建設中の渋谷PARCOを
見学してきました!
2019年6月下旬のある平日、
ほぼ日のは、
建設工事中の「渋谷PARCO」に向かいました。
オープンまで約5ヶ月の現在、
建物はどのくらいできているのでしょう。
まだまだ基礎工事? 骨組みくらい?
建設の常識をまったく知らない素人4人が
センター街をてくてく歩いていると、
前方の上方に‥‥見えてきました!
こ、これは、大きい!
まさに「そびえ立つ」という感じです。
以前のPARCOパート1とパート3を
合わせたサイズと聞いてましたが、
こんなボリュームになるんですね。
はあーー、すばらしい存在感。胸が踊ります。
期待と、坂を進む運動で心拍数をあげながら、
スペイン坂をのぼりきったところで、また驚きました。
目の前にドーンと!
こんな光景です。
「RCO」のロゴ文字が、外壁にもう、くっついています。
「P」と「A」はまだくっついていませんが、
このきらめく3つの大きなアルファベットは
「さあ、秋にはもう完成だぞ」と
こちらに語りかけているようで。
がぜんテンションが高まってきます。焦りもします。
ここで、完成イメージ図をお見せしましょう。
見学のあとでいただいたものです。
建物1階の真ん中が、通り抜けられる道路になっています。
(パース提供 竹中工務店)
すてきですよね‥‥。
完成後のにぎわいがリアルに伝わってきます。
そしていよいよ、内部の見学です。
渋谷PARCOのスタッフさんたちと合流し、
われわれ4人は現場を囲う壁の向こうに入りました。
「お、おじゃまします」
ヘルメットとマスクを手渡されて、着用。
似合いません。
似合いませんが、安全のためです。
「まずは眺めのいい10階広場に行ってみましょう」
と渋谷PARCOのスタッフさんがおっしゃいました。
忙しく作業を続ける現場の方々のじゃまにならないよう、
4人はエレベーターに乗り込みます。
左・松家、右・光井。緊張とマスクで無言。
チーン。到着。
無言のまま、4人は屋上広場へ。
渋谷の街を、
この高さから見るのははじめてのことです。
広がる景色への感動で、緊張がとけていきます。
「ああーー、気持ちいい‥‥」
両手をいっぱいに広げ、
この場の開放的な雰囲気を山下が表現します。
ふざけすぎてはいけない現場で、山下が精一杯のアクション。
ちなみに、こちらが10階「屋上広場」の完成予想図。
山下が精一杯手を広げて立っているのは、
赤い丸のところです。
(パース提供 竹中工務店)
ふと横を見ると、
光井が目を細めて、何かをうっとりと見つめています。
彼女の視線の先にあるのは、こんな光景でした。
現場を愛し、リスペクトする彼女は、
クレーンが資材を吊るしている様子が
「たまらない」のだそうです。
人が何に魅了されるのか‥‥それは人それぞれです。
「だって、すごくないですか?!
この重たい金属の資材を吊るして
1階まで安全にゆっくりおろすんですよ?!」
いや、すごいと思います。
思うけど、この作業をずっと見てると
時間がなくなってしまいます。
8階を案内してもらいましょう。
われわれの場所ができる8階へ行かないと。
リフトアップを見つめ続ける光井の肩をたたき、
4人でエレベーターへ。
チーン。8階に到着。
足元に気をつけながらすこし進んだところで、
「ここが『ほぼ日曜日』の入り口ですね」
と案内されました。
ここが!!
手に持っていた図面と見比べます。
おお、たしかに、ここが入り口だ‥‥。
うわぁ‥‥こんなにできている‥‥。
目の前にあるこのつくりは、
何度も何度も頭の中で組み立てていたスペースです。
「ほぼ日曜日」のレイアウト!
当たり前です。
当たり前ですが、その事実に感激しています。
こちらは、会場を反対側からみた様子。
ぼくらは穴があくほど図面を見ているので、
「もう、かなり、ほぼ日曜日だ!」と思うのですが、
これを読んでいるみなさんには
「ふつうの工事中の場所」にしか
見えないことでしょう。
「ほぼ日曜日」にも、完成予想図があります。
ご覧ください。
木の床に、白い壁。
この場所で、展覧会や、販売会、
様々なライブイベントを開催していくのです。
催しの内容によって
空間の作り方をいろいろと変化できる場所になるんですよ。
ここに、いろいろな物や人が集まり、
たくさんの出合いが重なっていくんですよね‥‥。
そんな日々が、今からとてもたのしみです。
さて、次は4階です。
4階に「ほぼ日のカルチャん」を見学しに行きましょう。
チーン。到着。
ファッションフロアになる4階の一画に
案内していただきました。
「ここですね、ここがカルチャんです」
ここが!!
ああ‥‥これはたしかに「カルチャん」だ‥‥。
ブルーシートに覆われ、
工事の資材がたくさんありますが、
こちらもまさしく、
図面を見つめながら何度もイメージしていた空間です。
こんなにできている‥‥。
感慨深げな細井。背後の四角いスペースにはモニターが入ります。
「ほぼ日カルチャん」の完成予想図は、こちら。
この場所が、「ほぼ日」の「文化案内所」になります。
木の床、和紙の壁。
自由に位置を変えられる棚。
その時に、ご紹介したいものによって、
空間が変化するという考えは「ほぼ日曜日」と同じ。
こういう場所に、
「いま東京でおもしろいこと」の情報が
次々と集まるのです。
おすすめ展覧会のグッズが買えます。
ほぼ日のグッズも並べましょう。
ちいさな展示のようなことも行いたい。
ああ‥‥やりたいことが膨らみます。
このレポートをお届けしているいまも、
現場の方々は
「ほぼ日曜日」と「ほぼ日カルチャん」の完成に向けて
作業を続けてくださっています。
そうして作られる2つのスペースを、
わたしたちは大切に育てていきたいです。
もちろん、遊びに来てくれるみなさんと一緒に。
充実の見学を終えて、
4人はしみじみと現場を後にしました。
「がんばろうね」
「たのしもうね」
「焦るねー(笑)」
などと言葉を交わしていたそのとき、
光井の足がピタリと止まりました。
上方を指差し、凝視。
「さっきの資材だ!
クレーンがゆっくりおろしてた
さっきの資材がいま一階に!
すばらしくないですか?!」
人が何に心を奪われるのか‥‥それは人それぞれです。
以上が、今回のお知らせでした。
これからもお知らせできることが整う度に、ここで発表していきますね。
「さっきの資材」に感動した後の光井、会社に戻る足取りも軽く。
※渋谷PARCOの公式サイトはこちらからどうぞ
https://shibuya.parco.jp
2019-07-18-THU