こんにちは、です。
谷川俊太郎さんが一夜で綴り、
松本大洋さんが二年をかけて
描いてくださった絵本『かないくん』。
発売して約2か月、4刷70,000冊の発行となりました。
手にとってくださったみなさま、ありがとうございます!
現在は、5月16日から
渋谷・パルコミュージアムで開催される
「かないくん展」の準備中です。
『かないくん』の原画やラフスケッチ、
まだ発表したことがない「本番とは別バージョン」の
絵の展示を中心に、「死と生の展覧会」を行います。
谷川俊太郎さんの死の詩と、解説などもあります。
写真は、その打ち合わせ風景。
写真をごらんになって
お気づきのかたもいらっしゃるかもしれませんが
この展覧会の会場デザインは、ブックデザイナー
祖父江慎さんにお願いしています。
「ほぼ日の死と生の展覧会」というタイトル。
みんな真剣に、日々、打ち合わせを重ねています。
そして、ときどき、笑いも生まれます。
なお、この展覧会では、
祖父江慎さんディレクションによる
スペシャルグッズも用意しています!
ぜひ、家族やお友達と遊びにいらしてくださいね。
もうひとつ、お知らせです。
4月10日(木)20時~下北沢の本屋さん
「B&B」でトークイベント
「絵本『かないくん』を読んで思い出したこと」
があります。
出演は、編集者 柳瀬博一さんと
ブック・コーディネーター内沼晋太郎さん。
この日は「ほぼ日」の乗組員も、数名お伺いする予定です。
この本屋さん「B&B」は
わたしも何度もお伺いしているのですが
ふだん、なかなか見かけないような本が
たくさん本棚に並んでいて、見ているだけでも
あっという間に時間が経ってしまいます。
(もちろん、「ほぼ日ブックス」もお取扱い
いただいています。ありがとうございます!)
本を販売しているだけでなく、お店の一角では
毎日のようにトークイベントが行なわれているので
ちょうどぽっかり時間ができた時などに
「今日、どんなことやってるかな?」と
サイトをチェックするのも、おすすめです。
「B&B」はBook&Beerの略。
ビールを飲みながら、気になる本を選んだり、
トークイベントに耳を傾けるのは、
きっとたのしいと思います。
(もちろん、ノンアルコールのドリンクもあります。)
「ほぼ日刊イトイ新聞」 日時:4月10日(木)20時~22時(開場19時30分) アクセス:下北沢駅南口徒歩30秒。
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『かないくん』の発売後、
「ほぼ日」には、いつもにも増して
多くの感想メールが届きました。
中でもとくに興味深かったのは
『かないくん』という絵本をきっかけに
「そういえば…」というような切り出し方をしながら
「死」と自分のあいだにあった経験を
読者のみなさんがそれぞれに思い出しながら
メールで寄せてくれたことでした。
「死について考えてみる。」というのは
生きている人にとって、なかなか難しいのかもしれません。
でも、「かないくん」という絵本がスイッチとなって
ふと「思い出したこと」は、ある。
「死」を避けすぎることなく、
語ってみる機会にできたらと思っています。
また、この日に語り合った内容の一部は
5月の「かないくん展」に向けてつくる、
小冊子に掲載したいと考えています。
(一部の本屋さんと、展覧会場で、無料配布される予定です。)
「死ぬことを考えることは、生きることを考えること。」
一方的にお話するようなかたちではなく、
みなさんと一緒に語り合うような場にできたら
うれしいです。
※当日は、すでに『かないくん』を
読んでくださっているという前提で、お話をすすめます。
当日、会場でも販売致しますので、まだお読みでない方は
よろしければ、開場の19時30分ごろに着くようにいらして
お買い求めいただき、トーク開始の20時までの時間に
一度、読んでみてくださいませ。
4月10日のトークイベント、そして
5月16日からの「かないくん展」。
ご来場を、お待ちしております!