イギリスの風刺漫画雑誌Punchの挿絵

木口木版（硬い木の切り口を版面とする版画の技法）で
刷られたイギリスのユーモア雑誌「Punch」の挿絵です。
Punchでは『クマのプーさん』のA.A.Milneが
編集助手として働いていましたが、
この2枚のリトグラフは
プーさんの挿絵を担当した
E.H.シェパードのものとよく似ていますし、
もしかしたらシェパードのものかな、とも思います。

コブラとゴルフクラブがシンクロしている絵の
意味するところは一目瞭然ですね。
しかしもう一枚の方、
紳士がワインを手に語らっている絵が
何を言いたいのか、絵の下の会話文を読んでも
わたしにはピンと来ません。
意味はわからないながらも、
ほのぼのと品があって、いい絵だなと思います。