2021年から2022年にかけて、
株式会社ほぼ日は「デザイナー」を6名採用しました。
当社比でみれば、過去に例のない極端な採用です。
ほぼ日デザインチームにとっても、
メンバーの数が倍近くになるおおきな変革です。
そんななか、デザインチーム最年長者の廣瀬正木が、
ある日、急に、こんなことを言いました。
「6人の新人デザイナーぜんいんに、
ほぼ日ハラマキのデザインを考えてもらいます」
廣瀬はどういうおもわくで
この企画を思いついたのでしょう?
新人たちのデザインはほんとうに商品になる?
などと気になることもありますが、
そういうあれこれを吹き飛ばして、
ワクワクする企画だと思いました。
新人たち6人のデザインを見てみたい。
6人が悩み、試行錯誤を繰り返し、
商品化される(かもしれない)までの流れを、
ここで追いかけます。
さあ、カモン、6人の新人たち。
自由にのびのびやっちゃってください。
※このプロジェクトがスタート後、
途中で1人が加わり新人は7名になりました。
2023-04-21 追記
投票は締め切りました
![](./images/chap6/chap6-1-head-sp.jpg)
「ほぼ日ハラマキ」のデザインは、
それを身につける人にとって、
うれしいものでなければなりません。
これはもう、絶対的な前提です。
そこで、この段階で、思いきって、
身につけるみなさんの「声」を聞こうと思いました。
人気投票を実施します。
7人の新人たちがデザインしたハラマキのなかで、
あなたが「いちばんうれしいハラマキ」はどれですか?
1つだけ購入するなら、あなたはどれを選ぶでしょう?
ぜひ、それを教えてください。
このプロジェクトで商品化するハラマキを決めるときの
参考とさせていただきます。
あらかじめお断りをしておきますが、
投票結果の上位を商品化するとは限りません。
あくまでも、みなさんの「声」を
たいせつな意見として取り入れて、
最終的には「ほぼ日」が商品化するデザインを決定します。
とはいえ、せっかく集まるみなさんの「声」です。
ここはひとつ約束をしましょう。
1位のデザインは、商品化します。
しかも、1位のデザインに投票した方のなかから、
抽選で10名さまに、
商品化された1位のハラマキをプレゼントします。
ですから、どうぞ本気で、
自分がいちばんほしいデザインを選んでください。
この投票をできるだけシンプルにするために、
7人の新人はエントリーするデザインを、
それぞれ自分で「3つ」に絞って選出しました。
それでも、全21のアイデアがあります。
みなさんの「声」を
たっぷり含んだプロジェクトにしたいです。
たくさんの投票をお待ちしています。
![投票方法・ルール・プレゼントについて。投票の前にお読みください。](./images/chap6/chap6-1-1-sp.jpg)
投票受付期間
4月21日(金)AM11:00 ~5月6日(土)AM09:00
「投票フォーム」に進みます。
必要事項をご記入の上、
「投票する」ボタンを押してください。
- 投票できるデザインは、おひとりにつき1つのみです。
- 「投票する」ボタンを押して投票確定後に、
別のデザインを選び直すことはできません。
- 1位のデザインに投票いただいた方から抽選で10名さまに、
完成したハラマキをプレゼントいたします。
ご当選者の方にのみ、
今回の投票時にご記入いただいたメールアドレスへ、
結果発表のコンテンツを公開し次第、
「ご当選のおしらせ」メールを送信いたします。 - デザインを入稿し、サンプル試作を経て製品となるため、
制作に5ヶ月~6ヶ月かかる見込みです。
ハラマキの用意ができましたら、ご登録いただいたメールに、
出荷日をご連絡いたします。
その際に、お送り先のご住所等を入力していただきます。 - ニット製品として制作されるため、
当初のデザインと大きく変わる場合があります。
あらかじめご了承ください。 - 製作の途中、投票数1位になったハラマキの商品化が
技術的な理由等で実現できなくなる可能性があります。
その場合は、ほぼ日ストアの商品をプレゼントいたします。
あらかじめご了承ください。
![7人のデザイン一覧](./images/chap6/chap6-1-2-sp.jpg)
![高澤季裕のデザイン](./images/chap6/chap6-1-name1.png)
#001
カニイリュージョン
#002
遠くにいるいぬ
#003
本音はおなかの中
![高澤のコメント](./images/chap3/chap3-4-1-icon.png)
「カニイリュージョン」は、
「カニがどのコップにイリュージョンで移動してるか?」
という、真剣に考えなくても良さそうな問いかけが、
ハラマキのゆるっとした着け心地と合うと思いました。
「遠くにいるいぬ」は、犬が飼い主を見つけて、
ギュンっと近づくというストーリーが
おなかで繰り広げられていたらかわいいと思います。
「本音はおなかの中」は、
