02 中札内美術村
帯広空港に降り立って、こんな風景の中を進むと‥‥。
きれいに撮れたので、
クリックすると大きくなることにしました。
14万5000平方メートル‥‥という
実感としてまったく分からないほど広大な敷地に
3つの美術館をはじめ、
ギャラリーやレストラン、ショップが点在する
「中札内(なかさつない)美術村」が、見えてきます。
ごぞんじのかたも多いかと思いますが、
この美術村、六花亭がつくって、運営しているんです。
ま、言葉で説明するより、うまく伝わると思うので、
写真メインで、ご紹介しましょう。
こんな道をすすんでいくと‥‥美術館があらわれたりとか。
歩道は廃線となった「国鉄広尾線」のまくら木。
あの「愛国から幸福行きキップ」で有名になった路線です。
クラシック音楽の演奏会も開かれる「北の大地美術館」。
ふと足を止めると、木の杭の先っぽに、ちいさな人が。
あ、キノコ。
一枚ガラスの向こうの自然は、
季節によって変わる大きな絵のようでした。
この「北の大地美術館」の室内空間は
弦楽器がよく響くそうで、
世界的バイオリニストの久保陽子さんも
ここでレコーディングしたとか。
この林、どこまで続くんだろう‥‥と思うと
なんだかこころがぞわぞわしてきます。
日本画家の小泉淳作さんの美術館にて、
京都・建仁寺の天井画の原画。
実際の天井画は「畳108畳」の大きさ。
「畳108畳」とは
「バスケットコート1枚分」とほぼ同じ面積だそうです。
小泉淳作さん。
冬季の閉村中に、特別に入れていただいたこともあり、
すこし黙っていると、
空気の音(?)以外、なーんの音もしません。
それがドキドキして、つい、黙っていたくなります。
この美術村のなかに立っていると
「自然」も美術作品のひとつだなと感じました。
それらが、人間の手でつくった「美しいもの」と調和した、
とてもすてきな空間。
夏の季節に、もういちど行ってみたいなと思いました。
ことしは4月24日からオープンするみたいなので、
みなさんも、足を運んでみては、いかがでしょうか。
最後に、ちょっとしたクイズをひとつ。
すごく味わい深いというか、おしゃれな雰囲気のこの建物。
北海道の名山や欧州の風景画をのこした画家
相原求一朗さんの美術館なのですが、
帯広市内にあった「ある建築物」を移築したそう。
昭和8年に建てられたもので、
当時としては、かなりモダンなデザインだったとか。
その建物、もとはいったい、何だったでしょう?
ヒントは‥‥「入り口」に注目、です。
ひろびろとした館内には、相原求一朗さんの作品がずらり。
さーて、わかりましたか? 駅? ホテル? 銀行か何か?
答えは、 この美術村を案内してくださった
ダンディな岩崎さんの写真をクリックしてみてくださいね!
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