こちらの巨大な水彩画に描かれているのは 南三陸町の防災庁舎だそうです。 震災後私も何度か、 その場所に立ったことがあります。 解体が行われた後の、 基礎だけが残った建物の周りには、 元の街を想像することがむずかしいほど、 草原のように草が生えていたことを思い出します。
こちらの巨大画は宮城県仙台市の せんだいメディアテークにて開催されている 「巨大画で描かれる東日本大震災2」で、 展示されています。 作者は、宮城で制作活動を行っている 画家の加川広重さんです。 縦5.4m、横16.4mの大きな作品なので、 絵画を見るというよりは、 その前に立つ、という気持ちになります。
会場にいらっしゃった加川さん、 それから来場していた方々とも、 自然と震災時の話になりました。
普段私は気仙沼にいますが、 こうして震災の話をするのは久しぶりでした。
会期は1/9(水)までです。 お近くの方はぜひご覧になってみてください。
(サユミ) |