通学してるんですが
 今日の帰りの電車、なんとドアが凍って(?)
 完全に閉まらずに発車しちゃったんですよー。
 ドアの間から雪が!雪が!
 (瀬戸内なんで免疫ないんです)

 で、そのドアを、大きなマスクをした男の人が
 怒りながらガンガン蹴り上げてまして。
 その光景にますます寒気が。
 自分が他の車両に移れば済む問題だったような
 気もしたんですけどねー。

 あんまり寒くて
 (しかも電車はかなり遅れているし)
 (俺は風邪をひいているのに)
 などなど(推測)
 何かに当たらなければやってられない
 心境だったのかも知れないですねー。
 この地方、雪なんて珍しいから
 今日は1日どこもかしこも交通マヒで大変でした。
 早くお風呂にはいろーっと。
 (ふささ)



・本日、富山は大雪で風もびゅんびゅん吹いています。
 でも、私のおなかと首はぽかぽかです。
 ほぼ日元気ハラマキがあるから!
 赤のギンガムチェックも追加注文するつもりです。
 長女の高校入試の「おまもり」に。
 (Miya)

・今日はスゴイ1日でしたっ!
 雪雪雪雪雪! 吹雪く雪!
 ビュービュービュー!!!
 こんなに丸一日、絶え間なく吹雪くのは久々。
 会社に辿り着いても、駐車場内で遭難してしまいそう。
 もうね、雪が「降る」という観念はナシ。
 上から下へ「降る」んではなく、
 容赦なくビュービュー「吹き付ける」んです。
 大気中に酸素や二酸化炭素があるのと同様に、
 その内の96%を雪と暴風が占めている感じ。
 視界がきかない!息が止まる瞬間も!

 山中に現場を持つ、とある技術職員は
 現場へ辿り着こうと、3回のアタックを試みましたが
 あまりの吹雪に、残念ながらことごとく失敗。
 3回目は、ブルドーザーに牽引してもらって無事ご帰還。
 「八甲田山にいるのかと思った…」だそうです。
 ここは、越後の山間地。

 帰りも、駐車場には既にテンコモリの雪。
 消雪パイプなんて、無いに等しいです。おっつきません。
 膝丈の雪をコザキながら、息も絶え絶え。
 そして、発掘作業が始まります。
 「発掘」と呼んでも、過言ではないです。
 スッポリ雪に埋もれた車の救出作戦、開始!
 吹きすさぶ雪の中、雪除け道具を巧みに操り、
 車の屋根の雪を
 アッチ側へ押し、コッチ側へ引き落としながら、
 上級者になるとリズムを刻みながら
 足元へ落ちる雪を避ける為の
 「ステップもどき」ステップを軽やかに踏みます。
 けっこうな運動量!
 肩や腕もくたびれれば、足も冷え冷え。
 髪に積もった雪は、既に凍り始めてるっ!
 やっとこさ、帰路。吹雪く中を慎重に。
 そんなな中でも、
 完全装備で犬の散歩をしている人もいれば、
 くわえタバコでバイクを走らせている
 ツワモノのおっさんも!
 これぞ、雪国に生きる人々の底ぢから!
 心の中で「皆さん、お疲れ様!」

 今日の我が家の夕ご飯は、お餅。
 お腹にグッッッ!力が「えぇいっ!」美味しかったぁ。
 今日は、吹雪いていたから
 これでも、そんなに積もらなかった方だけれど、
 明日の朝は、どうなちゃってるんだろう???
 ドキドキ…。
 手加減なく吹雪いた今日の嬉しい楽しみは…というと、
 「ほぼ日・元気ハラマキ」の追加販売開始!
 さんざん迷って悩んで、ふふふ♪♪♪
 先ほど、無事注文を完了!
 「元気ハラマキを味方につけて、
  あったか&元気で、この冬をやっつけてみせるとも!」
 すでに、勝敗は決定!
 この勝負、ワタシの勝ちだもんねー。
 嬉しいな!「元気ハラマキ」
 このワキワキ嬉しさと共に、
 明日の大雪吹雪も、乗り越えてみせます!
 モーレツ雪国の皆様、
 お互いの健闘・激闘を祈りましょう!
 (ム)






奈良や瀬戸内海という、
ほとんど雪の降らない土地にも、
ずいぶん、降ったみたいですね。

最後の、新潟の人のメールは、さむそうだなぁ‥‥!!!!
そんな新潟の地に、今日、darlingは早朝から行っています。
うぉおぉ!!!
darlingからのレポートも、たのしみです。

