ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

今日は何の日?

こんにちは。

今日は、手帳のテクニックの紹介‥‥
をさせていただきたいのですが、
7月あたりから秋口にかけて、
ほぼ日は全社的にどうしても繁忙期ということもあり、
自分の手帳を見てみると、
白紙ページが続きがちなことがわかりました。
余裕が無くなると、
なかなか手帳と向き合う時間をとれなくなるものですよね‥‥

そこで、以前のニュースでも、
「手帳の白紙ページをどう埋めるのか問題」について
書かせていただいたのですが、
どうやら今日もそういう話になりそうです。

もちろん、ほぼ日手帳は、
「白紙ページを埋めなくてはいけない」
というような、窮屈なものではありません。
実際、ほぼ日の乗組員の手帳を見ると、
真っ白だったりするのもよく見かけます。

ただ、僕の個人的な使いかたとしては、
何かしら「その日だけのとくべつ感」
のようなものを手帳の紙面に出したくて、
後からでも余白を埋めたくなってしまうのですよね。
なんというか、
後で見返した時のお楽しみ要素を用意しておきたいというか‥‥

なので、あくまでそういう場合の、
ひとつのヒントとしてご覧くださいね。

さて、僕がいちばん理想的だと思うのが、
「白紙ページの日付を見返して、その日の出来事を思い出して書く」ということです。
そんな使いかたができたらなと思うのですが、
あいにく僕は記憶力がさっぱりです。
昨日どころか、今日食べたお昼ご飯すら思い出せません‥‥
刻一刻と、いろんなことを忘れてしまいます。

そこで僕が考えたのは、
「今日は何の日?」情報を調べてみることでした。

自分が空欄にした日でも、
何らかの記念日だったり、誰かの誕生日だったり、
世界にとってはとくべつな日のはずです。
そういう情報をヒントに、
余白ページを埋めてみることにしました。

さらに僕は元々、手帳にはその日の出来事や、
観た映画、読んだ本の内容をイラストで残すことが多いので、
同じように絵で記録しようかなと。

具体的には、以下のようになりました。
ざざっとご覧ください。

9月3日
手帳が空欄だったこの日は、1977年に、
王貞治さんが通算756号ホームランを打ち、
それまでの世界記録を更新した日でした。


今は無き後楽園球場での一発。当時を知らない僕でも、ニュース映像でこの光景は何度も目にしました。

9月4日
この日は、1978年に決められた「くしの日」だそうです。
く(9)と4(し)の語呂合わせのようですが、
美容に対する人々の認識を高めてもらうために、
制定されたようです。


制定された頃は、くしが美容についての象徴的なアイコンだったんですね。

9月6日
この日は、「妹の日」でした。
毎年その年に活躍した「妹」だけを対象とした、
「日本妹大賞」のようなイベントも開催されているようです。


僕の中での「妹」といえば、「男はつらいよ」の寅さんの妹、さくらさんです。彼女を主役にしたスピンオフを観てみたいぐらい、苦労の多い妹さんです。

9月9日
この日は「カーネルズ・デー」。
ケンタッキー・フライド・チキンの創設者、
カーネル・サンダースさんの誕生日です。


以前テレビで知ったのですが、店の前に置いてある、おなじみのカーネル・サンダースさんの人形は、全ての店舗に配置されているわけじゃないんですよね。なんだか意外な気がしました。




この方法の面白いところは、
その日がどういう日なのかを調べて、
知ること自体がまず楽しいということでした。
読み返すと、薀蓄が溜まっていくようなうれしさもありそうです。

さらに、
「意味のない日なんて1日もない」
という気づきも得られることができたのも収穫でした。
仮に自分にとっては一見何の変哲もない日でも、
世界にとっては特別な日だったりするものです。

というよりむしろ、
自分の「今日」に、どんな意味付けをするのか。
それ次第で、日々の見え方は、
いかようにも解釈し得るんじゃないかなあなんて思いました。

こんな風に、
自分で「今日は何の日?」を調べることもできますし、
手帳の下段にある「日々の言葉」という、
ほぼ日手帳ならではのコンテンツも、
「今日という日そのものとの一期一会感」のようなものを、実感できる要素だと思います。

みなさんも、
もし余白を埋めたいときがあったら、
これらを参考にしてみてはいかがでしょうか。