ニュースのご近所。
あの出来事、近くで見るとこんな感じ。

第98回 インフルエンザ大流行のご近所。


今日の冒頭では、
速報的なニュースについてのおたよりを、
ふたつ、ご紹介いたしましょう!







・今日の朝日新聞の朝刊をみてびっくりしました。
 一面の見出しに
 「特養老人ホーム不足」
 「休耕地活用促進」
 とあるではありませんか!!
 すわ!
 ダーリンのプレゼンに早くも国が対応か?
 鳥肌が立ちそうになりながら中身を読むと
 2つの記事は特に関連性もなく、
 単に隣同士の記事でした……。
 でも日本中でこの記事を読んでいて
 なおかつ「ダウンタウンセブン」を見た方、
 「機は熟した」とおもいませんか?
 だれかやってくれないかなぁ。
 (ももざる)



・昨日、職場の仲間と
 90分飲み放題一本勝負を行ったあと、
 酔った勢いで、
 15年ぶりに札幌雪まつりを見てきました。
 ひとりで。
 始まる前夜だったけれど、結構お客さんもいて、
 私も、デジカメで撮りまくり、
 20分ぐらい堪能して帰ってきました。
 で、思ったのですが、ふつうの勤め人の皆さんて、
 通勤にハラマキしてますか?
 昨日はつくづくしてくれば良かったと思ったけれど、
 スーツにはらまきって、どうなのでしょう。
 (はち)






「休耕地を利用した、老人による農芸団地」
という、年末のdarlingの
「ダウンタウンセブン」でのプレゼンテーションを
見てくださった方からの、
「思わず関連づけちゃった!」というメール、
気持ちはわかるなぁと思いました。

それと、さっぽろ雪まつりって、
今日から開催なんですね!

では、今日の本題です。
最近はインフルエンザ大流行ですから、
いろいろな病気関連のメールをいただいていますが、
その中で、こんなものが届いたんです。どうぞ。







・今年はインフルエンザが大流行で、
 何処の医者も待合室から
 患者さんが溢れそうな勢いですが、
 うちの近所にさほど混んでいないように見える
 お医者さんがあるんです。
 そのお医者さんは決して藪医者って訳じゃないんですよ。
 親切だし、患者の話は丁寧に聞くし、
 私もダンナも凄く信頼しています。

 じゃ何故空いているか。
 そのお医者さん、注射しないんですほとんど。
 もちろん薬もあまり出しません。

 うちのダンナが数年前
 インフルエンザで39.5度の高熱が出た時も、
 薬を一切使わないで、
 医者の指示を忠実に守ってたら2日で治りました。
 ダンナが特に体力が有るとか
 予防接種を受けてた訳ではありません。
 ごく一般的な中年です。

 その指示っていうのも
 1)インフルエンザの高熱は
  身体がウイルスと戦っているので
  薬で無理に下げると後長引くだけだ。
  そのため自然に下がるのを待つ方が良い。
 2)のどが渇かなくても、水分を沢山取りなさい
  (1日1.5L以上)
 3)無理しても食べなさい。
  食べられる物なら何でもかまいません。
 4)汗をかいたらすぐ着替える。
 これだけです。
 もらったのは体力つける為にと総合ビタミン3日分だけ。

 で、ポカリスエット1日2Lと
 食べ易いプリンとかアイス、おかゆなんかを
 一生懸命摂って丸2日寝続けて、
 3日目には元気に会社へ出かけて行きました。

 私が風邪をひいた時も、喉が腫れてるだけだから、
 のど飴を舐めて首を冷やさないようにしなさいって
 言われただけ、注射も薬もなし。
 もちろん診察は丁寧にした後にですよ。
 はい、ちゃんそれで治りました。

 もちろん薬の必要な人には
 それなりの物は出しておられるようですが、
 普通何処の病院でも見かける、
 お年寄りが大きな薬袋を
 3つも4つも抱えて帰るなんて風景は
 そこの医院では見た事がありません。
 患者の話をじっくり聞くので
 診察には時間がかかるし、儲からないだろうねえって、
 いつもダンナと話してるんですよ。

 そこと対照的に、ろくに話も聞かないで
 注射して薬を何種類も出す医者が有るんです。
 以前風邪から下痢になった時その医者に行ったら、
 ろくに話も聞かず、わずかに聴診器当てて
 お腹押してみただけで(診察時間約3分)
 注射1本点滴1本、
 内容説明もない薬が4種類出されました。
 結婚2年目の主婦に、
 妊娠してる可能性も聞かなかった。
 診察室の横のベットには
 ずらっと点滴待ちの患者さんが並び、
 受付では老人に片手で持ちきれないほどの薬が
 処方されていました。
 私は怖くなって2度と行こうと思いませんでしたが、
 先に書いたお医者さんより
 その薬漬けの医者の方が患者さんが圧倒的に多いんです。

 おかしくないですか?
 最近、食品添加物とか凄くうるさいですよね。
 どこそこの店の食べ物に無認可の添加物が使われてた、
 なんてニュースが出たら、それがほんのわずかでも、
 極悪人みたいに責め立てるのに、
 医者の薬は何の薬かも判らずに
 何種類も平気で飲んでんですよ。
 それどころか
 「何でもいいから注射してくれ」なんて人までいるとか。

 薬漬け医療って言いますけど、
 患者側がもっと考えないといけないんと思います。
 今インフルエンザが大流行で
 抗インフルエンザウイルス剤が不足して
 困ってるとニュースになっていましたけど、
 本当に必要な人にだけ使うようにすれば
 十分足りるんじゃないでしょうか。
 ダンナのように2日で治る人に
 抗インフルエンザウイルス剤など必要ないです。
 (やっちゃん)






なんか、「なるほどなぁ」と思わせるメールでした。
治し方って、いろいろあるんでしょうね!

あなたのご近所でのインフルエンザばなしも、
ぜひぜひ、送ってみてください。
もしかしたら、「ほぼ日」を読んでいる
誰かの役に、立つかもしれませんので……。

それでは、次回のこのコーナーで、またお会いしましょう。
「ほぼ日」スタッフの木村でした。

さまざまな、日本国内や海外からの
ニュースのご近所のおたよりは、
件名を「ご近所ばなし」として、
postman@1101.comまで、ぜひどうぞー!!!

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2003-02-05-WED

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