本当に本音が見えていたら面白いなと思ったのと、
実際に、おなかの中に住んでいそうと思ったので。
「本音」なので、見せるもよし、隠すもよしです。
![加藤千恵子のデザイン](./images/chap6/chap6-1-name2.png)
#004
shiori haramaki
#005
雪国
#006
檸檬
![加藤のコメント](./images/chap3/chap3-4-2-icon.png)
身近な人に、「この本いいよね」と
よく言ってもらえた「檸檬」と、
個人的に気に入っている柄2つを選びました。
初めてこういった柄をデザインしたので、
難しいことがたくさんあったのですが、
とてもよい経験となりました。
![ヤン・エリョンのデザイン](./images/chap6/chap6-1-name3.png)
#007
candle
#008
museum
#009
花瓶+お花
![ヤンのコメント](./images/chap3/chap3-4-3-icon.png)
「candle」は、
空間を暖かく照らすキャンドルと
お腹をあたためるハラマキが
よく似ていると思って選びました。
「museum」は、ファッションアイテムとして
ハラマキを使いたいという思いで選びました。
白いワイシャツワンピースの上に合わせてみたり、
ブラウンシャツの上につけてみたり。
色も、どんな服にもマッチしやすいブラックです。
「花瓶+お花」は、
やっぱりお花が好きだから。
グラデーションでお花を
表現したところがお気に入りです。
![千野祐太郎のデザイン](./images/chap6/chap6-1-name4.png)
#010
赤ん坊の頬
#011
モグラの穴
#012
朝食
![千野のコメント](./images/chap3/chap3-4-4-icon.png)
「赤ん坊の頬」は、身につける人によって
表情が変わります。頬を伸ばしていじる感じが、
親しみがあっていいなと思っています。
「朝食」は、絵柄だけど模様のようなところや、
麒麟の表情がお気に入りです。
「モグラの穴」は、内側にポケットをつけるという
新しいアイデアを取り入れたかったので
選びました。
![渡邉直子のデザイン](./images/chap6/chap6-1-name5.png)
#013
おなかの測定
#014
臓器(+10サイズ)
#015
海の生物(メンダコ)
![渡邉のコメント](./images/chap3/chap3-4-5-icon.png)
「おなかの測定」は、
ハラマキ自体が伸びちゃう素材なので、
測定結果は正確ではないのですが、
それが逆に良いところだと思います。
「臓器」は、体のどこかが痛くなったとき、
「ここが痛いんだよ」って
見せるものとしていいなと思っています。
「海の生物(メンダコ)」は、
メンダコの独特の形と、ゆるかわいい感じが
ハラマキになったらいいなと思って
選びました。
![南萌のデザイン](./images/chap6/chap6-1-name6.png)
#016
ネオンのハラマキ
ネオンのハラマキ(裏)
#017
ネオンの朝焼けハラマキ
#018
ネオンのタイガーハラマキ
![南のコメント](./images/chap3/chap3-4-6-icon.png)
3柄とも、このプロジェクトが始まったときに
いちばん最初に考えたアイデアたちです。
真っ先に思い浮かんだものだからこそ、
「ほしい!」という思いが強くありました。
老若男女、どんな人がつけてもカッコいいな、と
想像しながらつくりました。
![畑唯菜のデザイン](./images/chap6/chap6-1-name7.png)
#019
おやすみハラマキ
右のぬいぐるみのうち、
ひとつが付いてきます。
![](./images/chap6/chap6-1-23.png)
#020
銭湯ハラマキ
銭湯ハラマキ(裏)
#021
ビスチェなハラマキ
![畑のコメント](./images/chap6/chap6-1-hata-icon.png)
1つめの「おやすみハラマキ」以外は
ぎりぎりまで考えた結果
途中経過のときとラインナップを変更しました。
まず、「おやすみハラマキ」ですが、
こどものためのハラマキです。
付属のぬいぐるみをお布団ポケットにいれて
一緒に寝ることができます。
おなかを冷やさず眠る習慣がつくと
いいなと思い考えました。
2つめが「銭湯ハラマキ」です。
名前の通り、銭湯に行く時に身につけます。
内側には小銭と鍵を入れるためのポケットがあります。
寒い季節には湯冷めを防ぐことも
できるかなと思いました。
3つめが「ビスチェなハラマキ」です。
ハラマキをファッションの一部として考えました。
たとえば無地のワンピースの上から着るとか、
おなかをあたためつつ
着こなしもかっこいいハラマキが欲しいなと
思ったので作りました。
![](./images/chap6-date1.png)