2012/05/25
19:10
こんにちは、
先日金環日食テキスト中継のため
鹿児島の竹島に行っておりました、スガノです。
4日間、ひとりきりの出張だったため
ほぼ日乗組員より「ひまつぶしグッズ」として
餞別をもらいました。
社内のテーブルにダンボールを置き、
5日間くらいのシメキリで
「島でありあまる時間を過ごすためのグッズを
入れてもらう」
というしくみで集めました。
それらひとつひとつを宿で開封したときのようすは
こちらでルポしております。
餞別には、贈り主の名前や
手紙がついていました。
輸送中に名前がはがれてしまったものについても、
東京に戻ってから
「あの本、私が入れたんだよ」と
本人から申請があり、
すべての贈り主が判明していました。
ただし、あるひとつを除いては。
それは、この
「リラックマの海王丸」です。
ホットケーキを持ったシェフスタイルの
リラックマの人形に、
封筒に入った手紙がついていました。
15枚にわたる、手紙です。
ここで一気に公開します。
宿でこれを開封したとき、
だいたいのめぼしはついている
と、私は書きました。
この下手そうでうまい文字。
古くから知りあいなかんじ。
私がモノマネを好きなことを知っている。
手紙の構成がうまい。
これは、である。
竹島の宿からぐっさんにメールで訊いてみました。
「ちがうよー。
ぼくは気持ちだけ、入れたんだよー」
という返信がありました。
つまり、ぐっさんは、
餞別のダンボールに何も入れなかった、と。
次に、私は記憶の権化に
メールを出しました。
「この字、誰か見覚えある?」
すぐに返信。
「それ、さんだよ」
さとうしほちゃんか。
しほちゃんなら、私が浜で日食を見ると
言ってたことも知っている。
そうだ、しほちゃんだ。
モギからも、
「しほちゃんの声で読むと、もう
しほちゃんでしかありえない」
という返信がさらに来て、
そうだよなー、と納得し、その場で原稿に
「だいたいのめぼしはついている」と
書いたのでした。
ところが。
東京に戻ってきて、しほちゃんに
「海王丸、ありがとう」
と告げると、キョットーンという
顔をされてしまいました。
‥‥‥じゃない!!
誰だ?!
誰なんだ?!
あのテキスト中継を見ていたなら、
名乗り出てくれ!
しかも、そもそも
なんで海王丸っていうんだ???
謎が深まった昨夜、私はに相談しました。
永田は、こう言いました。
「この構成のうまさ、
海王丸にルビを振るところ、
海王丸という名前が一度だけでは半端なので
最後にもういちど出しているところ、
スガノとの距離感、
これはもう、に違いない。
ナニ? 字が違う?
字を書きわけることなんて、
あの人にはお手のものだよ。
これは絶対、百パー、シェフ!
もし違ったら、この手紙を
『ただいま製作中!』に公開して
誰ですか、と問え」
そうかー。このうまさ。
不気味な匿名性。
演出できるのは、シェフしかいない。
シェフとはもう、20年来のつきあいです。
なかよしです。そうだ、そうだよ。
一夜明けて本日。
シェフに
「海王丸、ありがとうございました」
と声をかけました。
「‥‥‥‥‥‥‥」
ちがう?
「‥‥‥なんのこと?」
というわけで、永田の命令どおり、
ここに公開し、
これを贈ってくれた乗組員を
探すことになったのです。
左の15枚の手紙を読んでください。
誰が書いたものでしょうか。
先日金環日食テキスト中継のため
鹿児島の竹島に行っておりました、スガノです。
4日間、ひとりきりの出張だったため
ほぼ日乗組員より「ひまつぶしグッズ」として
餞別をもらいました。
社内のテーブルにダンボールを置き、
5日間くらいのシメキリで
「島でありあまる時間を過ごすためのグッズを
入れてもらう」
というしくみで集めました。
それらひとつひとつを宿で開封したときのようすは
こちらでルポしております。
餞別には、贈り主の名前や
手紙がついていました。
輸送中に名前がはがれてしまったものについても、
東京に戻ってから
「あの本、私が入れたんだよ」と
本人から申請があり、
すべての贈り主が判明していました。
ただし、あるひとつを除いては。
それは、この
「リラックマの海王丸」です。
ホットケーキを持ったシェフスタイルの
リラックマの人形に、
封筒に入った手紙がついていました。
15枚にわたる、手紙です。
ここで一気に公開します。
宿でこれを開封したとき、
だいたいのめぼしはついている
と、私は書きました。
この下手そうでうまい文字。
古くから知りあいなかんじ。
私がモノマネを好きなことを知っている。
手紙の構成がうまい。
これは、である。
竹島の宿からぐっさんにメールで訊いてみました。
「ちがうよー。
ぼくは気持ちだけ、入れたんだよー」
という返信がありました。
つまり、ぐっさんは、
餞別のダンボールに何も入れなかった、と。
次に、私は記憶の権化に
メールを出しました。
「この字、誰か見覚えある?」
すぐに返信。
「それ、さんだよ」
さとうしほちゃんか。
しほちゃんなら、私が浜で日食を見ると
言ってたことも知っている。
そうだ、しほちゃんだ。
モギからも、
「しほちゃんの声で読むと、もう
しほちゃんでしかありえない」
という返信がさらに来て、
そうだよなー、と納得し、その場で原稿に
「だいたいのめぼしはついている」と
書いたのでした。
ところが。
東京に戻ってきて、しほちゃんに
「海王丸、ありがとう」
と告げると、キョットーンという
顔をされてしまいました。
‥‥‥じゃない!!
誰だ?!
誰なんだ?!
あのテキスト中継を見ていたなら、
名乗り出てくれ!
しかも、そもそも
なんで海王丸っていうんだ???
謎が深まった昨夜、私はに相談しました。
永田は、こう言いました。
「この構成のうまさ、
海王丸にルビを振るところ、
海王丸という名前が一度だけでは半端なので
最後にもういちど出しているところ、
スガノとの距離感、
これはもう、に違いない。
ナニ? 字が違う?
字を書きわけることなんて、
あの人にはお手のものだよ。
これは絶対、百パー、シェフ!
もし違ったら、この手紙を
『ただいま製作中!』に公開して
誰ですか、と問え」
そうかー。このうまさ。
不気味な匿名性。
演出できるのは、シェフしかいない。
シェフとはもう、20年来のつきあいです。
なかよしです。そうだ、そうだよ。
一夜明けて本日。
シェフに
「海王丸、ありがとうございました」
と声をかけました。
「‥‥‥‥‥‥‥」
ちがう?
「‥‥‥なんのこと?」
というわけで、永田の命令どおり、
ここに公開し、
これを贈ってくれた乗組員を
探すことになったのです。
左の15枚の手紙を読んでください。
誰が書いたものでしょうか。