ほぼ日の、ちょうと乗組員数名、またウィンブルドンに並びました!

こんにちは、です。

いきなりですが、3年ほど
時間をさかのぼることを、お許しください。
つまり、発端は2014年のことです。

その年の初夏、「ほぼ日」に突然、
おかしなコンテンツが起ち上がりました。
その名も‥‥
「緊急テキスト中継!
 ほぼ日乗組員のちょうが
 ウィンブルドンに並ぶらしい。」



それはほんとうに、急遽つくったコンテンツでした。
もう、タイトル通りの話なんですが、
かねてから
「ウィンブルドンのセンターコートで
 フェデラーの試合を観るのが夢だ」
と言っていた「ほぼ日」の乗組員、ちょうさんが、
単身渡英し、ウィンブルドンの試合を観るために、
「寝袋持参で開場前から並ぶ!」というのです。

説明すると、テニスの四大大会のひとつにして
もっとも由緒あるウィンブルドン選手権は、
チケットを入手する方法が2種類あり、
ひとつが抽選販売、そしてもうひとつが
「がんばって並ぶ」という方法なのです。



で、ちょうさんが、
「ウィンブルドンの試合を観るのが夢なんだから、
 いつか観たいと言ってるだけじゃなくて、
 ほんとに行ってきます!」
というものだから、
ぼくは、なんていうんでしょう、
ちょっと尊敬してしまって、
現地から写真を送ってもらって、
それをリアルタイムで投稿して
間接的なテキスト中継をつくったんです。

※そのときの様子はこちらからどうぞ。
 「緊急テキスト中継!
  ほぼ日乗組員のちょうが
  ウィンブルドンに並ぶらしい。」




2014年、見事にちょうさんは、
ウィンブルドンのセンターコートの
チケットをゲットし、夢をかなえたのでした。

それはささやかな出来事でしたが、
読んだ人にもちいさな影響を与えました。
「私も夢をかなえるために行動します」といった、
うれしいメールが何通も届きました。

そして、もちろん、
「ほぼ日」の乗組員にも影響を与えました。
いちばんわかりやすい影響としては、
「来年、私も行く!」と決意したお調子者がいて、
翌年、つまり2015年、
ちょうさんと経理の田中とデザイナーの杉本が
3人でウィンブルドンに並びました。



それは、コンテンツにはしませんでしたけどね。
ほら、なにしろ、基本、プライベートなことですから。
で、その次の年、つまり2016年は、
誰もウィンブルドンには行きませんでした。

そして、2017年。つまり今年。

ちょうさんによれば、
今年は行くかどうしようか迷っていて、
どちらかというと、
「やめておこうかな」と思っていたそうです。

「やっぱり行こう!」と決意したきっかけは、
読者の方からのひと言だったそうです。

今年の3月、六本木ヒルズで
「生活のたのしみ展」という
大きなイベントを開催したとき、
ちょうさんは売り子としてブースに立っていました。
そのとき、ある読者の方が、
ちょうさんのそばにやってきて、
「お礼を言いたくて」とおっしゃったそうです。

その方は、ちょうさんがウィンブルドンに並んだ
2014年のテキスト中継を読んで、
「私もウィンブルドンに行こう!」と決意し、
今年のウィンブルドン行きを計画されたそうです。
それで、ちょうさんにひとこと、
お礼が言いたかったと。

その方の名前は竹中さんとおっしゃいます。
竹中さんのひと言は、
ちょうさんの中に燻る
「ウィンブルドン魂」に火をつけました。
めらめらめら。

「私、今年は、行きます!
 ひとりでも、行きます!」

2015年に一緒に行った
田中と杉本に声を掛けたところ、
ふたりとも「じゃあ行く!」とあっさり同意。
おまけに経理の樋口も
「連れていってください」と言いだし、
4人で行くことになりました、ウィンブルドン。

で、いま、行ってるんですよ。4人。
1週間休んで、イギリスへ。この週末まで。













いいなぁ、いいなぁ、たのしそうだなぁ。
じゃあ、俺も行けばいいんだよなぁ。
そりゃそうなんだよなぁ。

行くとね、ウィンブルドンの街は、
全体にテニス一色でお祭りムードなんですって。







このおいしそうなアイスクリームは
ウィンブルドンの名物で、
下に隠れているイチゴがたまらない、とのこと。

現地では、前に「ほぼ日」で働いていた、
ポンさんやアルバイトのけいちゃんとも合流。





そして! 現地で会ったといえば‥‥。
この旅のきっかけをくださった、
読者の竹中さんです!



竹中さんに「きっかけ」を与えたのが
2014年のちょうさんの決意で、
今年、みんながウィンブルドンに
行くことになった「きっかけ」が
竹中さんのひと言で‥‥。

なんだか、「きっかけ」を贈り合うみたいで
おもしろいですね。
ぼくが言うのも変ですけど、
どうもありがとうございました。

ちょうさんの報告によれば、
列に並んでいるときに
「ほぼ日」の読者の方から
たびたび声をかけられたそうです。
どの方も
「あのコンテンツがきっかけで
 並ぶことにしたんです!」
とおっしゃってくださったそうです。
なんだか、うれしいですねえ。



そして、自分たちの同僚が
ウィンブルドンに行っていると、
日本にいるぼくらにもひとつ、
ちょっとした、たのしみができるんですよ。



そう、つまり、
「ちょうさんたち、映らないかな?」
というやつです。
試合はもちろん観るんですが、
ゲームとゲームのインターバルのとき、
カメラが観客席を映すと‥‥。



「いた? いまいた?」
「どれどれどれ?」
「そこ、そこ、そこ」



「えーーー?」
「どこどこどこ?」
「そこそこそこ!」



「これ、違う?」
「そうじゃない?」
「うーーん、微妙‥‥」

そういった観察と集中のすえ、
見事、キャッチした
テレビの中の同僚の姿をご覧ください。



ちょうさん! 間違いなく!



杉本! 眠いのか! 映ってるぞ!



ジャンボ! ど真ん中!



サンドウィッチを頬張るちょう。
その姿、全世界へ放送。



まあ、なにしろ、たのしそうで、うらやましいぞ。
現地で4人に話しかけてくださった
読者のみなさん、ありがとうございました!



一週間、ウィンブルドンを満喫した4人は
月曜日に帰ってくる予定です。



またこの記事が「きっかけ」になって、
「よし、行くぞ!」と新しい決意が
生まれるのかもしれませんね。



それでは、2017年のウィンブルドンレポート、
このあたりで失礼いたします。
ちょうさんたちが帰ってきてからも、
もちろんウィンブルドン選手権そのものは続きます。
むしろ、熱戦はこれからです。
錦織選手は残念ながら敗退しましたが、
テレビで応援しましょう。

ちなみにこちらは、ちょうさんが撮影した
「たまたま近くを通ったフェデラー」です。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また‥‥いつか?




2017-07-09-SUN