『知ろうとすること。』の
英語版ができました。
いますぐ、Kindleで読むことができます。

東京大学大学院理学系研究科教授の
早野龍五さんと糸井重里が出した
『知ろうとすること。』の英語版ができました。
いますぐ、Kindleで読むことができます。

『知ろうとすること。』は、
2011年3月11日の東日本大震災の直後、
ツイッターを介して知り合った早野さんと糸井が、
福島第一原子力発電所事故後の
放射線の影響について、
さまざまな角度から語り合った本です。
対談の形式をとった文庫本で
2014年の10月に出版されました。

本のなかでは、事故のすぐあとから、
放射線について調査してきた早野さんが
「福島の放射線の影響」について、
「最低限、ここまではいえる、
 という科学的な事実」を語ります。
一方の糸井は、
ただの聞き役としてではなく、
「人は、科学的に正しいことだけを
 絶対的に受け入れるわけではない」といった、
人が暮らすうえでの自然な視点を、
正直に表現していきます。

総合的には、
「福島で起こった原発の事故は、
 絶対に起こってはいけなかったことだけど、
 被ばく量に関しては、
 予想していたよりもずっと低い」ということが、
科学的な事実として語られていきます。
そして、大きなテーマとして、
「科学的に考える力の大切さ」や
未来に向けての「こころのありよう」が。

本は、専門的な知識は持ち合わせていないけれど、
福島のことをずっと気にしていた人たちに歓迎され、
発売直後から大きな話題になりました。

そして、本に寄せられたたくさんの感想のなかに、
「この本を外国の人に読んでもらいたいので
 ぜひ英訳してください」
というリクエストがありました。

糸井も早野さんも、本の製作段階から
その必然性を感じていましたから、
すぐにプロジェクトが進められることになりました。

文庫本は新潮文庫さんに出版していただきましたが、
英語版は手間や流通量が未確定だったため、
じぶんたちのところから、
kindleで読めるかたちで出すことにしました。

タイトルは、
『We Want to Know』に決まりました。
ちょっと長いですが、サブタイトルとして、
『A conversation about radiation
 and its effects in the aftermath of
 Japan’s worst nuclear accident』
という一文をつけ加えました。

また、英語版には、
日本のことをよく知らない人のために、
福島の位置を示す地図と、
放射線量をまとめた最低限のグラフ、
そして、Babyscanの写真を掲載することにしました。

Amazonから、すぐに買うことができます。
世界中から、購入可能です。
Kindle用のデータですが、
Kindleの端末を持っていない人でも、
Kindleアプリをダウンロードすることにより、
MacやウィンドウズPC、
スマホやタブレットでも読むことができます。
ちなみに価格は、アメリカで2ドル99セント。

ぜひ、みなさんのまわりにいる、
英語のわかる人に、すすめてくださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

『知ろうとすること。』英語版
『We Want to Know』を
Amazonで買う場合はこちらへ。


なお、『知ろうとすること。』の英語版、
『We Want to Know』は、日本以外にも
世界12ヵ国のAmazonで購入可能です。
以下、それぞれの国で購入する場合の
ページをお知らせいたしますね。

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2015-07-28-TUE