田島 |
これでバンドやろうか、なんつってな!
これ着ると、からだの動きが妙になるね。
圧迫感があって、軽くなるよ。 |
── |
田島番長、木暮さん、写真が撮れませんので
ビョンビョン飛ばないでください。
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田島 |
なんだか、
飛べそうな気が
するんだよ! |
── |
さすが、日ごろいっしょに
演奏しているメンバー、
ジャンプのリズムが合っています。 |
田島 |
おわ!
さっき言ってたちょっかい出すカメが
さっそくガンをとばしているよ!
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── |
ジャンプでガタガタいわせたからでは?
うわ、ほんとにこっちに来てますね。
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田島 |
威嚇してるよ~~。 |
木暮 |
挑発してるよ~~。 |
田島 |
こわいね、やっぱ。
お前誰だ?って言ってるかんじ。 |
── |
まずはエサをあげて落ち着いてもらいましょう。
番長、おそるおそるエサを
カメの前に落とします。
すると、威嚇していたあいつが
番長の与えたイカのゲソを見つけて
ガジガジ食べはじめました。
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田島 |
かーわいいな。餌付け成功。 |
広瀬 |
カメはふだんクラゲなどを食べていますので、
海でビニールなどのゴミをまちがって
食べてしまうときがあるんです。
このカメも、そういうものを食べてしまって
弱って海岸に流れ着いたんですよ。 |
田島 |
へえ、そうだったのか。 |
── |
手前のカメだけでなく
いろんなカメにエサをあげてくださいね。
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田島 |
エサにつられて、
いっぱいカメが寄ってきたね。 おーぅ!
おーぅ!
(と掛け声をかけて各カメにイカを投げる) |
広瀬 |
それでは、このブラシで
水槽の床を掃除をしていただきましょう。 |
田島 |
え、もう入るんですか。 |
── |
番長、一気に余裕ゼロになっています。 |
木暮 |
おわー、あいつ(威嚇ガメ)、
来るよ、来る! |
田島 |
おーこわいこわい、やばいやばい、 おい木暮木暮!
木暮さん、大丈夫ですか! |
木暮 |
こわいよ。 |
田島 |
これは下をこすればいいんですね?
フンがたくさん落っこってるな。 |
木暮 |
あっ来たよまた!
ブラシに噛みつかれた!! |
田島 |
うっせーなお前!
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── |
木暮さんに怖い部分をまかせ、
もくもくと掃除をする番長です。
しかし、木暮さんも、徐々に
カメを追い払うのに慣れてきたようです。 
ちゅうい:慣れてきたからといって、
ブラシをマイクにしたり、
ギターにしてはいけません。
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田島 |
よし、ここはけっこうキレイになった。
カメは顔はこわいけど、
動きがゆっくりだから
まろやかな気分で掃除ができますね。 |
── |
威嚇をしていたあいつにも
ゆうゆうと近寄れるようになりました。
そのようすを動画でごらんください。
(↑こちらをクリックしていただくと、動画をごらんいただけます。)
水槽の向こう側は、けっこうな人だかり。
でも、誰も「取材」で掃除しているとは
思ってないです。
誰もミュージシャンが掃除しているとは
思ってないです。
誰もオリジナル・ラヴが掃除しているとは
思ってないです。
それは番長が必要以上に
一心不乱に床に腰を入れて
ブラシをかけているからです。
さあ、これでカメとお別れですよ。
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田島 |
じゃあね、バイバイ。
バイバーイ。
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