東京海洋大学で
日本の漁業の「資源管理」の
研究をしていらっしゃる
勝川俊雄先生の講演会が
「水産業による地方創生
〜漁業が元気になると、地域が元気になる〜」
というテーマのもと、
気仙沼のアンカーコーヒーさんで行われました!
ほぼ日でも、昨年
と勝川先生の対談が行われ、
「日本の魚は世界一じゃない!?」
という連載で、
対談の様子がまとめられています。
今回勝川先生のお話を聞いてみて、
改めて驚きがたくさんありました。
いくつか、私がメモしたポイントをご紹介すると、
・「漁業の衰退」は日本だけ。
世界的に見ると例外的なことである。
・「サバを一番高く買う日本」が
買っているサバはノルウェー産。
・ノルウェーでサバ漁は「儲かる」商売。
一方で日本のサバ漁は安くて「稼げない」。
などなど‥‥。
ただ、こういった、漁業資源の管理に関しては、
国としての仕組みづくりが必要になります。
そこで「すぐにでも私たちができること」
として、勝川先生が挙げたのが、
「『買い手市場』となっている
現在の漁業の状況を認識し、
『売るための努力』をしていくこと」
そして、
「地域の人とよそ者たちが協力し、
気仙沼の面白いものを
『外からの視点』で探し伝えていくこと」
でした。
これって‥‥
漁業以外にも言えることです。
とくに、震災後の気仙沼に、
必要なことだなぁと思いました。
このときの講演会には、
最近気仙沼に移住してきた人たちや、
若い人たちも沢山あつまりました。
気仙沼出身の人たちと
半々くらいの割合です。
勝川先生も、
これは意外だったとおっしゃっていましたが、
今の気仙沼って、
たしかにそういう感じなんですよ。
外の人と、若い人と、いろんな人が
まざりあって、
気仙沼を楽しく盛り上げていこうと
いろんなことをしています。
私が気仙沼に来たばかりのときは、
震災からちょうど1年後の2012年3月で、
私には気仙沼はとても寒く、
友達もいなかったこともあり
非常に暗いスタートだったことを
思い出します。
あれからたくさんの友達ができて、
私の周りの環境も変わりました。
「今が一番楽しい」と思う、
今日この頃です。