気仙沼のほぼ日便り

気仙沼といえば、漁港があって、
漁師まちで‥‥というところまでは、
誰もが「港町・気仙沼」に
対して持ちうるイメージです。
でも、ひとくちに港町といっても、
世界三大漁場と言われる三陸沖で
はたらく漁師さんの生活や、
リアス式海岸の土地で培ってきた
独自の浜の文化のことなど、
実際にはあまり知られていない
気仙沼の姿がたくさんあります。

そこで、そんなに有名ではないけれど、
気仙沼に住んでる人も知らないような、
ちょっとマニアックな魅力を
いろんな方向から見つけてみよう、と、
始まった取り組みがあります。
それが「ば!ば!ば!の場!」です。
ちなみに「ばばば!」とは、
ビックリした時に使う、
このあたりの方言で、
「あまちゃん」
「じぇじぇじぇ!」と
同じような使い方をします。
カンタンで、よく使うので、
気仙沼に訪れた際には、
ぜひ一度使ってみてほしい方言です。

そんな「ば!ば!ば!の場!」は、
5回目となる今回、
気仙沼の古地図をもとに、
今と昔を比べながら
町歩きをするのだそうです。
世の、古地図好きのみなさん!
これだけで、かなりグッとくるでしょう!
って、私は正直、そんなに古地図の
真のおもしろさは
分からないんですけども‥‥
良く知っている場所で、
今と昔で変わっているところを
比べると、発見があります。
たとえば、お寺の場所は変わってないなとか、
このあたりは昔畑だったのかなとか‥‥
地図をみるだけでも
いろいろ楽しみ方はあるのですが、
当日は、講師の先生もいらっしゃるので、
より、街の変化と歴史を
知ることができると思います。

そのほか、ポイントとしては、
参加した方には、
オリジナルバッヂがもらえる
ということをお知らせしておきたいです!
というのも、少しばかりですが、
お手伝いとして、
私はこのバッヂのイラストを
毎回描いているのでした。
これは、いろんな「ば!」(驚き)を
表現しているつもりです。
このバッヂの数で、
これまで参加した回数が分かります。
リピーターになると
「ば!」の数が増えて行くことに
なりますね。

このイラストにも描いたんですが、
これまでに、「塩辛製造の見学」や、
「漁師体験」や「化石さがし」など‥‥
普通の観光ツアーでは
なかなか体験できないようなプログラムが
行われてきました。

おいしいものを食べて帰る、
というだけでなく、
「この場所でしか
作れない思い出をもって帰る」と、
その旅は、忘れられないものに
なるんじゃないでしょうか。
化石発見できた旅、なんて、
ずっと思い出に残りそうです‥‥。

今回の「気仙沼、古地図の旅」は
12月14日(日)と、今週末ですが、
もし気仙沼にいらっしゃる方がいれば、
おすすめしたいな〜と思います。
もちろん、地元のかたもぜひです。
(お問い合わせは
気仙沼市観光コンベンション協会まで
0226-22-4560)