ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【文房具紹介】
カンブリアモンスター ペンシルセット(フェバリット)

こんにちは。
本日はとくに文房具を紹介する日ではないのですが、
誠に勝手ながら、こちらを紹介したいとおもいます。
※すみません。あらかじめお伝えしておきますと、
ほぼ日ストアでは取り扱いはしておりません…




こちら(写真手前)は、
カンブリア紀(5億年くらいまえ)の不思議な生物が
プリントされた鉛筆とフィギュアっぽい消しゴムのセットです。
「モンスター」とついているのは、
この時代の生物がとても不思議な形態をしているからだと思います。
(このあたりのことは詳しく話すと長くなってしまいますので、
ぐっとこらえて次へ行きたいと思います。)

写真には2セット写っていますが、
もうひとつは同じメーカーの
「シーラカンス ペンシルセット」です。
こちらは、生きた化石と言われるシーラカンスが
プリントされた鉛筆とフィギュアっぽい消しゴムのセットです。



消しゴムは鉛筆の上に入れられています。
パッケージされ具合がいい感じです。



取り出してみました。
消しゴムはなかなか精巧に作られていますね。

このシーラカンスは、
原生種のラティメリア・カルムナエでしょうか。
シーラカンスといえば、
昔の週刊少年ジャンプの特集で鳥山明さんが
食べていたのを思い出します。

デボン紀(4億年くらい前)から栄えた魚で、
絶滅したと思われていたところ、
1930年代に原生種の存在が確認された幻の魚です。
小さい頃にとても憧れました。

任天堂のゲーム「どうぶつの森」でも
雨の日にしか釣れない魚として登場します。
なかなか釣れないので、釣ったときの喜びもひとしおです。

カンブリアモンスターのほうは、
オパビニアとアノマロカリスという生物の
消しゴムが入ってます。
いずれもカンブリア紀に登場して絶滅した生物です。
バージェス頁岩という地層から発掘された
「バージェス動物群」の代表的な種類の生物です。
このバージェス動物群は、
化石の発見当時はそれほど重要ではないと思われていましたが、
後世の研究で奇妙で貴重な動物群として「再発見」された、
とてもドラマチックな生物です。

オパビニアは目がたくさんあるし、
口は掃除機みたいだし、
なんとも不思議な生物です(化石ですけど)。
アノマロカリスは、この時代のハンターですね。
体長が5、60センチほどもある大型の生物です。
完全体が見つかるまでは、
化石のパーツがそれぞれ別々の生き物と解釈されていたりして、
その発見史もとても面白いです。



鉛筆には、アノマロカリス、ハルキゲニア、
マルレラ、オパビニアのイラストが名前付きで描かれています。
背景には薄くカナダスピスやオレノイデス、ウィワクシア、
ピカイア、ディノミスクス、アミスクウィアといった、
(これらもバージェス動物群の生物です)が描かれています。



もともと、このカンブリアモンスターの
ミニフィギュアを購入したときに見かけて
いっしょに買ったものですが、
おもいのほか(とくに消しゴム)いい買い物でした。
スーパーカー消しゴムやキン肉マン消しゴムを
集めていたのを思い出しました。

童心に帰って消しゴムで遊ぶのも悪くないですね。

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