ほぼ日 |
では、たとえば
ソフトバンク社長「孫交差点」とか‥‥。
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みうら |
いいんじゃないでしょうか。
iPadとか売られたけども、
ほんとうはそれだけ払ってらっしゃって
みなさんに貢献してるんだ、
ということを言わないといけないと思います。
やっぱり、現在の状態だと、
「孫なのに損してねぇじゃねぇか」
ということになってしまうわけですよ。
得の部分ばっかり目立っちゃって
損が目立ってない。
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ほぼ日 |
税金面をはじめ、いろんなことの損が‥‥。
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みうら |
人間て、ほんとうは
トントンなんですよ。
儲けてる人は何かしら取られてます。
それを、
「あいつ、儲けやがって!」
と言ってしまうのは、
損の部分を知らないからです。
突然金入ったやつは、
突然金が入ったぶん、
嫌な目に遭ってます。
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ほぼ日 |
うーん、そうですね。
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みうら |
毎日、金髪の女の人と
キャデラックとかには乗ってません。
それこそ他人から
「金儲けやがって」と言われたり、
嫌なことは、きっと稼いだ分、ありますよ。
その「トントン」が見えない日本の社会に、
一石投じたいとぼくは思います。
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ほぼ日 |
信号機に名前を入れる方式で、
まずは損を浮き彫りに‥‥。
‥‥みうらさん、年金は、
いまのシステムだと
若い世代がいまのお年寄りを支える、
という考え方になってるらしいんです。
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みうら |
ええ。
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ほぼ日 |
ですので、
「あのおじいさんを支えてるんだ」
ということが個人的にわかれば
いいんじゃないかと思うんですが‥‥。
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みうら |
あ、そうです、そうです。
あの島根県のゴンザブロウさんは、
実はこの若者たちが
生活を見ています、とかね。
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ほぼ日 |
そうそう、そうです。
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みうら |
あの人のはいてるステテコは
この若者たちが買ってるんだ、っつったら、
そのおじいさんも、
「あっ、ありがたいなぁ、いまの若者は」
とおっしゃるでしょう。
いま、有機野菜の売り場の札に、
「私が育てました」と
丸く抜いた写真がついてたりしますけども、
そのゴンザブロウおじいさんだって、
若者たちの名前がびっちり入ったステテコを
着てもいいじゃなですか。
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ほぼ日 |
は‥‥はははは。
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みうら |
こんな名前の若者に
支えられて生きてるんだと思えば
ハリもありますよ。
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ほぼ日 |
そうですね。
そうしたら、年金を収める若者も
やりがいが出てきます。
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みうら |
その人たちは、若いときに
おじいさんを食わしてたという、
自負があるわけですから、
30ぐらいになったときに、
ゴンザブロウさんを
探してみようという気になります。
「生きてるかな、まだ」
なんて言ってね?
政府のどっかに電話したら、
「あ、それは島根県の○×さんですよ」
と、すぐにわかるシステムになってて。
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ほぼ日 |
はい。
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みうら |
訪ねていって、生きてらしたら
うれしいじゃないですか。
「ぼくですよ、あんときのステテコ!」
「あーんたやったんかいな、
1回もお礼できへんだけど悪かったなぁ」
というお話で、とてもいいと思います。
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ほぼ日 |
ではあの「ねんきん特別便」も
自分のためじゃなくて、
記録をつなぐための郵便である、と。
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みうら |
そうですね。
「誰々の税金だ」という
名前ぐらいは出てたほうがいいと思います。
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ほぼ日 |
うーん、いまはちょっと
匿名化が進み過ぎてますね。
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みうら |
「個人情報、個人情報」言い過ぎててね。
そういうときにこそ、名前じゃないですか。
何のために人は
名前をつけられてるんですか、
というところですよ。
感謝されるためですよ。
あの人がやってくれたんだ、の
「あの人」のとこに
「タカハシ」と入れることによって
ぐっとよくなりますでしょ。
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ほぼ日 |
おっしゃるとおりです。
しかしいまは、さきほどのお話と
ちょっと重なるんですが、
ご高齢のみなさんの
上手なお金の使い道がない、
とも言われていまして‥‥。
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みうら |
そうでしょ。
ご老人のサークルとか、
あるのかもしれませんけども、
そういうところでは
大量にお金を使うノウハウを
教えてないと思います。
お手玉やりましょうとかいっても、
お手玉は、安いですよ。
100個買ってもぜんぜんいい。
色紙も、折ったりなさってるけど、
そうじゃなくてキャバクラ遊びとかね、
どすっと金がなくなる方法を、
みなさんご存じないんです。
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ほぼ日 |
ああ、そこですか。
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みうら |
それは、自分も知りませんでした。
知らないくせに
否定してはいけないと思ったので、
さきほども申し上げましたが、
ぼくはいっときキャバクラに行ってました。
そして「こんなになくなるんだ」
ということがわかりました。
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ほぼ日 |
ははははは。
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みうら |
それまでは、ただ
「いいじゃん、自分が楽しくて行ってんだから」
なんて思ってたけど、
あそこまでごっそりなくなるとは
思っていませんでした。
ですからみなさんも、あのように、
ごっそりお金を持っていっていただける場所を
知っとくべきだと思います。
セスナ機買ってとか、ヨット買えばいいとか、
そんなのはデカ過ぎてわかりません、
免許もないし。
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ほぼ日 |
はい、はい。
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みうら |
免許がないと使えない、
ましてや、土地とか持つと、もめるんでしょ?
金使う場所、おじいさんは知らないんだから、
連れていってあげるのもまた、
ひとつの方法ですよね。
「ほらこんなになくなってますよ、おじいさん」
と。
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ほぼ日 |
‥‥ははは。
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みうら |
みんな、自分の「好きなこと」ではもう
お金は使い切れないと思います。
そんなに好きなこと、残ってないでしょう?
「まあまあ楽しく」て、
「まあまあ好き」ぐらいのことで
びっくりするほど金がなくなる、
ということが
世の中にはありますからね。
「延長します?」と言われたら、
「はい」って言えばいいだけですよ?
「はい」「はい」「はい」「はい」
言ってれば、ごっそり金がなくなる。
そんな楽なシステムございません。
そういうことを、
若い人も痛い目に遭って
学んでいくといいと思いますし、
そういった、ごっそり使えるパンフレットなどを
作るべきだと思います。
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ほぼ日 |
そうですね、お金の印刷が
消える前に‥‥。
それではみなさん、
本日の力強い動画を
おたのしみください。 |