「豆本カードスタンド」の作り方、
見せていただきました。
こんにちは。です。
本日掲載の「あのひとの『ほぼ日手帳』」では
美篶堂の上島明子さんに
表紙を製本し直した手帳本体を見せていただいています。
(手にお持ちの本が、製本し直した「ほぼ日手帳」)
実はこのときの上島さんへの取材で、
もうひとつ、見せていただいたものがありました。
それは、「TOOLS&TOYS」でも
販売させていただいている
豆本カードスタンドの、製作の様子。
こちらがその、豆本カードスタンド。
かわいい本の形のカード立てです。
ひとつひとつ手作りのため、
細部や開き方まで、とても美しいんです。
いつもは長野県にある製本所で作られているのですが、
とくべつ、事務所で
仕上げの工程の一部を見せていただきました。
お持ちくださったのは製本道具一式と、
こちらの、材料が入った箱。
赤や緑、「jellybeans」の表紙が、
並んで入れられているのも見えます。
「今回お見せするのは、簡単な工程ですが‥‥」と
手を動かしはじめる上島さん。
刷毛で混ぜているのは、製本用の糊。
こちら、豆本の表紙の布と
表紙の芯とを貼り合わせているところ。
たるまないよう、まいた紙の上から
(紙をひっぱりながら)擦ってゆきます。
上島さんの手に、迷いはありません。
本体の開き具合を確認。
よし、大丈夫。
よい
しょっと。
(竹ひごをみぞにはさみ、糊をしっかりつけるために、
重しをしています。)
「実際には、このままもう少し
重しをしておき、糊が固まるのを待ちますが、
これで、ひとまず完成です」
と、上島さん。
工程を見せていただくと、
丁寧に作られていることに、
ますます、かわいさが増して感じられます。
人の手でつくられているものって、
やっぱり嬉しい。
カードスタンド以外にも、
ミニサイズのノートとしても使用できますので、
よければぜひ。
(ノートとしても使える開きのよさは、
手製本ならでは!)
上島さん、どうもありがとうございました。
(田中)