「日本・海辺の町のものがたり/3」 |
人間という生きものは、
地球上の生き物を食べて生きてる動物じゃ。
これ以上便利になっても、
食べ物たちがいなくなっちゃったら
困るだろうにーーーと、シロシはそう思っとった。
そしてそのころ、海辺の小さな町の衆たちも
どうやらこりゃ黙ってはいられないぞ、
と考えておったのじゃ。
だってこのままじゃ、山にも海にも川にも土にも
生き物がいなくなっちまうべ! そりゃたいへんだ。
『われは海の子』、
親は大事にしなきゃバチがあたるってもんだでな。
<さらに、つづく> |
@Hayama/神奈川県 2007 |
|