まつがい
昔、実家に両親といっしょに住んでいた時に、
夜中にトイレに行きたくなり
寝ぼけ眼でフラフラとトイレに行くと、
なんと父が今まさにトイレに入っていきました!
同じ時間にトイレに行きたくなるなんて
親子だなぁ〜と感心しながら、
トイレの目の前で待つのは失礼かな。
と少し離れた薄暗い廊下で、
なぜか体を半分コーナーの壁に隠して
待っていました。
当時の私は長い髪を黒に染めて
白いパジャマを着ていました。
はい。御察しの通り、
トイレから出てきた父は私を見た瞬間、
「う」とも「お」とも
つかない声をあげながら
飛び上がりました。
無口な父の声を久々に聞きました。
(ハロウィーン)
2016-08-28-SUN