お次は、
「いま、イラクに対して攻撃をするかどうか」
というアメリカ合衆国にお住まいの方からのメールを2通、
カナダからのメールを1通、ご紹介しますね。







・こんにちは。
 只今アメリカボストンに住んでいます。
 アメリカがイラクを攻撃すると言う記事を読んで
 毎回なんだか胸が痛みます。
 別にアメリカがだいすきと言う訳でもないのですが
 (ここに居るくせに…)
 実際は戦争に賛成してる人というのは
 あんまり沢山いなくて
 ワシントンDCの方の人達だけが
 勝手に盛りあがってる感じがします。

 この間友達のお宅にお邪魔した時に
 話を聞いていた時もそうだったし、
 電車の駅で配られるfree paper等を読んでもそうだし
 各地で行われている反戦争運動、新聞等から
 これは勝手にブッシュがやりたい
 戦争のような気がします。
 私の中でも(多分多くのアメリカ人の中でも)
 この戦争はDaddy's Issueと思ってます。
 自分の父親がフセインに命を狙われたからって
 する戦争なんてアホ過ぎます。
 証拠があるって言ったって
 アルカイダとイラクの繋がりのはっきりとした証拠も
 アルカイダがテロを起こしたというはっきりとした証拠も
 何もないのです。
 例え双方が正しいとしてもでも
 やっぱり戦争は良くないような気がします。

 私は新聞記者でもなんでもないのですが
 ただ、この国も
 一部の上の人の力に牛耳られているんだなと
 つくづく思います。
 本当に国民の声のようなものが
 確実に政治に反映する事って言うのは
 現実にはおきないのかしら???
 等と思っている毎日です。
 (の)



・アメリカに住んでいます。
 さっき夜間大学のクラスに行く途中に
 ラジオでステートオブユニオンを聞きました。
 ほんの12分くらいだったのに消したくなりました。
 そんなに彼らはイラクを爆撃したいのでしょうか?
 アメリカにいいががりつけられたら、終わりですね。
 議会にいる人たちは正気なのでしょうか?
 みんなあちら側の人でこの攻撃で
 イラク人がたくさん死んでも
 アメリカ中の下以下階級出身の兵隊たちが死んでも
 しょうがないよアメリカの国益だし、
 僕らは安定するからね、
 と言い切れる人たちなのかなぁ。
 (m)



・こんにちは。
 今夜(カナダ時間)ブッシュの演説を
 テレビできいていました。
 今回の演説は慎重な物言いや、声のトーンなど、
 ヨーロッパも意識してのことだったのか
 今までの彼のあか抜けない演説ぶりとは
 随分違っていました。
 (ふっと時々地がでそうな所もありましたが)
 演説の中で個人的に特に耳に残ったことがあります。
 それは近く将来に起こりうる戦争のことと並列して、
 貧困/飢餓に陥っている国々に対する
 援助金や食料援助などを話していたことです。
 人道的なヒーロー国アメリカを強調しながらも
 (確かに大変な金額です素晴らしいことですが)、
 一方では私利私欲/国利国欲のために
 大量の殺人をまた行おうとしている国。

 また、それらの援助を
 ”アメリカからのギフト”などと表現しているあたり、
 いくら控えめな態度を装ったところで、
 その表現に現在のアメリカの姿勢が
 ありありと見えるようです。
 カナダに引っ越してきて5年になりますが、
 日本にいたころは多くの人がそうであるように、
 アメリカに対して”自由の国アメリカ”という
 印象を持っていました。
 今ではすっかり印象が変わりました。
 精神的/思考的にはアジア人、ヨーロッパ人のほうが
 フリーだと思います。

 報道番組にしても最近は国のプロバギャンダ番組があり、
 その時代錯誤にショックを受けています。
 報道番組などはかえって日本のほうが
 自由にコメントされているように思うのですが
 いかがなものでしょう。

 アメリカの番組を見ていると、本当に
 報道の重要さを身につまされる毎日です
 (ニュースはいつもカナダのCBCを見ています)。
 とくにアメリカでは多くの人が、あまり
 ”考える”ことに慣れていないような印象を受けます。
 ハリウッド映画の
 ”目の見えるもの/耳に聞こえるもの”を
 そのまま受け入れて終わり、
 それ以上は思考しなくても良い映画は、
 今の多くのアメリカ人を象徴しているように思います。
 そういった人々をメディアを通して
 マインドコントロールするのは
 いかにも簡単なことでしょう。
 (c)






どれも、現地感がビシビシ感じられました。
何かの参考になれば、と思ってメールをご紹介しましたが、
これはまた、中東やヨーロッパに住んでいる方は、
まったく違う角度でものを見ていたりするんでしょうね。

あなたのまわりので起きた出来事についての
「ニュースのご近所」メール、お待ちしていますねー!!
では、次回のこのコーナーで、またお会いしましょうっ。


さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、ぜひどうぞー!!!

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2002-01-30-THU

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